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論語を読む  作者: 三河
泰伯
187/196

曾子有疾

・原文

曾子有疾。


召門弟子曰

啓予足、啓予手。


詩云、戰戰兢兢、如臨深淵、如履薄冰。

而今而後、吾知免夫、小子。


・書き下し

曾子(そうし)(しつ)()り。

門弟(もんてい)()()して(いわ)

()(あし)(ひら)け、()()(ひら)け。

()()う、戦戦(せんせん)兢兢(きょうきょう)として、深淵(しんえん)(のぞ)むが(ごと)く、薄冰(はくひょう)()むが(ごと)しと。

(いま)よりして(のち)(われ)(まぬか)るるを()るかな、小子(しょうし)


・解釈

曾さんが重い病を患った。

門弟を集めて言われた。

『我が足をよく見よ、我が手をよく見よ、大事無く生きて来れた』

『詩経に、生きるとは深い淵を行くように、薄い氷の上を踏み歩くように、恐れ慄き謹む事だとある』

『ようやく人生の気苦労から解放されるのだよ、君たち』


・私言

死に臨んでこそ気が楽になることもあろう


・用語

(ひら)け:開く

戦戦(せんせん):恐れ慄く

兢兢(きょうきょう):恐れ謹む

小子:君たち、諸君

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