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論語を読む  作者: 三河
述而
183/196

君子坦蕩蕩

・原文

子曰

君子坦蕩蕩。

小人長戚戚。


・書き下し

子曰(しいわ)

君子(くんし)(たん)として蕩蕩(とうとう)たり。

小人(しょうじん)(とこ)しなえに戚戚(せきせき)たり。


・解釈

先師は言われた。

『人物は心穏やかに悠々としている』

『俗物はいつも落ち着きがない』


・私言

上に立つ人は安定していて欲しいよね。

情緒不安定でコロコロ言う事が変わるようでは下が困る。


・用語

(たん):落ち着いている。安定している。

蕩蕩(とうとう):穏やかで広く大きいさま。

戚戚(せきせき):びくびく、くよくよしているさま。


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