設定集その2 若干のネタバレあり
注意
ストーリーのネタバレはありませんが、一部のスキルなど本編に出てない内容も含まれます。
見なくても本編を理解するのに支障はないので見たくない人は飛ばしてください。
錬金
MPを消費して錬金素材などを用いて錬金アイテムを作ることができる。
レベルによって作れるアイテムの種類や利用できる素材、消費するMPの量などが変わる。
*錬金術師の秘奥があればダンジョン由来の物を錬金素材に解体、分析が可能となる。それらを一定数解析すると錬金素材などで解析した物を錬金できるようになる。なお消費MPも全て1となる。
新鮮なものでないと素材の解析率は上がらない。
錬金素材作成
レベルⅠで錬成水と錬金水
レベルⅡで錬成砂と錬金砂
レベルⅢで錬成草と錬金草
レベルⅣで錬成土と錬金土
レベルⅤで錬成紙と錬金紙
レベル?で錬成魂と錬金魂?
レベル?で錬成肉と錬金肉?
それ以外は不明。
錬金真眼 レベルアップ条件はレシピ収集と一定以上のステータス
レベルⅠで視力強化、透視、鑑定、錬金アイテムレシピ化
レベルⅡでMP消費の自動修復機能
それ以降は不明
錬金剣士
レベルⅢで簡易錬金釜と簡易錬金モノクルのレシピ
それ以降は不明
水銃
周囲の水を弾丸に変えて放つことができるスキル。
スキルレベルが低いと周囲に水がない場合は発動できない。
スキルレベルが上がれば水がなくても発動できるが、水があれば威力上昇や消費MP軽減などの付属効果が発動する。
威力はスキル発動者のスキルレベルとINTに依存する。
レベルによって最大威力が決まっているためレベルが足りないとINTがどれだけ高くても一定の威力までしか出せない。
二章終了時点でのステータスとスキル
八代 夜一
ランク9
ステータス
HP 104
MP 96
STR 92
VIT 87
INT 89
MID 105
AGI 90
DEX 91
LUC 82
スキル 錬金レベルⅢ 錬金素材作成レベルⅢ 錬金真眼レベルⅡ 霊薬作成レベルⅠ アルケミーボックス 錬金術の秘奥 剣技覚醒 水銃レベルⅠ
ジョブ 錬金剣士レベルⅢ
ダンジョンアイテムについて
全てに共通するのがダンジョンの外だとその効果が半減する。
装備品のステータス補強効果
剣などの武器や盾や鎧のような防具、またはアクセサリーなどその種類は多岐に渡る。
大抵の装備は装備者に何らかのステータス補強が掛かる。
剣を装備すればSTRが上昇、盾や鎧であればVITが上昇、杖でINT、靴でAGIのような形で。
ただし補強効果が高い装備は一定のランクやステータスが求められる。それを満たせないと効果が半減したり、そもそも装備できなかったりする。
多くの装備品はランク10を最低条件に持つ物が多い。
特性あるいは特殊能力
ステータス強化以外の特殊な効果のこと
例は浄化
対アンデット特攻であり、アンデット相手になら二倍から最大で十倍のダメージを出せるようになる。その倍率は攻撃の度に変化して装備者のLUCの値によって変化する。
またアンデットになら本来通用しない攻撃でも通るようになる。
こちらもランク10以上になると効果を発揮するものが多い。(浄化は例外的にランク1でも発揮する)
回復薬
出回っているのは主に三種類。
体力回復薬・魔力回復薬・異常回復薬。
ダンジョン産の物はどれも品質が0。その効果もドロップしてから三ヶ月と決まっている。
それを過ぎるとただの不味いだけの液体になる。なお効果はあっても不味いのに変わりはない。
なおその期限はあくまで蓋を開けないで保管できる期間のことであり、開封した場合は数十分ほどで効果が失われる。
今のところ品質を上げると延びる期間は封を切る前のものの話であり、封を切った後の方は変化なし。
短期間に使い過ぎると効果が半減したり効かなくなったりするなどの副作用がある。(霊薬作成スキル所有者が作成した回復薬ではこの副作用は軽減される)
体力回復薬
ダンジョン内では使用すればHPを300回復する。
またHPが満タンでも疲労している場合に使ったら疲労感が消えるなどのスタミナ回復効果も確認されている。
魔力回復薬
ダンジョン内で使用すればMPを150回復する。
また飲むと心が落ち着く作用があるとされている。
異常回復薬。
大半の状態異常を回復する。
また一部の病気に効果を発揮する事例も発見されている。
各種ステータスアップポーション
ダンジョンで極稀にドロップする。ただしそれはどれも低位の品質0のみ。
服用すれば該当するステータスを恒久的に上昇させる。
品質によって効果が変わる。ダンジョンドロップでは全て品質は0となっている。
低位は1~3
中位は4~6
高位は7~10
各種ステータスブースト薬
ダンジョンでそれなりの数がドロップする。これには低位や高位などはなく一種類のみで品質もなし。
該当するステータスを服用してから一定時間のみ30上昇させる。
