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論語を読む  作者: 三河
述而
175/196

互郷難與言

・原文

互郷難與言。

童子見。

門人惑。


子曰

與其進也。

不與其退也。

唯何甚。

人絜己以進、與其絜也。

不保其往也。


・書き下し

互郷(ごきょう)(とも)()(がた)し。

童子(どうじ)(まみ)ゆ。

門人(もんじん)(まど)う。


子曰(しいわ)

()(すす)むに(くみ)するなり。

()退(しりぞ)くに(くみ)せざるなり。

(ただ)(なん)(はなは)だしきや。

(ひと)(おのれ)(きよ)くして(もっ)(すす)めば、()(きよ)きに(くみ)するなり。

()(おう)()せざるなり。


・解釈

互郷(ごきょう)というはみ出し者の村があった。

その村出身の子供が入門を許されので、弟子たちは驚き戸惑った。


先師は言われた。

『正道を進もうとしている者を援けるのであって、退こうとする者を援けるのではない』

『何をそう騒ぐのだ?』

『人が今、身を正しくして進もうとしているのであれば、その正しさを援けるだけだ』

『だがこの先も正しい道を歩めるかは与り知らぬ事よ』


・私言

昔悪い事をしていた人が改心したからと言って、なかなか信じられるものでは無い。

弟子の戸惑いも道理である。

しかし今、正しい道に進もうとしているのなら、それを応援しようではないかと言うわけだ。

もっとも応援はするけど、そのまま歩めるかは保証できない。

それはごもっともである。


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