第百四話
お待たせしました。
第百四話です。
「―――ようこそ、異邦者よ。我が片割れが世話になった」
邪龍とは違う、穏やかな雰囲気を纏った青い老龍。
その青く澄んだ瞳は、僕を捉えていた。
片割れ―――。
その言葉で真っ先に思い浮かんだのは、邪龍の姿。
僕達が力を合わせてようやく倒すことができた存在であり、数百年亡骸のまま封じられ続けた怪物。
「我が名は神龍ファルガ。調和と平穏を愛する龍である」
ファルガと名乗った老龍は、大きく体を揺らし体の水を払うと、緩慢とした動作で陸に上がってきた。
大きさは邪龍よりも少し大きいくらいだろうか。
人間の僕達からしてみればかなり大きい。
「我の前で姿を偽る必要は無い。ここで主らを害する心算はない」
「……アマコ、ネア」
ファルガ……いや、ファルガ様の言葉の意味を理解した僕は、アマコとネアに変装を解くように言う。
ここにはノルン様とレオナさんがいるが、とりあえずはファルガ様の言葉に従った方が良いと判断した。
外套を外すアマコと、村娘から本来の魔物の姿へと戻るネア。
そんな二人に、ノルン様とレオナさんは驚愕する。
「な……なん―――」
「狼狽えるな未熟者、これくらい驚くことではない」
「お、驚くことでしょう!?」
「戯け、だから貴様は未熟者なのだ。垢抜けない小娘め。いつまでお姫様気分でいるつもりだ?」
「うっ……」
辛口な彼の言葉にしゅん、と落ち込むノルン様。
一方のレオナさんは、驚いてはいたがすぐに得心がいったように頷く。
「なるほど、ウサトが人並み外れた力を持っていた理由も理解できた……つまり、君も―――」
「い、いえ、僕は普通に人間です」
「……え? そ、そうなのか?」
遮ってしまった僕が言うのもあれなんだけど、この人は一体何を言おうとしたのだろうか。
いや、なんとなく予想できるけど……。
「コ、コホン。彼が貴方に会わせたいと思っていた神なる龍、ファルガ様です」
先程まで落ち込んでいたノルン様が、ファルガ様に僕達を紹介する。
無言で彼女の紹介を聴いていたファルガ様は、彼女の言葉が終わると共に、間断なく話し始めた。
「ウサト。貴様が来るのを待っていた」
「待っていた……ですか」
「ああ、この場所で起こっている件は貴様等に無関係な話ではないからな」
「無関係ではない……?」
ファルガ様のその言葉に、彼の傍らにいるノルン様が怪訝な表情を浮かべた。
彼女にも話していないことなのだろうか?
いや、それよりも……この一件は僕達には無関係な話ではないってことか?
