78 洋服店の裏の目的
関連するお話は・・・
第7章 みやび覚醒、すべてを知る力
56 シフト、マーサ ふたたび
57 鑑定師スキル ふたたび
58 この二人は引き離す方がいい
59 ワカルと真帆
56-59のあらすじ
虐げられていた女C(真帆)は、みやびの副人格マーサに助けられて仲間になった。
◇
みやびたちが去った洋服店の店の奥
女B 店長
「予定外のことが起こって、お待たせすることになりますが、損はさせませんよ」
客
「どういうことだ?」
女B
「あの生意気な店員が辞めたのですがね」
客
「ああ、それはわたしが買うはずだったよな」
女B
「いえ、落ち着いてください。 その女と同じくらいの器量が良い女が2人も現れたのですよ」
客
「まさか、あれほど美しい女があとふたりもいるというのか?」
女B
「しかも、3人はいっしょに行動するようです」
客
「ということは、3人まとめて売ってくれるということか?」
女B
「ええ、そのとおりでございます」
客
「待ち遠しいのう。しかし、待っている間の空腹に対する虫抑えは欲しいなあ」
女B
「ええ、お任せください。洋服の試着に来る若い女性は多いですからね」
客
「期待しているぞ」
影から、その様子を見守っていた女がいた。
紅桜 姫子
「あの女は、モンテ領の害だね。
モン、おっと、白丸さまに報告しなければ・・・」
(注釈)
モンテフルーツ大公爵と呼ぶと嫌がるので、
白丸と言い直しています。
49 白丸の正体と最寄ギルド変更届 を、ご参照ください。
◇
白石白丸の執務室
白丸
「女性の服選びって、どうして時間が掛かるのかな?
どれを着ても、最後は脱いでもらうのだから、いっしょだよな?」
姫子
「あら? 衣服選びそのものが楽しいのだから、時間がいくらあっても足りないわ。
そして、脱がせたいのなら、女性が気に入る服を買ってあげないとね」
大地
「買わされる服の値段を考えるとね。
そして、他の男のところに行かれると思うと、むなしいよね」
白丸
「というわけで、悪のにおいがするとしも、衣服屋には行きたくない。
姫子にどんなに高い服を贈ったとしても、大地の彼女だからな?」
姫子
「そうだとしても、日頃の感謝の意味を込めて、買ってくれてもいいんじゃない?」
大地
「ボクは着飾った女性は好きじゃないんだ。
衣服が綺麗でも、脱いだ後で、おなかが膨らんでいたら、しらけてしまうからね」
姫子は、ふたりを説得することを、あきらめたのだった。
姫子
「じゃあ、問題の洋服店の地図を渡しておくから、帰りが遅くなったら、様子を見に来てね」
姫子の迫力に驚いた二人は、うなずくことしかできなかった。
◇
問題の洋服店にて・・・
店長
「いらっしゃいませ」
美しい姫子を見た店長は、こころから喜んだ。
顧客の虫抑えどころか、本命の真帆と同じくらい美しい女性を献上できるからだ。
店長は、精一杯の笑顔と愛想を振りまいた。
姫子は、店長に勧められた服を試着せずに上から当てて、試着室の鏡で見ていた。
店長は、だんだんイライラしてきた。
試着室で着替えてくれたら、目的を達成できるのに・・・
姫子は一度見た服は、元あった場所に戻しながら、服を見ていた。
店長
「試着なさっても、よろしいのですよ。
ささ、ご遠慮なく、あちらの更衣室で」
店長は他の客が来ないうちに、試着室の中に、姫子を入れたかった。
姫子
「ありがとう。でもね、衣服を元通りに戻すことが大変だから、買うことに決めた服しか試着したくないのです」
店長
「そんな、お気になさらずに、こちらで元通りにしますから」
姫子
「子どもじゃありませんから、衣服を戻すくらい自分でします」
二人は、愛想笑いを交わしあった。
それから、しばらくしてから、ひとそろいの服を手に取った姫子は、試着室に入ろうとしていた。
◇
そのころ、ミエルたちは・・・
アリス
「ねえ、真帆。あなたが働いていた洋服店で、新しい服を買いませんか?」
真帆
「わたしは、もう店長の顔を見たくないのです」
アリス
「カスタマーハラスメントにならない程度に仕返しをしませんか?
