登場人物+技紹介
登場人物紹介です。
本日の更新は前話なので、そちらをご覧ください。
名前 リヴァル
種族 人間
出身国 ガルガ王国
ガルガ王国『次世代の勇者』
勇者になる前は真面目で周囲によく目を向ける性格で、一癖も二癖もある勇者候補生のまとめ役だった。しかし、勇者になるための試験に落ち失意の中にいた彼に、ガルガ王国の先代勇者である父が追い打ちをかけるように彼に見かけだけの勇者の称号を与えてしまった。
自分が志した勇者とガルガ王国が求める勇者像の差に絶望した彼は償いのために、自らのせいで勇者になれるチャンスすら与えられなかったクラスメートを従者に取り上げた。
勇者集傑祭では自暴自棄になっていた彼だが、(リヴァル視点で)ウサトに攫われ訓練を施され、強制的に自分を見つめなおすことができたことで自身を信頼している従者達に目を向けることができるようになった。
彼の目下の目標は従者達に顔向けできるようになることであり、信頼する従者たちが傍にいる限り彼が自分の勇者像を見失うことはないだろう。
名前 アウーラ
種族 人間
出身国 フレミア王国
魔法 炎
フレミア王国『双魔の勇者』
根っからの学者気質の魔法使いであり、本来は勇者になるような人物ではなかった。
彼女の考案した原理はフレミア王国内で多くの議論を呼び、過度な魔法改革を忌避する派閥と純粋に年若い彼女の功績を面白く思わない派閥からは彼女の魔法研究を妨害するような動きが働きかけられた。
また、アウーラの功績のみに注目したフレミア王と重鎮たちの後押しもあり、彼女は勇者としての任を押し付けられることになってしまった。
リングル王国お抱えのウェルシーとは学生時代の先輩後輩の関係にあたり、アウーラ達はウェルシーを尊敬していることということもあり、リングル王国移住にはかなり前向き。
それなりの家柄の令嬢である彼女であるが、家族との仲はとてつもなく悪いこともあり、勇者集傑祭から帰還次第、幼いころからの親友二人と共に即座に勇者の任を捨て、所属する部署を辞め、家との縁を切り、凄まじい思い切りの良さと勢いでフレミア王国を脱出しリングル王国へ向かって直行している。
名前 クロード
種族 人間
出身国 カーフ王国
魔法 重力
カーフ王国『不退の勇者』
若い頃は『勇猛』と呼ばれていた老成した槍使い。
長く勇者を務めているベテランであり、若い頃は剛腕と重力魔法に任せた豪快な戦法を得意としていた。老成した今は洗練された技術により、若い頃を上回る実力へと至った。
普段は自分が開いた道場で、門下生と孫のロアに槍の手解きをしている彼だが、そんな彼からみてもウサトは門下生に引き込みたい逸材であり、どれだけ断られても全く諦めていない。
名前 ロア
種族 人間
出身国 カーフ王国
魔法 重力
クロードの従者として祭りに参加した彼の孫娘。
まだ十代ながらも祖父譲りの槍の才覚を持っているが、真面目な性格のせいで感覚的な訓練を苦手としている。
祭りに参加したことで、スズネ、ウサト、リズやレオナなどの実力者の戦いを目にして、彼女自身も自分を見つめ返し、これまでとは違った心持ちで訓練に臨もうと考えている。
ウサトに対して何度も弟子に誘う祖父に「やめてあげたらいいのに」と密かに思ってはいるが、来てくれるならそれはそれで色々教えてくれる凄い人なのでありがたいなー、くらいには思っている。
名前 リズ
種族 獣人
出身国 ネーシャ王国
魔法 肉体強化
異例の二人目の勇者。
その正体は獣人の少女であり、ヒノモトの先代の長、ジンヤの娘。
幼い頃に獣人の国から川を下って人間の領域に流れ着き、それから独力で生き抜いてきたたくましさを持つ。幼いエリシャを感覚的に妹にし守ってきた彼女は、ふと出会ったウルアに拾われ、気づいたら勇者になっていた。
魔力の匂いを嗅ぎ分ける特殊な能力を有しており、その能力により人を良し悪しを見分けることに秀でている。
元々は直感的にウサトには目をつけており、それに加えて噂でブルリンというクマの魔物を相棒にしていると知り「仲良くなれそう」と漠然と思っていた。
父に会いにヒノモトへ向かうことになった彼女だが、実際に父に会ってなにを話すかはなにも考えていない。
名前 エリシャ
種族 人間
出身国 ネーシャ王国
魔法 光
ネーシャ王国の勇者
カズキとは異なるタイプの光魔法を持つ少女。
元は捨て子であり、寒い路地裏の中で凍えながら絶望していたところに、リズと遭遇しなぜか妹になって守られていた。
エリシャ自身、どうしてリズが自分を妹にしてくれたのか分かっておらず、思い切ってそのことを彼女に聞いてみたところ肝心の本人も「え、なんでだっけ?」と答え、普通に覚えていなかった。
それでも自分がリズに救われたことは事実なので、どれだけ手を焼かされようとも彼女がリズを見捨てることは絶対になく、そんなエリシャをリズは妹として大切に想っている。
名前 ウルア
種族 人間
出身国 ???