どちらにせよ、この件に関わることになるのは確実なことのようだ。
「まず、前提として貴様が我の片割れを打ち倒したことを確認しておこう」
「……ええ、そうです。僕一人の力ではありませんが、邪龍は僕達が倒しました。証拠に―――」
腰から鞘に収められた勇者の小刀を取り出し、それをファルガ様に見せる。
恐らく、これは彼が創ったものだから、一目見れば分かるはずだ。
「我が奴の為に創り出した剣か。確か……カタナといったな。二振りの内の一つがここにあるということは、紛れもなくアレは貴様等が倒したという証拠。しかし、未だに信じがたいな。人の身で我が半身を打倒せしめるとは……」
小刀から僕の方へ視線を移し、興味津々とばかりに僕を観察する老龍。
「特別な素養も無し、治癒魔法以外の突出した才能も無い、血筋に特別なものも無い。だが、我が半身を打倒せしめたのは、一目見るだけで分かるほどの精神の力―――なるほど、決して折れぬ精神こそが貴様の力ということか」
「そこまで言われるほど、僕は強くはありません。結局は僕の拳も邪龍には通じなかった……僕が邪龍を倒せたのは、仲間と一緒に力を合わせたからです」
言外に僕の精神力が化物染みていると言われた気もしないでもないけど、邪龍を倒したことは僕一人でやったことじゃないことははっきりさせておきたかった。
弱体化していたけど、それでも強大な力を有していた邪龍。それに立ち向かって、勝利を収められたのは、仲間達のおかげだった。
真っ直ぐに老龍を見据えそう言い放つと、彼は感慨深げに頷いた。
「そうでなくてはな。強大な敵にこそ、結束して立ち向かえる者でなくては話にならない。その点で、貴様はあの”若造”よりも優れている」
「若造……?」
「そのカタナの持ち主のことだ」
その言葉に、小刀を見る。
前代勇者を若造呼ばわりとは……。
「あの……」
「なんだ、未熟者」
小刀を見ていると、ノルン様がファルガ様に遠慮気味に話しかけた。
その表情はどこか困惑しているようにも見えた。
「邪龍とは……? 貴方様の片割れと聞きましたが……まさか、貴方様のような存在がもう一人いたということでしょうか?」
ノルン様の言葉にファルガ様が頷く。
「ああ、いる。そして、この件に深く関わっている存在だ」
「それならばなぜ、今の今まで……」
「知ったとしても、無駄な焦りを生むだけだ。焦りは判断を鈍らせ、周囲を危険に晒す。今日この日まで、貴様がやるべきことは、都市を護ること、力なき民を逃がすこと、それだけだった」
「……」
押し黙るノルン様。
少しの沈黙の後、彼女は不安な面持ちで顔を上げた。
「……この一件は、カロンの龍の因子が暴走したという話では無かったということですか?」
「それは間違ってはいない。だが、その暴走の原因が内的要因か外的要因かの違いにある」
カロンさんの暴走の原因が龍の因子から……?
待て、それじゃあカロンさんは己の中に隠れていた龍の因子の影響で尻尾とか角とか生えるようになっていたってことなのか?
だけど、その理由って―――。
「あ」
「ん? どうしたネア」
「な、ななななんでもないわ」
何かに気付いて、動揺し始めたネア。
僕だけが彼女の異変に気付いていたからか、老龍は続けて言葉を紡ぎ続ける。
「カロンに宿る龍は自発的に目覚めたのでは無い。外から強い影響を与えられ、強制的に目覚めさせられたのだ。一ヶ月前にな」
「……」
今のは僕でも分かった。
ネアが動揺する訳だ。というより、この件は彼女が原因の一端を担っていると言っていい。
今から一ヶ月ほど前、カロンさんが暴走し始めた時―――僕達は邪龍と戦っていた。
「我が半身。邪龍の目覚めと共に放たれた波動によって、カロンは強制的に目覚めさせられたのだ」
老龍の言葉に、ノルン様とレオナさんは驚くが、アマコとアルクさんは二人揃って僕の隣にいるネアを見る。
僕を含めた三人の視線を受けたネアの顔は真っ青だった。
●
邪龍はネクロマンサーの力によって目覚めた。
一時は、多くの人々の命が危険に晒される事態になりかけたけど、その前に僕達が邪龍を倒したことで事なきを得た―――はずだった。
「邪龍……それが、カロンが暴走する切っ掛けとなった存在……」
「正確には違う」
ノルン様の呟きをファルガ様が否定する。
「引き金となったのは間違いなく邪龍が原因だ。だが、そもそもカロンの中に眠る龍の因子は簡単には目覚めん。弱り切った邪龍の咆哮なんぞで目覚めるほど、龍の力は弱くは無い」
「なら、なぜ彼は暴走したのですか?」
引き金は邪龍だが、切っ掛けは別にある。
それは邪龍以外に何かしらの影響力を持った存在が、邪龍が目覚めるよりも先に彼に影響を与えていたと考えてもいいだろう。
ファルガ様? いや、このお方が態々そんなことする訳が無い。
なら、僕の知りうる中で可能性がある存在は―――
「……魔王の復活、ですか?」
「そうだ。あやつほどの力を有した者の目覚めと同時に、カロンの龍の因子が目覚めた。だが、目覚めたと言ってもそれは正しい形でだ。本来はゆっくりとした覚醒と共に、龍の力を使いこなしていくはずだったのだが―――ここで、邪龍が目覚めるという異常事態が発生した」
本来ならゆっくり慣らしていくべきことを、一気に行ったせいで、それに耐えきれなかったカロンさんは暴走してしまった……ということか?
