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論語を読む  作者: 三河
雍也
130/196

冉求曰非不說子之道

・原文

冉求曰

非不說子之道。

力不足也。


子曰

力不足者、中道而廢。

今女畫。


・書き下し文

冉求(ぜんきゅう)(いわ)

()(みち)(よろこ)ばざるに(あら)ず。

(ちから)()らざるなり。


()(いわ)

(ちから)()らざる(もの)は、(ちゅう)(どう)にして(はい)す。

(いま)(なんじ)(かぎ)れり。


・解釈

冉求(ぜんきゅう)さんが言われた。

『先生の説かれる道に納得できないわけではないのです。』

『ただ、私の力量が足りないのです。』


先師は言われた。

『真に力量の足りぬ者ならば、途中で辞めてしまうだろう。』

『今のお前は自分の力量に自分で限界を設けている。』


・私言

現代でも通じる『自分の限界を自分で決めるな』という事だろう。

しかし、この言葉も善し悪しだ思うんだよね。

まだ伸びしろがあるなら善い言葉だが、もう頭打ちなら限界はやっぱり限界なわけである。


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