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舞姫とぽんこつ

 えー、舞姫バーサスぽんこつ。世紀の一戦を、わたくし、ななしろが実況中継でお送りします。


 舞姫ことアンゼリカさんは、レイピアと呼ぶのでしょうか、細剣を両手に握り、八艘の構え。片や、ぽんこつ顧問、もといヴァンさんは、両腕にガントレットらしき、ごつい篭手を装着し、ボクシングの防御の構え。


 かーん!


 ぽんこつが先手を出しました。どうやら、相手の武器を取り上げて、押さえ込む目論見のようです。年寄りのくせに、素早く接近しています。ええ。手癖の悪さも頷けますね。

 対するアンゼリカさん、・・・怖いです。微笑みを浮かべたまま、レイピアを振り回しています。取り上げるどころじゃありません。あ、ガントレットの留め具が壊された模様。ヴァンさんの武器は、もう片方だけ。それも落ちた。落ちました。武器を失ってどうする、ぽんこつ。


 ・・・正面きっての対戦から、一方的な追撃になりました。逃げるぽんこつを追い駆けるアンゼリカさん。あ、尻を剣先で突いてます。痛そう。これは、痛そう。


「悪かったっ。言い過ぎたっ。もう言わねぇ! ロナのことも絶対に内緒にするっ」


「でもね。ななちゃんが、ローデンに来てくれないって言うんですもの。お願い、死んで♪」


 アンゼリカさんの二つ名も納得。剣を振っている姿は、まるで舞踏会のよう。華麗で、優雅で、それでいて、ものすごく物騒。台詞も物騒。柔らかな口調が、恐ろしさを際立たせている。


 とは言え。


「あのー。ボクの周りで追いかけっこするの、やめてくれない?」


 どちらが勝っても、行く気はないんだし。労力の無駄。


「口は少ない方が、ななちゃん、安心できるでしょう?」


「それはそうだけど」


「ロナーーっ! 言わねえっ。言わねえから、なんとかしてくれっ」


「でもねぇ。ヴァンさん、なにかっていうとボクに頼ってくるし」


「情けないわよね」


「おめえらっ」


 悲鳴を上げて、走るヴァンさん。そろそろいいかな。


「朝ご飯もまだでしょ」


 アンゼリカさんを、そぉっと左手で受け止め、ヴァンさんは、またもしっぽで転がした。あ、顔面スライディング。


「朝っぱらから、元気だねぇ」


「あら。宿に比べたら、まだまだよ?」


「そうなんだ」


 「森の子馬亭」の食堂は、朝から大にぎわいだもんね。


「そうよ。ななちゃんが知らないことも、沢山、沢山あるのよ?」


 ええ。自分の体のことも含めて、判らないことだらけですとも。


「おい。俺の扱いが酷くないか?」


「ああ。ななちゃんの手、すべすべ・・・」


 そりゃ、鱗で覆われてますから。って、アンゼリカさん、ヴァンさんを完全無視。


「アンゼリカさん? 朝ご飯・・・」


 わたしのかけ声も、完璧スルー。わたしの手に体を預けて、ものすっごく幸せそうな顔で頬ずりしている。


 おいおい。


 握りつぶしちゃいますよー。やりますよー。離れてくださいよぅ。


「ロナ、すまねえが」


 ヴァンさんは、盛大にお腹を鳴らしている。料理も荷物もアンゼリカさんに預けていたようだ。ハンターは、常に非常食を確保しておくのが常識じゃなかったったけ? まったく。


