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論語を読む  作者: 三河
雍也
136/196

質勝文則野

・原文

子曰

質勝文則野。

文勝質則史。

文質彬彬、然後君子。


・書き下し文

()(いわ)

(しつ)(ぶん)()てば(すなわ)()なり。

(ぶん)(しつ)()てば(すなわ)()なり。

文質(ぶんしつ)彬彬(ひんぴん)として、(しか)(のち)(くん)()なり。


・解釈

先師は言われた。

『本質が教養に勝れば、すなわち田舎者である』

『教養が本質に勝れば、すなわち鍍金である』

『本質と教養の調和が取れてこその君子である』


・私言

何事もバランスが大事だね。

ただ問題は、誰しも『自分はバランスが取れている』と思い込んでいることだ。

自分の立ち位置は自分ではなかなか気が付きにくい。


※後述するが『史』とは文章を掌る役人の事であり、『書類は書式が整っているのが大事で中身は二の次』といういかにも役人的な意として扱われている。

なので解釈としては、『外側の見栄えはするが、中身が無い』として鍍金と表現する。


・用語

質:本質・資質・質朴さ

文:教養・見栄えの良さ

野:粗野・田舎者

史:文章を掌る役人

彬彬(ひんぴん):調和が取れてい入る様


・余談

文質(ぶんしつ)彬彬(ひんぴん):故事成語・外観と実質のつり合いが取れている様


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