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論語を読む  作者: 三河
公治長
101/196

子謂子貢曰

・原文

子謂子貢曰

女與回也孰愈。

對曰

賜也何敢望回。

回也聞一以知十。

賜也聞一以知二。

子曰

弗如也。

吾與女弗如也。


・書き下し文

()子貢(しこう)()いて(いわ)

(なんじ)(かい)(いず)れか(まさ)れる。

(こた)えて(いわ)

()(なん)()えて(かい)(のぞ)まん。

(かい)(いつ)()いて(もっ)(じゅう)を知しる。

()(いつ)()いて(もっ)()()るのみ。

子曰(しいわ)

()かざるなり。

(われ)(なんじ)()かざるなり。


・解釈

先生が子貢さんに言われた。

『お前と回、どちらが優れていると思う?』

子貢さんは答えた。

『私なんぞがなぜ回さんの相手になりましょうか』

『回さんは一を聞いて十を知りますが、私は一を聞いても二を知るのが精々です』

先生は言われた。

『そうだな、私もお前も回にはかなわないな』


・私言

これが『一を聞いて十を知る』の由来である。

もしクイズで『一を聞いて十を知ったのは誰か?』と問われたら、姓は顔、名を回、(あざな)子淵(しえん)、と答えよう。

回さんは相当に優秀で将来を嘱望されていたが、早世し孔子さんは大いに嘆いたそうな。


回さんって為政の吾與回言終で

『コイツは何も返さないから馬鹿なんじゃないかと思ったりするが、時々ハッとさせられることがある』

って言われた人なんだが、聞いた事をその場で理解してたから返さなかったのかな?


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