「四葉、また干し肉出してくれる?」


「おめえはいいのか?」


「この図体で腹一杯食べようと思ったら、どれだけ量が要ると思う?」


「中途半端に食う方がつらいか」


「ヴァンさんを食べてもいい?」


「腹壊すぞ」


「そうだね。止めとく」


「・・・の野郎」


「自分で言ったくせに」


 ヴァンさんが、ちびちびと干し肉を齧っているのを、ぼーっと見ていた。


「なあ。こうして、俺達と話をするのも嫌か?」


「なにさ。唐突に」


「俺もアンゼリカも、ほとんど街から出ることはねえ。おめえが会いたいと思ってくれなきゃ、話も出来やしねえ。だから、会いに来てくれって頼んでるんだぜ?」


「でもさ。行くたびに面倒とか面倒とか面倒とか」


「おめえが、街の常識を知らなさすぎる所為だ」


「それは違う」


 事態をエスカレートさせているのは、わたしではない。ないったらない。


「拘束する気は更々ねえけどよ。好き勝手するにも限度があるってこった」


「そうかな。もう少しグレードを上げて、ボクに手出しする事自体を諦めてもらった方が」


「やるなっつってるだろうが!」


 アンゼリカさん、まだ飽きないの? うわ、指の腹をプニプニしてる。子猫の肉球じゃありませんよ〜。


「とにかくな。おめえと話をしてると、腹も立つけど楽しいんだ」


 しみじみ言わないでよ。気恥ずかしいじゃないの。


「年寄り臭いねぇ」


「うるせえっ! こちとらそれなりに歳食ってんだ。悪いか?!」


「うん。自覚してるならいいんだ」


「・・・ほんっとーにっ。厳しいやつだよ、おめえは」


「ところでさ。そろそろ、アンゼリカさんを引き剥がしてくれない?」


「・・・・・・剣撃が飛んで来て、切り刻まれるのが落ちだ」


「うわぁ」


 アンゼリカさん、鱗フェチの気でもあるのかね。流石に、お腹を撫でさするのは勘弁して。


 そーっと、胴をつまんで持ち上げようとした。あわわ、指の腹は駄目だ。爪で体を引っかけるようにして、引き剥がす。


「ああっ。もう少しだけ、ね。ね?」


「ロナが困ってるだろうが」


「だってだって! 大きなななちゃんに触れられる機会なんて、もう無いのよ?」


「・・・ロナ。諦めろ」


「ヴァンさんの裏切り者っ」


 お腹の代わりにつばさを差し出した。黒竜の時ほどではないが、それでも手触りはいいはず。怪我をさせる心配も減る。


「ああ。なんて気持ちいいのかしら」


 アンゼリカさんは、全身をつばさに包まれて恍惚としている。端から見れば、ものすっごく怪しい人。アンゼリカさんのイメージが、根こそぎ、ひっくり返された。変人認定、決定。


「まだ、ローデンに来る気にはなってくれねえか?」


 そっちこそ、まだ言うの?


「二人がおかしいんだって。いつ、どんな災害を招くか判らない怪物を、好んで街に招き入れようなんて」


「おめえが、なんの理由も無く暴れるはずはねえ」


「・・・あのさぁ。昨日、思いっきり、その不測の事態とやらを引き起こして来たばかりなんだけど?」


 現場を見てないから、気楽に言えるんだ。あれは、やらかした自分でも引くよ?

 見渡す限り、一面の瓦礫だらけ。「砦。そんなもの、どこにあったの?」状態。


「けっ。おめえともあろう者が、同じ過ちを繰り返すってか? わざとやろうってなら、ぶん殴ってやるがな」


 鼻で笑い飛ばした。ぽんこつのくせに。


「どうしてそこまで言い切るのさ」


「自分の胸に手を当ててよーく考えやがれ! これでも、おめえがローデンに現れてからずーっと見て来たんだぞ。そのくらいは判らないはず無いだろうが!」


 あのー。なんで、ヴァンさんがここで怒るの?


