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論語を読む  作者: 三河
述而
176/196

仁遠乎哉

・原文

子曰

仁遠乎哉。

我欲仁、斯仁至矣。


・書き下し

子曰(しいわ)

(じん)(とお)からんや。

(われ)(じん)(ほっ)すれば、(ここ)(じん)(いた)る。


・解釈

先師は言われた。

『仁とは容易に辿り着けぬ遥か彼方にあるわけではない』

『仁を求めんと欲すれば、すぐさまここに現れるものなのだ』


・私言

仁とは、理想ではあるが自分には縁遠いようなものでは無く、己の心がけ次第で手に入れられるものである。

と言ったところであろうか


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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