表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
157/194

清潔第一

 変人が使ったヘルメットなんか、自分で再利用する気にはなれない。何かが感染しそうで怖い。


 ルイガさんが動作確認に協力した『爽海』は、魔包石を使っていないからレンタル代だけで。いやいやいや。一緒にローデンの人達のご飯も作っているから、半額にしよう。


 他には。


「あ〜、ロナ。すまんが」


「何? 追加するものがあった?」


「そうじゃなくて! その、金額は、書かなくていいのか?」


「魔包石の相場が判らないから」


 あとで書き込む。


 と言う前に。


「ラバナエを呼んでくる。あいつ、そういうのにくわしいらしいから!」


 逃げた。出遅れた一葉さんの一撃を飛び跳ねるように避けた。そのままぴょんぴょんと移動しているのは、足が痺れていたからだろう。それでも逃げる。たいした根性だ。


「それで。私は、どうすれば」


 おずおずと問い掛けてくるルイガさんには、出来るだけ優しい声で答えることにした。


「どうするもこうするも。伝令役よろしく♪」


 がぁくっ。


 悪は、勝手に滅んだ。完。


「・・・[魔天]で使わせられた魔法陣のような布の事とかいきなり出来上がった砦もどきの事とかお聞きしたかっただけなのにっ」


 違ったようだ。


「あれは本当に「魔法陣」。使ってる布と糸は、ローデンの・・・工房の名前知らないや。工房長がペルラさんっていう元ローデン王宮の女官長なんだけど、その人に聞けば判る。調理道具は、同じ工房のライバさんにね。

 砦もどきの魔道具は、ほら、前にそっちの小砦壊しちゃったでしょ? 立て直しする手伝いを頼まれた時の為に準備しておいたんだ。師匠から譲り受けた物なんだけどね。だけど、今回ので壊れちゃったみたい。でもって修理は無理、だと思う。作るのはもっと無理」


 虚実取り混ぜて捲し立てていたら、今度はプルプルし始めた。


「元女官長? なんで、そんな偉い人が、って伝手はどうなってるの?! 師匠って、どこの誰!! あんな魔道具作れる職人なんて、なんて・・・」


「頭かきむしるのは勝手だけど、紙は破かないで」


 がばっ


「そうですっ! 砦の再建費用と相殺にすれば!」


「それはそれ、これはこれ。銅貨一枚値引きしない」


 がくーーーーーーっ


 浮き沈みの激しい人だ。そもそも、これは交渉ではなく請求だ。相手の拒否権は認めない。

 おっさん達が最初から素直に指示に従っていれば、衆人環視の中で一枚残らず剥ぎ取られることも、こんな場所で籠城することもなかった。うん。やっぱり値引きは無し。


「ロナねーちゃん、飯持ってきた。寝る前だけどさ、少しでも食べておけって、ボコスにーちゃんが」


 まだ子供のロトス君は、雑用係としてあちこちを走り回らせられていた。目を離すと何をするかわからなかったから、敢えて役割を振ったとも言う。大人でも恐怖を覚える事態に、一人、じっとしていろというのも酷な話ではある。


「ロトス君は?」


「俺は、もう食った。ロナねーちゃんが食べ終わったら少し寝ておけって」


「・・・わかった」


 これは、あれだ。わたしにも食べさせるための苦肉の策、なのだろう。


 提供者が食わないと誰も手が出せないという謎の理屈によって、わたしにも配給がある。


 一食目。食べるふりをしてマジックボンボンに保存しようとしたら、レンに現場を目撃されて失敗した。

 流石の食いしん坊も、主義主張を振りかざしてもいい時と場合を心得ている。いるのだが、目は口ほどに物を言う。どうしても目がいってしまうのだと必死に言い訳していた。半分は本音なのだろうが、下手するとストーカー一歩手前だよ?