普通に買い物して帰れば、相手も文句を言えないわ。
それでも、売り上げのために、営業スマイルを向けてくるでしょう。
それを、無表情で受け答えすればいいの。
ひとり1着ずつ買っても、3着分だから、売りたいはずだわ」
真帆
「でも・・・」
アリス
「みやびさんも、新しい服が欲しいわよねえ」
みやび
「わたしは、今の服が気に入っているし、ミエルと二人きりのときは脱ぐから、新しい服はいらないさ」
アリス
「いーい、みやびさん、新しい服を着て見せたら、ミエルさんも喜ぶわよ。
ねー、ミエルさん」
ミエル
「ボクは、いまのみやびに満足しているから、新しい服を買う必要はないよ」
不機嫌そうなアリスを見た真帆は理解した。
要するに、新しい服を買いたいひとはアリスだけ・・・
でも、ひとりでは行きづらいから、「お供」を必要としている。
真帆
「分かりました。
でも、試着はしないでくださいね。
裾上げやサイズ調整は私がしますから」
アリス
「どういうこと?
お店でしてもらえばいいじゃん」
真帆
「なんだか嫌な予感がするんです。
試着していたはずのお客様がいつのまにか、帰られていたり・・・」
アリスとアランは、うなずきあった。
アリス
「いますぐに、その店に行きましょう。
ミエル様、アラン、ワカルも来てください。
絶対に、私たちから目を離さないでくださいね」
鬼気迫るアリスの様子に、うなずく男性3人だった。
◇
姫子は試着室に入って、カーテンを閉めた。
そして、試着するために、着ていた服を脱いで、下着だけになると・・・
とつぜん、鏡が奥に消えた。
鑑が、ドアになっていたのだ。
そこから、5人の屈強な男性があらわれて、姫子のくちをふさいで、鏡の奥に連れ去った。
店長は、カーテンを閉めたまま、下の隙間から、姫子の履物を更衣室の中に入れた。
しばらくしてから、店長がカーテンを開けると誰もいなかった。
店長
「ふう、ひと仕事できて良かったわ」
鏡で出来たドアは、内側からしか開けられないように、内側にしか取っ手が無かった。
姫子は、立ったまま、大の字に手足を伸ばされて、縄で縛られた。
姫子
「なんのつもりなの? この手足の縄はなに?
いますぐ、ほどきなさい」
男たちは、げらげら笑っていた。
男
「おまえは、これから売られるんだよ。
これから、身体測定とプロフィール作成をするから、おとなしく協力してくれよ」
姫子
「まさか、人身販売組織なの?
