表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
論語を読む  作者: 三河
雍也
121/196

雍也

・原文

子曰

雍也可使南面。


仲弓問子桑伯子。


子曰

可也。

簡。


仲弓曰

居敬而行簡、以臨其民、不亦可乎。

居簡而行簡、無乃大簡乎。


子曰

雍之言然。


・書き下し文

子曰(しいわ)

(よう)南面(なんめん)せしむ()し。


仲弓(ちゅうきゅう)()(そう)(はく)()()う。


()(いわ)

()なり。

(かん)なり。


仲弓(ちゅうきゅう)(いわ)

(けい)()(かん)(おこな)い、(もっ)()(たみ)(のぞ)むは、(また)()ならずや。

(かん)()(かん)(おこな)うは、(すなわ)大簡(たいか)んなること()からんや。


()(いわ)

(よう)(げん)(しか)り。


・解釈

先生は言われた。

(よう)は君主の座に相応しい』


仲弓さんが、()(そう)(はく)()について問うた時


先生は言われた。

『おおらかで、よい人物だ』


仲弓さんがさらに尋ねた。

『思索は慎重で、行動はおおらかにするのが、為政にあたりよろしいかと存じます』

『しかし、思索もおおらか、行動もおおらかでは、おざなりではありませんか?』


先生は言われた。

『確かに(よう)の言うとおりだ』


・私言

自分の考えの誤りを指摘した門人に対し、指摘を受け入れ訂正し、かつそれを公言する姿勢は立派なものだと思う。


・用語

雍:姓は冉、名は雍、字を仲弓、孔子の門人で29歳年下

()(そう)(はく)():誰なのかわからんらしい

南面:玉座は部屋の北側にあり、その座に座る君主は南側を向いて政治をすることから、転じて君主の位


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