ネーシャ王国の勇者の従者。
魔術を習得し、それにより通常の人間の寿命を超えて生きる魔術師。
かつては研究にしか興味がない魔術師であり、幼いリズとエリシャも最初は面白い研究対象と思い引き取ったが、割とあっという間に絆されて親としての情を抱くようになってしまった。
これまで家族というものを知らなかった彼女は「あれぇ? 私ってこんなに情を抱きやすかったのか……」と我ながら驚いていた。
彼女にとってもウサト達との邂逅は色々な意味でいい刺激になったので、今後ともリズとも関わらせていきたいと考えている。
名前 ランザス
種族 人間
出身国 ミルヴァ王国
魔法 嵐
ミルヴァ王国『嵐の勇者』
生まれながらにして凄まじい魔力量を持つ人間。
他の勇者の十倍以上の魔力を有している彼だが、その膨大な魔力量のせいで生まれたその時から痛みに苛まれ、彼が大人になれたこと自体が既に奇跡のような状況だった。
両親は彼を息子として愛してはいたが、どうあってもまともに生きることができず、それどころか闇魔法使いのように周囲を危険に晒してしまうことから彼から離れてしまった。
常にあった痛みは消え、普通に生きることができるようになった彼は、自分にとってはじめての友人である少年と共にヒノモトへと向かった。
名前 レイン
種族 人間
出身国 ミルヴァ王国
魔法 治癒魔法
ランザスの従者であり治癒魔法使い。
物心ついた頃から施設に預けられていた少年であったが、身体に問題を抱えるランザスのために引き取られた。治癒魔法使いということもあり施設内では同年代の子供に嘲られていたが、痛みに苦しむランザスを自分の魔法で癒せることを知り、彼の助けになりたいと強く思うようになった。
名前 エンヴァー
種族 悪魔
サマリアールに起きた悲劇の元凶。
人間を影で操り、思い通りに動かし悦に浸る典型的な悪魔。
今回もランザスの身体に隠れて暗躍しようと画策していたが、予想外の行動を連発するウサトによりその目論見は悉く崩れることになった。
サマリアールに起きた悲劇においても、本来はヒサゴの心を折ることまでが目的ではあったが、それ以上の覚悟を決めさせることになってしまった。
【新技紹介】
・治癒同調(訓練用)
相手の魔力回しに干渉する技。
レインの魔力回しを加速させ、強制的に練度を高めるために用いられた技ではあるが、本来は相手の体調や怪我などを確認する技である。
・治癒妨害
治癒同調により相手の魔力に干渉し、魔法の発動を乱す技。
相手に接触→治癒の魔力を送り込む→魔力を乱す、という工程を踏むので即座に出せる技ではない。
・治癒ショック
気絶した相手を治癒同調で強制的に目覚めさせる技。
真っ当に使えば意識を失った怪我人を目覚めさせることも可能だが、訓練に用いれば新手の地獄になる技でもある。
・治癒弾力脚
弾力付与を施した魔力を足に集め、薙ぎ払いと共に放つ技。
傍から見ると蹴りの衝撃波が飛ぶように見えるが、ほぼ打撃技である。
・治癒残像波
魔力の残滓をその場に残す治癒残像拳を前方に打ち出すだけの技。
相手から見ると、ウサトが突っ込んでくるように錯覚して見える。
・治癒残像拳 部分身代わり
部分的に残像拳を行う技。
かなりの応用性があり、ウサトの動きで行われるこの技を見切ることは非常に難しい。
・治癒粘着拳
弾力付与により、粘性を持たせた治癒魔法
拘束の魔術が籠められていないので拘束力はほぼないが、地面や相手の手などにくっつけることで動きを阻害することに長けている。
・治癒変則拳
曲がる治癒飛拳。
魔力操作が苦手なウサトが編み出した技。
・治癒振動拳
治癒妨害を戦闘用にさせた技。
一定の溜めが必要ではあるが、対魔法においては天敵とも言える。
新技、今章は大人しいなと思って読み返していたら全然そんなことはなかった。
長かった十七章も終わって、次回から十八章開始です。
次回の更新は明日の18時を予定しております。