モンテ領内で若くて美しい女性たちが行方不明になっていると聞いたわ。
まさか、あなたたちが犯人なの?」
男
「正解です。
おめでとうございます。
賢い女性は、高く売れます」
姫子
「イヤよ。ぜったいに逃げて見せるわ。
火球(小)で、縄を焼き切るわ」
しーん、魔法が使えない。
男
「すげえ、魔法使いか、さらに高く売れるぜ」
姫子
「なぜ、魔法が使えないなんて」
男
「周囲の札を見なよ。 この部屋では魔法は使えない。
魔法使いの女性は、自分で自分の身を守れるからって、油断するけれど、魔法が使えなかったら、普通の女の子以下だよな」
姫子
「そ、そんな・・・」
男
「そうそれ、なまじ自信がある女性が自信の根拠を封じられると、なにもできない女よりも、もろくなるよな」
姫子は、白丸と大地に祈った。
わたしの帰りが遅ければ探しに来てくれるはず・・・
男
「さあ、身体測定をしてやろう。
ありとあらゆるところを測って、数値化しないといけないんだから、暴れないでくれよ」
姫子
「いや、やめて。
白丸、大地ー」
男
「来ねえよ、仮に店に来たとしても、とっくに帰りました。
と店長が答えるだけさ。店の中を隅々まで探しても、ここへの通路は見つけられない。
まあ、おまえが叫び続けて、声が枯れて、元気を無くすまで待ってやるさ」
男 その2
「気丈な女が弱っていくのを見るのは、たまらねえな。
普段、偉そうにしていても、男には勝てないんだよ」
男 その3
「ああ、なぐりてえ」
男
「商品を傷つけるな。
お前の命が100個あっても、足りないぞ」
男に、にらまれて、男 その3は、おとなしくなった。
姫子は体力を失わないために、叫ぶことをやめた。
叫んでも店の外には聞こえないだろうから、無駄よね。
◇
みやび、アリス、真帆に連れられたミエル、アラン、ワカルは、店の前に着いた。
みやび
「わかったさ。 ミエル、わたしの身体を預けるさ」
ミエル
「う、うん」
みやび
「シフト マーサ」
3秒後
マーサ
「みんな、戦闘準備。
魔法が使えない可能性があるから、武器を構えて。
ミエルは、戦えないワタシを守ってね」
ミエル
「分かった」
5人は、武器をいつでも取り出せるように、装備した。
マーサ
「ミサキさんが教えてくれた通りね。
能力抑制をするための威力を中から感じるわ。
真帆さんは、店長の気をそらして。
アリスさんは、真帆さんのとなりにいて守ってあげてね」
アリス
「まかせて。わたしたちは、魔法だけじゃないからね。
アランは、ワカルさんを守って。
ワカルさんは戦わなくていいから、周りを見て。
何かあれば、アラン (時計の)4時の方向から、3人という風に言えるようにしてね」
ワカル
「わ、わかりました」
真帆とアリスを先頭にして、店の中に入った。
店長
「いらっしゃいませ」
店長は、とても、ご機嫌に、真帆たちを接客しようとしていた。
店長 こころの声
『今日は、大安吉日かしら。
さらに、3人も手に入るなんて。
男たちは適当に言いくるめて、気をそらして帰らせるなり、労働力として売ればいいわ』
マーサは、一番大きな試着室に入った。
店長
「おや、試着する前に部屋を確保しなくても、大丈夫ですよ」
マーサ
「いえいえ、試着はしませんわ。
ミエルさん、ここみたい。
でも、こちらからは開けられないみたい」
店長
「鏡を割らないでくださいね」
マーサ
「ええ、そうしたいところですが、自重いたしますわ。
ミエルさん、このすきまからでも、性魔力は送れるわよね」
ミエル
「この先に何が・・・
いや、精霊たちを呼んで聞くことにするよ。
街中だから、おみやげに菓子を買って渡すことにしよう。
みんなー、ちからを貸してくれないかーーーー」
精霊A
『だれかが呼んでるよ』
精霊B
『ミエルが呼んでくれたら、やる気出るけどね』
精霊C
『ミエルがいれば、安心だね。』
精霊D
『とりあえず、行ってみようよ』
精霊E
『どんなひとか見てから考えようよ』
精霊たちが、ミエルのまわりに集まってきた。
ミエル
「みんな、お久しぶり!
元気そうで良かったよ」
ミエルは、精霊たちに鏡の奥を見てきてもらった。
ミエル
「ありがとう。御礼にお菓子を買って渡すから、待っていてね」
この様子を見ていた店長は、おかしな子を見るような嫌そうな目つきになった。
店長
「真帆を気に入った人たちは、変な人たちだねえ。
いったい、誰と話しているんだろうねえ?」
真帆
「もしかしたら、この鏡の向こうで、若くて美しい女性が閉じ込められているのかもしれませんね」
店長
「なにを訳が分からないことを」
そう言いながらも、店長は冷や汗をかいていた。
ミエル
「店長さん、この鏡を割りたいところだけど、やめてあげるよ」
店長は、なにを言っているんだ? この変人は?