 おや、珍しい。昼前に雨が降るなんて。


 二人の上につばさをさしかけた。


「ん? なんだ?」


「ああ。もうすぐ雨が降ってくるから」


 なぜか、深々とため息をつくヴァンさん。


「おめえってやつはよう・・・」


「なんなの?」


「本当に。放っておけないわよ、こんなお人好し」


 つばさの感触を十分に堪能したらしい。アンゼリカさんが、わたしの頭を見上げて、にっこりと笑う。しかし。


「違うの! ボクは卒業したの! 悪役ななしろなの!」


「ふざけたこと抜かすんじゃねえ」


 また、横腹を突かれた。今度は、グーだ。


「なにすんのさ、このスケベ」


「おいっ。今のこれか? どうしてこれがスケベになるんだよ、おい!」


 くすぐったいんだもん。


「目を離している隙に、どんな厄介ごとに首を突っ込んでいるか、もう心配で心配で、眠れないくらいに心配で」


「昨日はぐーすか寝てたのに」


 説得力、ゼロだってば。


「俺の話は無視か?」


「わたしのことなんか、気にしなければいいでしょ?」


「ななちゃんのことが気になるんだから仕方ないの」


 真顔で言い返された。


 なんなんだ。


「おいっ。聞けってんだろうがーーーーっ!」


 ヴァンさんは、つばさの下で地団駄踏んでいる。子供みたい。


「さっきまで、ずーっと聞いてたじゃん」


 通り雨はすぐに上がった。きっと、森の上には綺麗な虹が見えているだろう。下草はそれほど濡れていない。ヴァンさん達が、歩くのには支障なさそうだ。


「ん〜〜〜〜っ」


 伸びをして、体をほぐす。


「だからいきなり動くな! 驚くじゃねえか」


「昨日から、ほとんど同じ姿勢だったんだよ? 肩凝っちゃった」


 体に付いた雨粒は、ま、いいか。すぐに乾くだろう。振り飛ばしたら、ヴァンさん達が濡れちゃうもんね。


「・・・こいつ。無自覚だから手に負えねぇ」


「そうねぇ・・・」


「なに?」


「とにかくだ! 黒助どもも居るんだ。調子が戻ったら、ローデンに来い! 判ったな?」


「いきなり命令口調?!」


「ムラクモさん達、ななちゃんのこと待っているのよ?」


「そうかな。結構、楽しそうに暮らしているように見えたけど?」


 オボロなんか、それはもう嬉々としてヴァンさんをいじり倒してたと思う。


「俺達が、おめえの代わりに成れるはず無いだろうが」


「あの子達を心配させたままにしたくはないでしょ?」


「いいから! おめえの目で、もう一度確かめとけ!」


「ヴァンさんのくせに、偉そう」


「だあっ! 人の話を聞けっていってるだろうがよおぶっ」


「そうよね。怒鳴ってばかりで。これじゃ、ななちゃんが反発するのも無理無いわ」


 またも、鳩尾にきつい一発を食らっている。腹を抱えてうずくまった。


「でもね。ヴァンの言うことにも一理あると思うの。せめて、ムラクモさんには無事な顔を見せに来てもらえないかしら?」


 あ、あ〜。昨日の騒動では、ろくに説明もしないで置き去りにしてきちゃったからねぇ。追いかけてこないのが不思議なくらいだ。サイクロプスの面倒を見てくれるつもりなのだろうか。


「・・・いつ行けるようになるか、判らないよ?」


「石にかじり付いていても、待っているわ。そうそう。また、新しい料理を作ったの。ここに置いておくわね。そうだわ! ななちゃんが来るまでに、もっとメニューも増やさないと! さあ、頑張らなくちゃ!」


 唐突に、アンゼリカさんの根拠不明な料理熱が燃え上がった。さっきまでの話と、どこがどう繋がっているんだろう。やっぱり変人の考えには付いていけない。


「別に料理は要らない・・・」


「こうと決まったら。ヴァン。帰るわよ」


「え? あ、おい。ロナの返事は」


「素材は何がいいかしら」


「だから、要らないって・・・」


「ななちゃん。またね♪」


 足取りも軽く、[魔天]の外に向かって歩いて行くアンゼリカさん。


「アンジィ? おい! 待ちやがれっ」


「そうだわ。狩をして帰ればいいのよ。それがいいわ」


「その前に! 忘れ物、これ! おーい!」


「ちょ、俺の篭手、壊れたんだぞ? 狩なんて無理だって」


「ヴァン! 遅いわよ」


「あああもう! ロナ、俺も行くが、来いよ? 必ず来るんだぞ!」


 捨て台詞を残し、ヴァンさんもアンゼリカさんの後を追って行った。





 足音も聞こえなくなって、ようやく我に帰った。


「・・・種酒、飲もう」


 一樽を、一気飲みする。よし、変身できそうだ。人型になり、今度は、蜂蜜漬けを平らげる。

 もう、ヴァンさんもアンゼリカさんも見てないから、樽ごといっちゃえ。


 甘い。美味しい。


 不調も治まる。


 漸く、一息つけた。


 それにしても、何食分? 地面に並べられた赤い容器の数に、今度はため息が出る。


 あ、霜が降りちゃった。回収回収。




 ヴァンとアンゼリカは、[魔天]から離脱し、砦に向かう。竜の姫君と、そこで合流すると約束していたからだ。


「なあ。アンジィよう」


「人前では、そう呼ばないでって、「お願い」してたでしょう?」


「あ。すまね。で、ロナのやつ、本当に戻って来てくれると思うか?」


 歩調が緩んだ。


「・・・判らないわ。今だから正直に言うけど、あの子に触れている時、わたし、体の震えを押さえておくので精一杯だったのよ」


「でけえだけだったろ?」


「ヴァンにも判ってるでしょ。人の姿の時とは、比べ物にならない威圧? 違うわね、覇気、というのかしら」


 何よりも、あの不思議な輝きを纏う巨体に見惚れた。ただ、ただ美しい。恐怖さえ覚えるほどに。


「でもね。わたし以上に、あの子、震えてたのよ。わたし達が、どんな反応をするのか、怯えてた」


 白髪の少女と同じ、色違いの瞳は、深い諦観に染まっていた。何もかも手放す事を当然のように受け入れる、死にゆく者の瞳。


 彼女に告げた事は、間違いない。もし、彼女が彼女である事を知らずに出会っていたなら、敵わないと知りつつ、全力で攻撃していただろう。


 あくまでも正体を隠していたいのなら、即座にヴァンとアンゼリカさんを殺してしまうのが最善のはずだった。誰でも、そう、思うだろう。

 しかし、彼女は、その力を振るおうとはしなかった。口止めすら願わなかった。寧ろ、自らの命を差し出して。諦めて。何を?


