65 正義の味方と戦って欲しいです
本日は、これで終わります。
また、明日。
白石白丸
「おお、あなたは店長ですか? なにを心配されているのでしょうか? 話し合いしているだけなので、怪我なんかするわけ無いです。」
荒くれ者A
「おまえ、バカなのか?」
荒くれ者B
「俺たちが教育してやる! 格の違いを思い知れ!」
荒くれ者C
「俺よりも年上を躾けなくてはならないなんて、なんて世の中だ!」
白石白丸
「なにをおっしゃっているのか、分かりません。顔が赤いようですね、風邪でもひかれましたか? それとも、お酒の飲み過ぎですか?」
荒くれ者C
「恨むなら、しつけしなかった親を恨むんだな!」
3人の荒くれ者がカタナを抜いて襲い掛ってきた。嬉しさのあまり、笑い出しそうだったが、必死でこらえた。
荒くれ者Aが喉元めがけて、突いてきたので、左前に半歩かわして、中段突きを入れてやった。
荒くれ者Bが俺から見て、左上段から斜めに袈裟斬りしようとしてきたので、相手の前足を足払いで転倒させてやった。
荒くれ者Cが左脇腹から腰斬しようとしてきたので、2歩下がって避けた。空振りしたところを横から蹴ってやった。
さあ、ここからだ。俺を楽しませてくれそうだ。
と期待したのだが、3人とも起き上がってこない。
おい、何をしているんだ。
まだ、始まったばかりじゃないか?
と欲求不満を感じていると・・・
ようやく起きてきた。
満面の笑みを浮かべて起きあがったことを讃えようとしたら、青ざめた顔をして逃げて行った。
「おぼえてろ~!」
いや、つづきをしたいのだが、せめて予定日を約束してくれないか?
と残念に思った。
店の中から若い娘が飛び出してきた。
「お父さん、だいじょうぶ?」
吉田油屋
「ああ、大丈夫だ。こちらの強い剣士さまが助けてくださった」
悪者が去ってから出てくるなんて、ずるい娘だなと思った。
剣士と言われても、まだ剣を抜いていない。
抜刀するに及ばなかったからだ。
油屋の娘
「父を助けて下さり、ありがとうございます。
お礼の印に、お茶でも飲んでいってください」
色っぽい仕草とほほを桜色に染めて迫ってきたのだが・・・
白丸
「いや、大事が無くて良かった。
では、俺は先を急ぐのでな。
失礼する」
油屋の娘
「つれない御方、また会いましょうね」
後ろから声がしたが振り返らなかった。
大根役者が出る演劇でも見た方がまだマシだと思う。
たしかに魅力的な娘かもしれないが、毎日毎日、姫子の美しい顔を見ているので、並くらいの美人だとしか思わなかった。
やつらが逃げて行った方向に歩いていくと、やつらと再会できた。
うん、ダメモトだと思ったが、万が一と思って来てよかった。
それにしても、逃げるときは、本拠地とは逆の方向に逃げるべきではないのか?
智恵が足りないなと、あきれたのだった。
やつらの親分らしきものが話しかけてきた。
親分
「かなりの腕前とお見受けいたします。
わたしたちの用心棒になってくれませんか?」
白丸
「報酬次第だな。いくら出す?」
親分
「ひと月、42万バーシルまで出します」
白丸
「もう少し出せないか? 切の良いところで、50万バーシルは欲しいな」
親分
「出せません。最低賃金の14万バーシルの3倍を出していますから、納得して欲しいですな」
白丸
「ふむ、正当な理由だな。
それで、仕事の内容は?」
親分
「正義の味方と戦って欲しいです」
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