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論語を読む  作者: 三河
雍也
142/196

齊一變

・原文

子曰

齊一變、至於魯。

魯一變、至於道。


・書き下し文

()(いわ)

(せい)一変(いっぺん)せば、()(いた)らん。

()一変(いっぺん)せば、(みち)(いた)らん。


・解釈

先師が言われた。

『斉国を変革させれば魯国のように発展するだろう』

『魯国を変革させれば道義の国へと発展するだろう』


・私言

孔子さん的には斉国<魯国なんだね。

国勢的には斉国>魯国である。

しかし、文化伝統は魯国の方が残っていたそうである。


・用語

斉:周の名軍師、太公望を祖として戦国七雄に数えられる大国。

魯:周の開祖、武王の甥を祖とする。周囲の大国に翻弄される小国なれど周の文化や伝統を受け継いでいた。

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