 とうとう、歩みが止まる。


「無理矢理、引っ付いてやったのは失敗だったか?」


「いいえ。わたし達があの子を恐れていないことは、判ってもらえたと思うもの」


 深く、深くため息をつく。


 一晩中、そばにいた。全身の力を抜いて、寄り添った。私達は、あなたを受け入れているのだと、体で語りかけた。

 いくら鈍いあの子でも、そこまですれば理解できないはずはない。そう、思いたい。


「本当に、あの子は、本当のあの子は、小さな女の子なのよ。人の心を持った、ちゃんとした女の子。それなのに、あの姿の所為で森で暮らすことを余儀なくされているの。これを、このまま、あの子を放っておけるというの?!」


 アンゼリカは、泣いていた。彼女の事を思うだけで、嬉しくて、楽しくて、悲しくて。


「誰もそんな事は言ってねえだろうが。

 コンスカンタでの事故の後、なにか起きたんだろうが。・・・構やしねえか。あいつは、あいつだ」


 ヴァンは、ななしろの正体を知って、自分が全く驚かなかった事に驚いた。ただ、そうだったのか、と納得した。

 そして、不器用な戦友の態度に腹が立った。他人以上に自分に厳しすぎる、その生き方が無性に苛ついた。


「強引でも何でもいい。街に、人の中に居場所を作ってやろう。そして、俺達が側に居る時、力になってやろうぜ。

 へっ。あいつが、遊んで欲しいって言うなら、いくらでも相手してやる」


 胸に顔を埋め、泣きじゃくるアンゼリカを抱きしめた。


「昔っから、人を突き放すようなところがあって、そのくせ、とことんお人好しで。悪党だろうが怪我人だろうが、うっかり人に引っかかってしまうような、どうしようもないお人好しで」


 雨上がりの空の青さが、目に眩しい。目尻に滲むものがあるのは、きっとその所為だ。


「内緒よ?」


「ああ。この場限りだ」


「それでいいのよ」


 しばらくの間、草を踏む音が途絶えた。





 へーっくしょん!


 げ。今のわたしの手でも一抱えするような氷の塊がふっ飛んでいった。進路上で巻き込まれた魔獣は、いない。というか、見当たらない。どこ行ったんだろう。

 あ、まーてんに直撃。おおう。粉々に砕け散った。


 周囲の二次被害は? ないみたい。よかったよかった。


 じゃなくて。


 誰か、噂でもしてたかな。


 人型には成れたけど、だるさも取れたけど、一時的なものだろう。ブレスの威力がとんでもないことになっている。


 うーん。てん杉実の蜂蜜漬けも究極治療薬にはならないのか。残念無念。


 とにもかくにも。今は、まーてんで療養しよう。そうしよう。


 ・・・だーかーらーっ。発作の度にスピードコントロールが狂うってどうなのよ!


 三度目は、両手両足を使って岩壁に「着地」し、それから、本来の地面に降り立った。


 ふ、ふふふ。やれば出来るじゃん。ちょーっと、手足が痺れてるけどねっ。


 一葉さんが、きょとんとこちらを窺っている。ように見える。蔦だけど。


 もう少ししたら、動けるから。だから、双葉さん、来なくていいんだってば。


 つん


「ぎゃぁあぁぁぁぁあっ!」


 足を突かれたっ。痺れが、こう、全身に響いて、響いてね? ぐおおおおぉおっ!


 感覚が戻るまで、草地の上をのたうち回ってしまった。おかげで、全身草まみれ。


 ここぞとばかりに、一葉さんがお風呂に誘う。


「あ。うん。ありがと」


 とんがり帽子から離れたところで、『水招』を使い、軽く洗い流す。一葉さんが手入れしている浴槽を、汚してしまうのは忍びない。


 四葉さんにウェストポーチをはずしてもらい、よたよたと歩いて、浴槽に身を沈めた。


 はぁ〜〜〜〜〜〜っ


 やっぱり、お風呂って、いいなぁ。


 一葉さんがブラシを取り出し、せっせと体を洗い始めた。こんなに世話されてたら、わたし、堕落しちゃうじゃないの。


 でもまあ、今日ぐらいは、いいか。


 程よく浸かった頃合いで、漸く頭が動き始める。


 正体がばれたのが、あの二人で済んでよかった、とは言える。即座に攻撃されても文句は言えない場面だった。

 でも、もう一度ローデンに行く、となると話は別だ。しかし、アンゼリカさんの言い分にも一理はある。どうしようかなぁ。


 あ。忘れちゃいけない。あの害虫退治。こっちが先だ。


 どうしてくれよう。

 棚上げ主人公。それでいいの?


「やること考えることが多すぎる所為だっ!」


 主人公だから、仕方ないのよ。


「あんまりだぁ〜〜〜〜っ!」

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