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論語を読む  作者: 三河
泰伯
191/196

士不可以不弘毅

・原文

曾子曰

士不可以不弘毅。

任重而道遠。

仁以爲己任。

不亦重乎。

死而後已。

不亦遠乎。


・書き下し

(そう)()(いわ)

()(もっ)弘毅(こうき)ならざる()からず。

(にん)(おも)くして(みち)(とお)し。

(じん)(もっ)(おの)(にん)()す。

(また)(おも)からずや。

()して(のち)()む。

(また)(とお)からずや。


・解釈

曾さんが言われた。

『士たるもの気宇壮大・不撓不屈でなければならぬ』

『任は重く、道のりは果てしないからである』

『仁こそが我が任である』

『なんと重い事か』

『これが死ぬまで続く』

『なんと遠い道のりか』


・私言

自分の道が明確に見えているってのは幸せなことよ


・用語

士:志あるもの

弘毅(こうき):度量が大きく意志が強い事


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