154/196
志於道
・原文
子曰
志於道、據於德、依於仁、游於藝。
・書き下し文
子曰く
道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に游ぶ。
・解釈
先師は言われた。
『正道を目指し、人徳を心支えに、仁徳を忘れず、教養を嗜む』
・私言
教養についてはそこまで気負わず、大事なのは道徳の心ってことかな
・用語
道:儒教における社会規範や道理
徳:超訳すると『社会秩序を保つにあたり、人の有すべきレベル』高ければ高いほど善き統治者という事
仁:人に対する労わりや優しさ、思いやる気持ち
芸:君主たるべき者の教養、六芸(礼・楽・射・御・書・数)
六芸:礼(道徳教養)・楽(音楽)・射(弓射)・御(馬車操術)・書(文学)・数(算術)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




