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論語を読む  作者: 三河
述而
180/196

若聖與仁

・原文

子曰

若聖與仁、則吾豈敢。

抑爲之不厭、誨人不倦、則可謂云爾已矣。

公西華曰、正唯弟子不能學也。


・書き下し

子曰(しいわ)

(せい)(じん)との(ごと)きは、(すなわ)(われ)()()えてせんや。

抑〻(そもそも)(これ)(まな)びて(いと)わず、(ひと)(おし)えて(うま)ざるは、(すなわ)(しか)()うと()(べき)のみ。

公西(こうせい)()(いわ)

(まさ)(ただ)(てい)()(まな)(あた)わざるなり。


・解釈

先師は言われた。

『聖や仁などと言ったものは、私には到底およびつかぬもの』

『それを目指して学ぶことを厭わず、飽くことなく人に教える。ただそれだけの事である』


公西(こうせい)()さんが言われた。

『ただそれだけの事、それが私たち弟子にはまねのできない事なのです』


・私言

孔子さんは聖や仁をどれだけの高みに置いているのだろうか?

もはや神格化に等しい気がするね


・用語

公西(こうせい)():孔子さんの弟子、姓は公西、名は赤、字は子華、儀式に詳しかったそうな


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