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論語を読む  作者: 三河
述而
170/196

二三子以我爲隱乎

・原文

子曰

二三子以我爲隱乎。

吾無隱乎爾。

吾無行而不與二三子者。

是丘也。


・書き下し

子曰(しいわ)

二三子(にさんし)(われ)(もっ)(かく)せりと()すか。

(われ)(なんじ)(かく)すこと()し。

(われ)(おこな)うとして二三子(にさんし)(とも)にせざる(もの)()し。

(これ)(きゅう)なり。


・解釈

先師は言われた。

『諸君は私が何か隠していると思うのか?』

『私があなた達に隠している事なぞ無い』

『私はなにをするにも諸君と一緒ではないか』

『それが丘という人なのだよ』


・私言

何か秘伝の教えでもあるのかと勘繰られたのかな?


・用語

二三子(にさんし):2~3人ではない、諸君や君達などといった呼びかけ

(きゅう):孔子さんの名前、姓は孔、諱は丘、字は仲尼、孔子は尊称


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