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子貢曰 夫子之文章
・原文
子貢曰
夫子之文章、可得而聞也。
夫子之言性與天道、不可得而聞也。
・書き下し文
子貢曰く
夫子の文章は、得て聞く可きなり。
夫子の性と天道とを言うは、得て聞く可からざるなり。
・解釈
子貢さんが言われた。
『先生のお話はいつでも伺えるが、お考えの本質はなかなか伺うことができない』
・私言
考えを言葉にするってのは難しい。
また精進がたらないと理解が及ばない、下手すれば曲解するかもしれない。
なので『コイツなら理解できるだろう』と見込んだ人にしか話さなかったのかもしれない。
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