 体の調子が悪いから食べられないと言えば、ご隠居さんをはじめとした纏め役達が揃って慌てふためく有り様。冗談だと撤回するしかなかった。


 まったく。融通が利かないにも程がある。


 なにしろ、短時間で水が引くとは思えない。

 最初に提供出来る食材の種類と量を開示し、曲輪から出られるまでの想定日数で割ってみたところ、かなり厳しい状況であることがわかった。

 ちなみに、毒血持ち首長竜の肉は出せない。綺麗さっぱり洗い流したとは言え、人体への影響が読めないから。万が一、が起きたら大変だ。


 アンゼリカさん特製料理も、曲輪内では出さないことになった。何故ならば、保存容器が特殊だから。ローデン王宮の了解も取った。彼らとおさらばしてしまえば、好きなだけ食べられる。それまでの我慢だ。あの連中の愚痴というか横暴さには、本当に参っているのだ。ちょーっと目先が変わったものがあれば、聖者様とか王家がどうのこうのとか。


 幸い、飲み水は魔道具で賄える。泥水をすすって腹をくだす心配がないだけでも助かると、ハンターさんの一人が言っていた。


 それはともかく。


 わたしの本性は、正体不明の謎生物だ。数ヶ月寝こけても平気のへっちゃら。数日絶食したところでビクともしない。派手な魔法は使えない、もとい使わないので、体内魔力量も減らない。


 適量の塩と水があれば、普通の人でも二、三日は体調を保つと聞いたことがある。それで誤摩化して、少しでも多くの食料を回せるように協力しようとしたのに。


「あなた一人が食べる分なんて、全体のほんの少しでしょ。士気を下げたくなければ、ちゃんと食べて」


 女性騎士さん達は、不埒者対策の為に最低一人は起きて警戒している。今の当番は、エスメルさんだ。闖入者と喧々囂々やっているのは見て見ぬ振りをしていたようだが、ロトス君が参入した時点で本格的に首を突っ込む気になったらしい。


「だからさぁ。一人分の食料と全体の士気がどこでどう繋がってるのか説明してよ」


「あれほど説明したじゃないの。トングリオ隊長とボニス様にハンターの、えーと誰でしたっけ? とにかく、さっさと食べて」


 兵士さんの中でも一際体格にすぐれ、新兵なんか腕の一振りでポイできる実力派のお姉さんが、にっこり笑って迫ってくる。


「そういうのは、気に入った男性にするべきだと思う」


 夜這いとか夜這いとか夜這いとか。


「誤摩化さないの」


 おまけの拳骨まで頂きました。


「ロナねーちゃん。ちゃんと食べないと大きくなれないよ?」


 ・・・ななしろは、ロトス君から一万ポイントのダメージを受けた。


 ぐはぁっ!




 軽く一休みした後は、細々としたルーチンワークが待っている。


 川の見張り当番の交代を二葉さんと四葉さんに依頼、もとい命令する。[湯筒]などの魔道具がちゃんと作動しているかどうかをチェックする。馬車の通信魔道具を使った定時連絡に引き込まれる。ついでに魔石の消耗度もチェックする。おっさん達の愚痴を華麗に聞き流す。


 なんだってこんなに忙しいんだ。


 どれもこれも、わたしの他に代役がいない、と言われればそれまでだけど。いやいやいや。変なものも混ざってる。絶対に、混ぜられている。


 中でも、最大の苦役が蓑虫の世話係。


 移動中同様に簀巻きで放置する手もある。だが、限られたスペースしかない上、警戒する相手が相手なので、見張りとは言え一日中人を側に置く危険は犯せない。

 ならばわたしが引っ付く、と言う案も全力で却下された。接触時間は、できるだけ短く! なのだそうだ。それもそうだけど。


 その結果、蓑虫導師様(大笑)継続と相成った。


 一葉さん達の拗ねること拗ねること! 時折、逆さまにしたり、大きく左右に揺らしたり、バンジージャンプよろしく上がったり下がったり・・・。

 遊園地のアトラクション無料体験中、に見えなくもない。


 そのせいなのかどうなのか。おっさん達からのクレームは一度きりだった。


「同じ経験をしてみたい? それなら先着一名様募集中! そうか、全員一回はやってみようよ♪」


 と、笑顔で勧誘したら、それ以降静かになった。だから問題ない。

 丁寧に梱包してあるから怪我もしてない。だから問題ない。


 さて。蓑虫なのはいいとして、強制断食させていい理由にはならない。彼は、お笑い芸人であって求道者ではないのだから。


 そして、彼を降ろせるのは、わたししかいない。・・・あ〜あ。


「なぜこのような物しか無いのです? そうです。聖者様への献身が不足しているのですね! あなたの行いが悪いのです。福音を得られるよう、もっと精進するべきなのです!」