「今や、カロンは邪龍と同じ破壊衝動に駆られている。現状は、都市にのみソレが向けられているが、もし、それ以外に向けられてしまうのならば……惨事は免れないだろう」
「……」
そもそもの原因が魔王の復活だけど、邪龍が復活してしまうような事態にならなかったら、こんなことは起きなかった。
というより、邪龍が復活しなかったら、カロンさんは魔王に対する切り札になり得た存在かもしれない。龍の力と、強力な武具に選ばれる素質―――どれをとっても一級品の実力を持つ彼の日常を壊してしまったのは、軽い気持ちで邪龍を蘇らせてしまったネアにあった。
「……はぁ……」
黙っていれば、この子に責任は問われないかもしれない。
だが、ファルガ様は邪龍を蘇らせたのはネアだと知っているだろう。
それでも尚、何も言わない理由は分からないけど―――ケジメはつけなくちゃならない。
「……その前に」
アルクさんとアマコに視線を移す。
僕が何をしようとしてるのかを分かっているのか、呆れた様にアマコがため息を吐き、アルクさんはいつもと変わらない笑顔で頷いてくれた。
僕の無茶に付き合ってくれるのは本当にありがたい……。
「ノルン様、レオナさん。今回の一件は僕達のせいです」
「……ウサト?」
「なにをいって……」
こちらをバッと見上げたネアを一瞥する。
邪龍はネアが蘇らせたが、今は僕達の仲間だ。
生意気でお調子者で色々と面倒くさいところもあるけど、何度も助けられた。
彼女がいなければ、今僕はここにいなかったのかもしれない。
エヴァを救えたのだって、彼女のおかげだ。
だから、今更こいつ一人に責任を押しつけられるわけがない。
「邪龍は僕達が倒しましたが、そもそもの発端は今の仲間の一人が僕達を捕える為に、軽はずみに邪龍を蘇らせたことでした」
「それは……」
「今僕の隣にいる彼女、ネアがそうです」
僕の言葉にあわあわと顔を青くするネア。
ノルン様は混乱しているのか、理解が及ばないという顔をしているが、レオナさんは厳しい表情を浮かべていた。
「ですが、今やこいつも僕の仲間です。だからこいつ一人に全部の責任を負わせる訳にはいきません」
「ならばどうする? ウサトよ」
ここでファルガ様がそう問いかけてきた。
まるで、予測していたかのような質問に、僕ははっきりと返す。
「僕達がカロンさんを止める手助けをしましょう」
そもそもの話、カロンさんが第二の邪龍になりかねない状況を無視する方が無理だ。
「ふむ、未熟者よ。こう言っているが、受けるのか? 受けないのか?」
「え、あ、は……受けるわ。貴方達の力を貸してちょうだい」
呆然としていたノルン様は慌ててそう返してくる。
ファルガ様は、そんな彼女にため息を吐くと、こちらに視線を移してくる。
「ウサトよ。カロンの暴走は間違いなく貴様の連れのせいでもあるが、我としては貴様に感謝したいのだ」
「……それは、なぜですか?」
責められこそすれど、感謝される謂われは無いはずだ。
半身と聞けば、僕はファルガ様の兄弟といってもいい存在を倒してしまった。
「本来は奴が目覚める時期も後三百年は先だっただろう。それほどの強い封印を施されていたらしいからな。もしその通りに、封印が解けていれば、三百年後の我ではやつを止めることすらできなかっただろう。いや、そもそも三百年後の世界に完全に我を忘れ完全なる災害と化した奴を止められるものがいるという確証すらない。―――下手をすれば、大陸の三分の二の生物が殺され尽くす可能性すらあった」
「……」
ノルン様もレオナさんも顔を青くしている。
実際に会った僕も、あの邪龍が本当に理性も無しに暴れ回った可能性を考え、顔を顰めた。
あれは中途半端に意識と知性が残っていたからこそ、あれだけの破壊で済んだのだ。
もし、本当の意味で見境無く破壊を続けていたら?