という顔をしていた。
ミエル
「まずは、魔法を使えないようにしている仕掛けを封じるよ。
能力抑制呪文 ベルマイラ
そして、中にいる捕まっている女性の体力と気力を回復しよう。
体力回復呪文 トゥベルサ
実力発揮呪文 トゥート」
◇
捕まっている姫子の元に、ミエルの魔力が届いた。
次の瞬間、姫子は自分のチカラが戻ってくる気配を感じた。
姫子
「火球(小)」
姫子を縛っていた縄を焼き切った。
男
「もう一度、取り押さえろ」
姫子
「できるわけないだろ?」
紅桜忍術を得意とする姫子にとって、男どもは敵ではなかった。
参照 48 モンテ領への入領審査
縄だって力づくで切れたけれど、手首や足首にあざが残ることが嫌だっただけだ。
目撃者がいない部屋で、防音対策も万全だったので、男ども5人全員の手足の骨を念入りに折った姫子だった。
着ていた衣服と靴を取り戻した姫子は、ひと呼吸付いた。
姫子
「さあて、あとは、店長を締めましょうか?」
姫子が連れ去られた道を逆にたどると、行き止まりだった。
取っ手が付いていたので、試着室の鏡の裏だろう。
取っ手を引っ張ると、試着室に戻れた。
姫子
「いまいましい魔封じが消えたことから考えて、白丸と大地が来てくれたようね」
試着室から出ると、店長が5~6人くらいの男女に捕まっていた。
姫子
「やるわね、白丸、大地 ありがとう」
しかし、ふたりの返事も姿も無かった。
マーサ
「あなたは、モンテ領の入領審査官ですね。
わたしたちのことは、大勢の中のひとりだから、覚えていらっしゃらないとは思いますが」
マーサは、鑑定士の中級スキルと上級スキルを使ったので、紅桜 姫子の名前を覚えていたのだが、鑑定士スキルのことは秘密なので、名前を知らないふりをした。
アリス
「あなたが言った通り、モンテ領のフルーツは甘くて美味しいわ。
ありがとうね」
参照 48 モンテ領への入領審査
姫子
「あなたたちのことは記憶に残っています。
そのときは、4人だけでしたが、2人も仲間が増えたのですね」
マーサ
「無事でよかったわ。
能力抑制をするための威力を中から感じたから、解除したわ。
試着室の鏡の向こうで、若くて美しい女性が閉じ込められているのかもしれないと、真帆さんが心配していたけれど、当たりだったのね」
姫子
「真帆さんという方は、こちらにいらっしゃいますか?」
真帆
「私です」
姫子
「あなたは、この店の店員だった人よね。 なるほどね。
おそらく、この店の連中は貴方を捕まえて売りたかったみたいね。
店長?