「・・・」


 ツルツル導師様の口は、相変わらず絶好調だった。曲輪に籠った直後に懇切丁寧な状況説明をした筈なのだが、その事実はすっぱーんと記憶から消え去ったと思われる。[魔天]脱出行でずーっと眠らせておいたためなのか、誰よりも元気。怪しい薬でラリっている、ようにも見える。例のブツは取り上げたままだというのに。早く抜けてくれないかなぁ。

 ご隠居さんは、わたしが自称導師様(笑)の「世話」をする間、不用意に他の人が近寄らないようする為の見張りを買って出てくれている。ついでにおっさん達への誘導というか洗脳を解くヒントを得ようとしていた。


 だがしかし。


 早々に諦めた。


「いい加減に陛下方を解放するのです。そうして、世界に普く聖者様の福音を求めるべきなのです!」


「「聖者様」って唱えて普通のご飯が出てくるなら検討してみる」


「ロナ殿?」


 怪訝そうな顔をするご隠居さんと、喜色満面になった自称導師様(笑)のギャップが笑える。


「そうです! 彼のお方は万人に誉め称えられるべきなのです!」


「だからさ。褒めるのは別に構わないんだけど、何時手に入るか判らない福音なんかよりも、今、切実に! 食料が必要なんだけど?」


 未だ濁流の真っ只中にある曲輪へ、食べ物の補給は、無い。ここから脱出できる見通しが全く立たない今、期限ギリギリまで在庫を確保する努力が必要なのだ。


 一度に大量に食べてしまうと、増々空腹が辛くなる。空腹は、不平不満精神不安定にも繋がる。一日数回、薄めに味付けした肉の塊一つをゆっくり噛み締める事で誤摩化しているのが現状だ。

 なお、おっさん達もここ二日の実体験に基づき、ようやく実践するようになった。


「出し惜しみしている誰かがいるのでしょう?」


 ご隠居さんの顔が、阿修羅像の憤怒相にクラスチェンジしてしまった。


「貴様! 誰が資材を提供してくださったと!!」


「あ〜。剣の柄から手を放して。どうせ都合のいい事しか頭に残らない残念な人なんだから。相づちなんて適当で良いんだよ。適当で」


 意味不明な主義主張を延々と聞かされるのは辛い。適当に会話している振りをして愚痴を漏らさせてもらっている。軽いストレス発散だ。はっはっはっ


「ですが! しかし!!!」


「避難場所に強引に囲ってしまった責任もあるからね。出来るだけの事はするよ。それはそれで、ここで使ったり食べたりした物の経費をドバーンと請求するぜ! って宣言したし」


 あ。一口で丸呑みしやがった。それはそれで、食事終了の合図でもある。さて次だ。


「一葉、よろしく」


 全身に巻きつけていた布を一気に引き剥がせば、時代劇でご存知の「あ〜れ〜」を体験できる。わたしは遠慮するけど。

 目を回している隙に、万歳ポーズで吊り下げる。パンツだけはご隠居さんにお願いした。すかさず高圧洗浄機の丸洗いコースにご案内。ホースを上下に振って、ケバブのように回まわせば、ほら、すぐ終わった。頭も体もピッカピカ。ついでに水も飲めるし、一石二鳥。


 入浴、とはちょっと違うが、そこは諦めてもらう。沐浴とかお清めの代わりくらいにはなっているだろう。

 昨日みたいに瞑想しているのか。静かになっている間に、次は、パンツとヘルメットと陣布と梱包布を水洗いする。

 ぎっちり絞ってバサバサ振り回せば、自称導師様(笑)の口上が復活しそうな頃には、体も服も乾いている寸法。


 あとは、パンツを身に着けさせ似非ミイラに擬態させ陣布セット済みヘルメットをかぱっと被せれば一丁上がり!


