表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
論語を読む  作者: 三河
雍也
133/196

子曰孟之反不伐

・原文

子曰

孟之反不伐。

奔而殿。


將入門、策其馬曰

非敢後也、馬不進也。


・書き下し文

()(いわ)

(もう)()(はん)(ほこ)らず。

(はし)りて殿(でん)たり。

(まさ)(もん)()らんとするや、()(うま)(むち)うちて(いわ)

(あえ)(おくれ)たるに(あら)ず、(うま)(すす)まざればなりと。


・解釈

(もう)()(はん)さんは己の功績を誇らない。

敗走の殿(しんがり)を勤め、ようやく城門に入ろうとした時に、馬に鞭を当てて言われた。

『進んで殿軍を勤めたのではない、馬が足が遅く走らなかったからだ』と


・私言

もしここで『自分が殿を勤めたおかげだ』などと言っていたら、味方に不和が発生するだろう。

負け戦で意気消沈している時に不和が発生したら、収拾つかなくなってしまう。


・用語

殿(しんがり):軍隊の撤退時に隊列の最後尾にて敵の追撃を防ぎ味方を逃がす役目、勝ち戦で勢いに乗っている敵を負け戦で士気低い味方を指揮して相手せねばならず、非常に苦しく危険な戦いを強いられるため優れた将が任じられる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