登場人物紹介
要望がありましたので、各章に登場人物紹介を作りました。
ネタバレになってしまうので、第五章未読の方は見ないことをおすすめします。
名前 レオナ
系統 氷
水上都市ミアラークの勇者。
氷の系統を巧みに操る実力者だが、自己評価が低い女性。
自分は勇者に相応しくなく、カロンこそが本来勇者に相応しいと思っており、自分から勇者と名乗ることを避けていた。
しかし、二十歳という若さにして系統強化を扱える時点でレオナもミアラークの勇者としての資格が伴っていたと言える。
今章では強い責任感と、自己評価の低さのせいで自暴自棄に陥ってしまい、命を力に変える泉に手を伸ばし、暴走したカロンに捨て身の特攻をかけようとしていた。
一時は、ミアラークの為に再び泉の水を口にしようとするが、諦めずに戦っているウサト達の姿を目にしたことで、『自身を犠牲にして他者を救う勇者』としてではなく、『仲間と共に戦う騎士』として戦うことを選択した。
そんな彼女の決意を認めた勇者の『杖』は、その姿を『槍』に変え、ウサト達とカロンを救うべく九つの光の矢として戦場へ投げ放たれた。
カロンとの戦いの後は自身が勇者であることを認め、自分が理想とし、思い描いた勇者を目指すのではなく、自分だけの勇者としてのあり方を探していこうと決意した。
名前 ノルン・エラド・ミアラーク
系統 未登場
ミアラークの女王。
女王としての立場に即位して日が浅いうちに、カロンが暴走してしまうという不運に見舞われてしまった女性。神龍ファルガにより『杖』を授かっており、限定された範囲内に強力な結界を張ることができる。
ミアラークの女王として、寝る間を惜しんで国を守り、民を逃がしたが、気の抜けない状況でまともな睡眠をとれずにいた彼女は気付け用のポーションに手を伸ばすことになった。
イライラと不安で精神的に不安定な状態に陥りかけた頃に、ウサト達が訪れてきた。
女王になったことで国と民を守る責任を一気に背負うことになったノルン。
不安に苛まれながらも、明日を信じてミアラークを守り続けたのは、まさしく女王に相応しい行いであった。
名前 ファルガ
種族 龍
ミアラークの地下に住まう神龍。
先代勇者に武具を与えた存在であり、邪龍と同じく超常の力を持って生まれた龍。普段はミアラークの地下深くに存在する『クレハの泉』の中で静かに地上を見守り、時にはミアラークを治める者に道を外さないよう助言を与えたりしている。
邪龍が毒や凶悪な力を持つ一方で、ファルガは生まれながらにしての英知と多種多様な魔術を持つ。それに加え、肉体を切り離して強力な武具を創造することが可能だが、自身の力を切り離すことに等しい為、肉体にかかる負荷は計り知れない。
遥か昔に魔王と先代勇者の戦いの始終を目撃したことで、一時は人間の価値を見失いかけていたが、かつてのミアラークで一人の女性と出会い、人の素晴らしさを知った彼は、後にミアラークの神龍として地上を見守る立場に収まる。
名前 カロン
種族 人間/龍
系統 氷
ミアラークが誇る騎士。
抜きん出た実力を持ち、周囲の人々から多大な信頼を寄せられていたが、自身に眠る龍の力により我を忘れて暴走してしまった。
暴走した状態の彼は、邪龍と同じく破壊衝動に突き動かされており、自身の力の根源であるファルガを殺さんがためにミアラークの周囲に留まり続けていた。
本来の彼は、人をからかうのが好きな気さくな好青年であり、色々と思いつめがちなレオナに助言を送ったりしていた。
暴走から目覚めた後は、後遺症により魔力を練ることができず、杖なしではまともに歩けない体になってしまったが、カロン本人はそれほど気にしてはいない。
失うものこそあったが、大切なミアラークという居場所と愛する妻を自身の手にかけてしまわなかったことが、彼にとって最も喜ばしいことであったからだ。




