59か68で
掲載日:2026/02/15
珍しく(?)ちゃんとした解釈があります(笑)
繊毛をはやした愛情がシャーレの中を泳ぐのを
ふたりならんで顕微鏡のぞいてた
白衣の背中が懐かしい
なにひとつ残せないより
あとかたもなく壊して終わるほうが
僕たちらしいって冗談めかしたのを
思い出しても ちっとも笑えない
59か68で喰い違いはじめて
求めるのも与えるのもかわりばんこじゃ
たがいのひとりよがり
59か68で喰い荒らした夜の向こうがあること
それでもあの頃は信じたかった
好評を博したお披露目にシャンパンが栓 ひらくけど
ふたりはなれて写真にはうつってた
照れ隠しにしちゃ不自然で
だれひとり愛せないまま
音沙汰もなくどこかに消えるほうが
僕たちらしいって強がり吹かせたのを
忘れないから 少しは悔やんでる
59か68で喰い下がりつづけて
慰めるもたどり着くもさきを譲って
ばかりじゃ繋がれない
59か68で喰い潰した夜の向こうはないこと
それでも認めるの恐れてたのか
ふたりでひと組のウロボロスの真似事は
どうしてか いつもうまくいかず仕舞い
エロっすね。




