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論語を読む  作者: 三河
雍也
135/196

誰能出不由戶

・原文

子曰

誰能出不由戶。

何莫由斯道也。


・書き下し文

()(いわ)

(たれ)()()づるに()()らざらん。

(なん)()(みち)()ること()きや。


・解釈

先師は言われた。

『誰しも家を出る時は戸口を通るものだ』

『なのになぜ、人として正しい道を通ろうとしないのだろうか』


・私言

【道】は孔子さんのいうところの【人として正しい生き方】であり、道路では無い。

人は正しい道がわかっていても楽な方に流れてしまうことはままある。

人間だれしも聖人君子というわけにはいかない。


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