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已矣乎
・原文
子曰
已矣乎、吾未見能見其過、而内自訟者也。
・書き下し文
子曰く
已んぬるかな、吾未だ能く其の過ちを見て、内に自ら訟むる者を見ざるなり。
・解釈
もはやどうしようもない。
私は未だに、自らの過ちに気付き、自らを責める人を見たことがない。
・私言
つまり、孔子さん自身も出来てないってことなのだろうか?
・余談
已矣乎:憂い嘆き絶望する事、もはや打つ手なく悲劇を受け入れざるを得ない時などに使う。
『やんなるな』(嫌になるな)ではないので要注意。
意味はともかく響きが好きな言葉である。
終電を逃した時、恋人に別れを告げられた時、一世一代の大勝負に敗れた時、そんな時にどうぞ一言
【やんぬるかな・・・】
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