場を選ばずに毒をまき散らしていたら?
強靱無比な力と、何物も通さない鉄壁の鱗で、軍隊も歯牙にかけない強さで国へ突撃していたら?
きっと、誰も邪龍には勝てないだろう。
「それに……奴は悪に墜ちたとは言え、我の半身だ。それがあのような姿のまま、魂のみをこの世に縛り付けられているのは、あまり気分のいい話では無い。死を迎えた者は安らかに眠っていなくてはならない―――それは、悪逆の限りを尽くした奴も同様だ」
邪龍のことを語ったファルガ様の言葉はどこか悲しげだった。
「あの若造がどういう目的で奴の魂をこの世に縛り付けたか―――、その理由は理解しているが、どちらにせよ生者が死した魂を弄んで良い理由にはならん」
「貴方は、勇者が邪龍の魂をこの世に縛り付けた理由を知っているの?」
ここで、ようやく顔に血色の戻ったネアがそう訊いた。
彼女としても、勇者の行動に興味があったらしい。
「無論。だが、それを貴様等に教えるほど我は優しくはない。今、ここであの若造のやろうとしていることを教えたとしても、意味が無い。いや……勇者としての奴の行いが無意味になってしまうだろう」
……つまり、勇者について何も言うことはないってことか。
だけど、邪龍が封印から目覚める時期が三百年後だとしたら―――勇者がやろうとしていたことは、未来にまで影響を及ぼすことだったのかもしれないな。
「今は理解しなくてもいいだろう。魔王という脅威に立ち向かう以上、いずれ知ることになるだろうからな。それよりも―――」
一つ区切ったファルガ様は、僕に視線を戻した。
「貴様がカロンを止める上で一つ確かめたいことがある」
「確かめたいこと、ですか?」
「ああ、我は貴様がどれほど戦えるのかを知らない。確かに邪龍を打倒したのは貴様とその仲間の力だろう。だが、我としては貴様一人の力を確かめておきたい」
「……分かりました。それでは、どうやって確かめますか?」
「では、ウサトの相手は私が務めましょうか?」
どういう形式で僕の実力を試すのか質問すると、レオナさんが僕の相手に名乗り出てくれた。
「彼は私的に見て、並の騎士では太刀打ちできない力を有しております。私では力不足かもしれないですが、彼の実力の一端を見るならば―――」
「いいや、貴様はウサトと戦うな」
ピシャリ、とレオナさんの言葉が遮られる。
どこか険を帯びたファルガ様は、レオナさんをジッと見つめる。
「確かにウサトの相手として貴様は最優だろう。だが、最優なだけで最適ではない。己の立場に疑問を抱き、心に迷いが生じている貴様では、本来の実力を発揮できない」
「それは……」
「試合なら貴様が勝つだろう。しかし、勝負ならば確実に貴様が負ける。貴様が今、自分が置かれている”地位”に納得し、その地位としての責務を果たそうとしなければ話にならない」
「……」
黙り込んだレオナさんから、こちらを見やったファルガ様。
レオナさんは、迷っているのか? カロンさんを相手に戦えた彼女が、未だに実力以上の力を発揮していないという事実に僕は驚いていた。
「貴様の相手は、我の魔術で用意をしよう」
「魔術、で僕の戦う相手を作り出すのですか……?」
「いいや、違う。”作り出す”のでは無い。”呼び出す”のだ」
……あれ? なんだか凄く嫌な予感がする。
僕の第六感が警鐘を鳴らしている。
