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論語を読む  作者: 三河
述而
172/196

聖人吾不得而見之矣

・原文

子曰

聖人吾不得而見之矣。

得見君子者、斯可矣。


子曰

善人吾不得而見之矣。

得見有恆者、斯可矣。

亡而爲有、虚而爲盈、約而爲泰。

難乎有恆矣。


・書き下し

子曰(しいわ)

聖人(せいじん)(われ)()(これ)()ず。

君子(くんし)(しゃ)()ることを()れば、(ここ)()なり。


子曰(しいわ)

善人(ぜんにん)(われ)()(これ)()ず。

(つね)()(もの)()ることを()れば、(ここ)()なり。

()くして()りと()し、(むなし)くして(みて)りと()し、(やく)にして(たい)なりと()す。

(がた)いかな(つね)()ること。


・解釈

先師は言われた

『聖人は見かける事は無い』

『君子を見ることが出来れば、上々である』


先師は言われた

『善人も見かける事は無い』

『心変わらず正しい者を見ることが出来れば、上々である』

『無い物を有るように、空虚なのに充実しているように、困っているのに安泰であるように装う』

『心を変えぬというのは難しいものである』


・私言

見栄を張らず、己に正直な者はなかなか居ないということかな

いつの世も同じだね


・用語

聖人:完全無欠な道徳心を持つ人

善人:善き人

有恒者:恒心が有る者

恒心:変化せぬ正しい心

亡而為有:無いのに有るように装う

虚而為盈 :虚ろなのに溢れ出るかのように装う

約而為泰:困って苦しいのに安泰であるかのように装う


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