洗いざらい吐いてもらうわね」
姫子は圧の掛かった笑顔を向けた。
店長は、7対1では勝てないと観念したようで、すべての事情を話してくれた。
姫子
「よく話してくれたわ。
わたしに迷惑を掛けてくれたお詫びとして、店の服を10セットくらいプレゼントしてくれるわよね」
店長
「もちろんでございます。お代は結構ですから、ご内密に」
姫子
「謝罪なんだから、あなたが現金で支払ってくれるわよね。
レシートもくださいね」
店長はぶつぶつ文句を言いながら、姫子に言われた通りにした。
姫子
「それと、私を助けてくれた人たちにも、1着ずつくらいはプレゼントしてくれるわよね。
真帆さん、選んであげてね」
真帆
「は、はい」
真帆は、ミエルたち6人の衣服を見繕った。
姫子
「謝罪なんだから、店長が現金で支払ってくれるわよね。
レシートもくださいね」
店長
「い、いいかげんに・・・」
姫子が店長をにらみつけた。
姫子
「では、私たちが気のすむまで、店長に熱い思いを届けましょうか?」
姫子は、演武を披露した。
マーサ
「ミエルさん、私を守ってくださいね」
ミエル
「は、はい」
マーサ
「シフト みやび」
3秒後
みやび
「素晴らしい演武さ。
わたしの技も披露するさ」
みやびも演武を披露した。
姫子
「あなた、さっきまでと雰囲気が違うわね。
まるで、ひとが変わったみたいよ」
みやび
「武芸は私の出番さ」
姫子
「まあ、いいわ。
店長、支払いますか?」
店長
「クソ、これでいいだろうが?」
アリス
「まあ、優雅な女性が使う言葉じゃありませんわ」
店長
「うるさい、うるさい、うるさい」
姫子
「まあ、最後の暴言くらい聞き逃してあげるわ。
店長、あなたの謝罪は確かに受け取りました。
ここからは、私個人ではなくて・・・・
輝け! モンテマニーの紋章
私は、監察官 姫子よ。
あなたを誘拐の現行犯および、過去の行方不明事件の最有力容疑者として確保します」
姫子に呼ばれた警察官、白丸、大地は、店長を逮捕したのだった。
白丸
「もっと早く呼んでくれたら、その男5人と戦えたのに」
大地
「姫子って、巻き込まれ体質だったんだね」
姫子
「そのことは、あとで話しましょうか?
マーサさん、いえ、みやびさん、ミエルさん、アランさん、アリスさん
そして、初対面のお二人、ありがとうございました。
おかげで助かりました」
ミエル
「いえ、ご無事で良かったです」
白丸
「俺の連れが世話になった。
これは借りだと覚えておくから、なにかあれば頼ってくれ」
大地
「姫子がお世話になりました」
姫子
「じゃあね、あなたたちとは御縁がありそうだから、今度会ったら、ゆっくりと話しましょうね」
こうして、ミエルたちは、白丸たちと別れたのだった。
なお、この店は、取りつぶしとなり、モンテ領に没収されたのだった。
ミエルは精霊たちに持ち帰ってもらうお菓子、は売っていなかったので、甘い柿を2個ずつ合計10個を手渡した。
ミエル
「助けてくれてありがとう」
精霊たち
「また、呼んでね」
精霊たちは満足して帰っていった。
◇
白丸の執務室
姫子が買った服が入ったカバンを、白丸と大地が運んで、作業机の上に置いた。
※慰謝料として、もらい受けたとも言いますね。
白丸
「ずいぶん大量に買ったんだな」
大地
「いや、この量なら早く選べたほうだよ」
姫子
「ふたりとも、わたしの帰りが遅いなあと、心配しなかったのかしら?」
白丸
「ぜんぜん」
大地
「新しい服を買うときは、もっと長く待たされたからな」
姫子
「二人とも、椅子から降りて、ここに正座しなさい」
白丸と大地
「えっ?」
姫子
「早くしなさい」
ふたりが急いで正座をすると、姫子の長い説教が始まった。
姫子
「まず、このレシートにある代金を、わたしに払いなさい」
白丸
「なぜ?」
大地
「意味が分からないよ」
姫子
「最初から、ふたりが来てくれていれば、わたしはこのような目にあわずに済んだのです。
もし、私が帰らぬ人になっていれば、これくらいの金を惜しまないはずよね」
大地
「でも、無事に帰ったよね」
白丸
「俺は、姫子の彼氏ではないから、ついていく義務はないぞ」
姫子
「先日、モンテ領に入った4人組が通りかからなかったら、私は帰らぬ人になっていました。
そのことを反省しなさい」
姫子のエンドレスのお説教は続く。
白丸と大地のふたりは、今後は付き添った方がマシだと、こころの底から思ったのだった。
78 洋服店の裏の目的 おわり