汗が止まらない僕に構わず、ファルガ様は静かに大きな手から魔術を発動させ、ひび割れた爪の先端を泉に触れさせた。
すると、泉から水が円形を象って、水面から浮かび上がる。
「これは『鏡像の呪術』。対象を映す鏡の魔術で、対象の心に映し出された人物を三分間だけ、この場に呼びよせる魔術だ」
「……時空に作用する魔術とか……なんて出鱈目な……」
鏡を見たネアが呆然とそんなことを呟く。
しかし、ファルガ様は訳ないとばかりに鼻を鳴らす。
「邪龍が力を司る龍ならば、我は知を司る龍。直接的に作用する力は振るえぬが、我が叡智によって習得した数々の魔術が最大の武器だ。空間と空間を繋ぐのは我にとっては容易いことよ」
三分間だけの限定とは言え、遠方から誰かを呼び寄せる魔術なんて確かに出鱈目だ。
神龍というからには、寿命も何倍―――いや、何十倍もあるだろうから、数え切れない魔術を覚えていてもおかしくはないか。
「今から呼び寄せる対象は、我が限定しよう」
「え、限定? 僕が選ぶんじゃないんですか?」
「戯け、それでは意味が無いだろうが。貴様とある程度戦える者でなくては意味が無い」
確かにそうですけど……。
ま、例え魔物が相手でも僕のやることは変わらない。幸い、魔力もそれほど使っていないし、三分間くらい戦うのも大丈夫だろう。
とりあえず、心を落ち着かせて慌てないように努めた僕は、深呼吸をする。
「対象条件は―――『貴様が戦った者で、最も怒気を抱いた者』に限定する。だが、既に死したもの、戦う意思がない者は条件から外れるものとする」
最も怒気を抱いた人……? 戦う意思がある人……?
邪龍もあの蛇ももういないし、フェルムも多分……僕と戦う意思なんてないし……フェグニスさんも同じだ。
え、ちょっと待って、一人だけ心当たりがある。
「え、どうしたのウサト……顔が真っ青なんだけど……?」
「ネア、僕は今から為す術無くボコボコにされるかもしれない」
「はぁ!? 貴方がボコボコとか想像できないんだけど!?」
それは君が彼女を知らないからそう言えるんだ。
少なくとも、彼女は僕よりも格段に強く、容赦が無い。
いや、一応容赦とか手加減とかはしているのだけど、それを含めても僕が太刀打ちできない強さなのは変わらない。
「ウサト、大丈夫?」
「し、心配ないぞアマコ」
これから出てくるであろう人物を察したアマコとアルクさんが僕を心配そうに見る。
全ての条件に該当するであろう人物。
僕が何度も訓練で殴りかかって―――、
僕が訓練で何度も怒りを向け―――、
戦う意思が満々な人といえば……。
「それでは、呼び出すぞ。準備はいいか?」
「えッ!?」
早すぎない!?
ちょ、待ってください。僕の予想が外れてなければ、模擬戦どころか話にならないレベルの大虐殺が起こる可能性があるんですけどォ!?
ファルガ様が鏡に魔力を込めると、透明な鏡の表面から光が発せられる。
光が収まると、鏡に薄暗い洞窟の景色とは別の風景が映し出された。
「―――あ、あああ……」
鏡の先には―――。
地面に倒れ伏す、見覚えのある黒髪の少年と、これまた見覚えのある銀髪の少女。
そして、僕の師匠であり上司である、救命団団長ローズが凄惨な笑みを浮かべて彼らを見下ろしている姿がそこにあった。
今回の話の要約:魔王が悪い。




