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【台本形式】みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。  作者: サアロフィア
第9章 モンテ領に迫る悪と伝説の声

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77/78

77 仕事を教えない食堂の末路

関連するお話は・・・


第7章 みやび覚醒、すべてを知る力

53 仕事を教える気がないひと

54 シフト、マーサ 習得師スキル

55 能力師スキルは性魔力

56 シフト、マーサ ふたたび


53-56のあらすじ

虐げられていた男Bワカルは、みやびの副人格マーサに助けられて仲間になった。





ミエルたちが去った後の店


男A

「ああ、けったクソ悪い。

 おい、この書類はなんだ?

 なにが書いてあるか分からねえぞ!」


男C

「どれですか?

 ご説明します」


男A

「いらねえよ、やりなおせ!」


女A

「どうされましたか?」


男A

「ああ、こいつが訳が分かんねえ、書類をもってきやがったんだよ。

 おまえからも言ってやってくれねえか?」


女A

「どうされたのですか? 昨日、満足された書類とほとんど同じですよ

 ほら、あなたのサインもあります」


男Aは女Aにはメロメロだったので、素直に昨日と今日の書類を見比べた。

どちらも内容は理解できなかったが、同じように見えた。

そして、昨日の書類には、たしかに自分の文字でサインが入れてあった。


男A

「どういうことだ?」


女A

「聞きたいのは、こっちですよ!

 ふざけてないで、ちゃんとしてください」


男Aは、きつねに騙されたような気持ちになったが、どうしようもなかった。

そして、いままで出来ていたことが出来なくなったので、まわりのひとたちにバカにされて、やりかえされてしまった。


影から、その様子を見守っていた男がいた。


あおい 大地(だいち)

「あの男は、モンテ領の害だな。

 モン、おっと、白丸さまに報告しなければ・・・」


(注釈)

モンテフルーツ大公爵と呼ぶと嫌がるので、

白丸と言い直しています。

49 白丸の正体と最寄ギルド変更届 を、ご参照ください。





 白石白丸の執務室


白丸

「たい焼き屋さんって、儲からないよな」


姫子

「あら? 場所次第では儲かるわよ」


大地

「それにしては、多くの人を雇ってますよね」


白丸

「悪のにおいがするなら、調べてもいいけどな」


姫子

「たたけば、ホコリくらい出るでしょうね」


大地

「いえ、ですから、店長が従業員に怒鳴り散らしています。

 そして、どう見ても儲かっていないので、本業が別にあって、資金洗浄に使われている可能性が高いです」


 大地の熱意に打たれて、白丸は、たい焼き屋さんの監査に行くことにした。

 決して、背後の姫子から発せられる殺気に負けたからではない。





 たい焼き屋の店長は、抜き打ち監査に驚いた。

 普段の店長なら、簡単に切り抜けることができたはずだった。

 しかし、今の店長は、マーサのベルマイラで能力抑制されていたので、ボロが出てしまった。


 参照 55 能力師スキルは性魔力


白丸

「では、営業取り消しですね」


姫子

「従業員名簿などの書類もお預かりしますね」


大地

「店長たちは、取調室にご案内します」


店長と店員たち

「ふざけんな」


 全員で殴りかかってきたが、あっさり返り討ちにされてしまった。


白丸

「鍛錬がたりないな。カタナを抜くまでもない」


姫子

「ハイヒールを履いていないのが見えなかったのかしらね?」


大地

「非戦闘員だったのかな?」


 店長と店員たちは後悔した。

『弱そうに見せていたのは、勝てそうと思わせて油断させるためだったのか?』





 モンテ領を侵略しようとしていた悪の組織にて


敵の幹部

「従業員を怒鳴りつけていたから、悪目立ちしたようですね」


敵の総長

「善良な店の振りをしろと指示したはずなのだがな?」


敵の幹部

「戦闘になることを見越して、人格よりも体格を優先した結果ですね。

 それで、釈放されたら、どの業務をさせましょうか?」


敵の総長

「重要な前線基地をつぶした責任をとってもらおう。


 そうでもしないと、

  『パワハラは組織をつぶすからダメだ』

と理解できない者が多かろう。


 あの怒鳴られていた気の弱そうな人間は、表の看板として良い印象を与えるはずだった」


敵の幹部

「現地採用をやめて、全員を組織から送った方が仲良くできるのではないですか?」


敵の総長

「それではダメだ。

 現地のクチコミと、現地の人の良さそうな人物が働くことで、店の印象が良くなるのだから」


敵の幹部

「おっしゃることは理解しましたが、当分の間は募集を掛けても、誰も来ないでしょうね」


敵の総長

「計画が2~3年遅れになる責任を取らせるしかないと分かってくれたか?」


敵の幹部

「御意」


 そして、店長および店長のパワハラを止めなかった店員たちは、敵組織の全員が見守る中で、この世との別れを告げたのだった。


 この公開処刑により、善良にふるまうことの重要性を、組織の構成員たちに理解させたのだった。





 白丸の執務室


白丸

「弱すぎて、憂さ晴らしにならなかった」


姫子

「油断していると、強敵に会ったときに泣くことになるわよ」


白丸

「そんな敵がいるなら、ぜひ、連れてきてくれ」


大地

「縁起悪いことを言わないでくれ」


 姫子と大地は、白丸が勝てない相手に出会ったときのことを考えて、不安な気持ちになった。


77 仕事を教えない食堂の末路 おわり


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