別の種類であれば同時に服用しても問題ないが同じ種類を重ねて服用すると副作用がある。
三重強化では薬系のダンジョンアイテムが効かなくなり、最大HPが減少し続けることが確認されている。
なおこれは霊薬でもなければ錬金アイテムでもない。
ダンジョンでは恒常的なステータスアイテムは滅多にドロップせず、これ系の代償を払って一定時間の強化をするものがドロップすることが多い。
霊薬の素
霊薬を作る際に必ず素材として必要となるもの。
錬金アイテムとしては珍しく低位や高位もなければ品質も存在しない。
その他
各種経験値倍増ポーションなどは品質のみ存在する。
その名の通り一定期間、該当する獲得する経験値を増やす。
品質によってその時間と効果倍率、保存期間が変化する。
ランク及びレベルアップポーション
これも品質のみ。
飲めば該当するランクやレベルの次までの必要経験値を満たす形で1つ上の段階に上昇させられる。(ただし一定のステータスなど経験値以外が必要な場合はそれらの条件を満たさなければ上がらない)
品質によって保存期間が変わる。
リセットポーション
品質のみ。
一部のスキルやジョブ以外を全てなかったことにしてランク1にするやり直しの薬。
品質によって保存期間が変わる。
世界観と豆知識 後々に本編で出てくる内容もあるので読む際は自己責任で
ダンジョン産アイテムを利用した新たな物や技術の開発
ダンジョンで取れるアイテム(魔物の死体や生息している草花、ドロップ品である傷薬や回復薬などのこと)を現実世界の物を組み合わせるなどして、これまでにない新しい製品や技術が発明される事例が確認されている。
ただし単にダンジョン産のアイテムと現実世界の物を配合するとアイテムとしての効果が失われてしまう場合が多い。
回復薬などはそれが極端に多く、その回復効果を残すことは困難を極めていた。
それもあってアイテムの効果を残して活用するためには多額を投資した研究開発が必要となる。
その困難を乗り越えたとした代表例として知られる傷薬を配合した化粧水はシミや皺などが塗るだけで消えていく代物となっている。
ダンジョンとスポーツ界の関係
ダンジョン発生初期はステータスによる肉体強化の効果が認知されていなかった、あるいは微々たるものと思われていたので見向きもされていなかった。
ただ年数を経るごとに探索者がダンジョン外でも超人的な身体能力を発揮できるようになってきて、段々とトレーニングとしてダンジョン攻略を考え始める選手達が現れ始めている。
そして三年ほど前にある格闘技で探索者が圧倒的な成績を残したことで事態を重く見た格闘技界隈では探索者と非探索者で階級を分けることが実行される。
現在では大半のスポーツにおいて探索者と非探索者によって競技が分けられる形となっている。
ダンジョンと医療
傷薬や回復薬などの超常の効果を発揮する薬が現れたことで一時的に医療や製薬界隈は衰退の兆しを見せていた。
だがそれらがそう簡単に手に入らない事。更にそれらを利用して新たな新薬の開発などが出来ると分かってからは逆に発展が著しい分野となった。
中には不治の病とされたものも治せる薬の開発が進むなどしている。
ただし旧態依然とした組織ではダンジョン産のアイテムがどんな副作用を持っているか分からないとして否定的。
日本は保守的な面が強いこともあって世界と比べるとそういったダンジョン医療はあまり発展していないのが現状。
ダンジョン特許
ダンジョンアイテムを素材などで利用して新たに開発した物や技術に対する特許。
基本的には世界ダンジョン機構が審査しており、ここで特許が認められた場合はその物や技術を守るために他の者が扱う際に一定の特許料を支払わなければならないと決められている。
日本に限定するなら日本ダンジョン協会がその役割を果たしているが、そこでの特許では日本以外に影響を及ぼすことが出来ない。
五年前に出来た組織でありながらあっという間にそんな審査をする権利まで得ている状況に一部では不自然だという不満の声も出ているが、実際に役に立っている面が大きいこともあってその声はあまり多くはない。
世界ダンジョン機構とその軍事力
世界ダンジョン機構自体は軍隊を所持していないことになっている。
ただし所属している探索者をどこに派遣させるかなどである一定の決定権を握っている状態であり、それによって疑似的な軍事力を有している形になっている。
組織の発起人たるアメリカ。初期に参加を表明した欧州各国(主にイギリス・フランス・ドイツ・イタリア)。独自の路線でダンジョン攻略に臨んでいる中国、ロシア、オーストラリアが組織内での強い影響力を有しているらしい。
日本は過去のやらかしもあって影響力はあまりない。
次からは
第三章 終わら(せられ)ない借金生活とダンジョン氾濫編
となる予定です。
乞うご期待を!