 体を洗うのは、ほら、蓑虫導師様(大笑)は、お手洗いが使えないし。迂闊に「イライラする臭い」とやらが曲輪に充満しても困るし。打てる手は打っておく。


 ちなみに、見張り当番がモヨオした「その時」に限って、わたしの命令なしでも降ろすように頼んである。

 で、終わり次第、腰紐よろしく引っかけていた蔦の端を引き上げている。悲鳴が聞こえる事もあるが、そんな経験が出来るのも今だけだし、楽しんでもらえたら良いと思う。


 それはおいといて。


 曲輪に籠った翌日から、蓑虫導師様(大笑)を含む全員が、一日一回、高圧洗浄機で体の垢を綺麗さっぱり洗い流している。


 どうせやるなら、ご一緒に。


 騎士さん達が水流を受けてうっとりとしている様は、少々不気味だ。マッサージ代わりになっている、らしい。別の意味でストレス解消にも役立っている、のだと思うことにした。

 なお、頑固な汚泥がこびりついた地下道の清掃作業用高圧洗浄、ではなく、ホースからちょっと強めに出てます程度に調整したので、赤剥けにはならない。


 ニオイ対策なら、濡らした手ぬぐいで体を拭くだけでもよかった。だが、またしてもおっさん達からクレームが。こんな限界環境で風呂に入りたいだぁ?


 痛む頭で、ローデン王宮の面々とも相談した結果。

 [湯筒]の能力では風呂桶に水を貯めるのに一日掛かる事。一人当たりの入浴時間が長くかかる事。おっさん達の身の回りの世話に人手を避けない事。なによりわたしが出す品数は減らした方が良い、というご隠居さんからのありがたい忠告もあった事。正直に「これ以上何も出してくれるな」と泣きつかれた。

 結論。おっさん達の要望は却下された。


 一方、高圧洗浄機ならば、既に各国にお披露目されている。おっさん達も体験済みだ。これ以上文句があるなら、外の濁流で水浴びしてこい!


 という訳だ。


 ただし、女性陣は馬車の中で交互に体を拭いている。この時ばかりは、トングリオさんも叩き出している。誰が見せるか勿体無い。


 臭いの元は、体だけではない。

 御不浄は男女別に設けて、余った布で目隠しを作った。音はまあ仕方がないとして、後処理用のロックアント消化液も完備。至れり尽くせりだ。




 ところで。


 礫の多い河原の中央部に陣取り、尚且つ外側には大量の水が流れている状態で、地面から滲み出してこない方がおかしい。

 この点は「石壁を立てる際に地面も加工した結果、浸水を阻止できた」と言うコジツケが通用した。


 しかし。入浴や洗濯には大量の水を必要とする。数十人分ともなれば、半端ない。これだけバンバン水を使えば、普通はそれなりに地面は湿気るし水溜まりも出来る。

 そもそも、濡れた体を放っておいたら風邪を引くし、生乾きの服が更に嫌な臭いを発するようになる。


 にもかかわらず、水溜まりは広がらない。体も服も爽やかに乾燥している。小さな焚き火一つでなんとかなるとは思えない。


 ルイガさん他数人は、この状態を訝しんでいた。特に、ご隠居さんが。目が口ほどに物を言いまくっている。


 ここで使っている高圧洗浄機は特別仕様で、それの付加能力が補助しているからだと説明した。


 本当はそんな機能は付いていない。


 『温風』と『爽界』の術具をこっそり起動させているのだ。こっそりなのは、術具の存在はどうやっても説明できないから。

 万が一バレそうになったら、不快感から起こりそうな騒動を未然に防ぐためという大義名分を持ち出すつもりだ。


 誰も彼もが異臭まみれで鼻が辛くなってきたわたしがいの一番にキレそうだったから、とは誰にも教えない。ないったらない。


 もっとも。


「それこそ、聖者様のご利益かもしれないよ?」


 と言ったら、大多数は沈黙した。


 聖者様。使えるじゃん。





「ご、ほん! ところで、竜の姫君はまだ戻りませんな」


「里に帰ったかな?」


「そうだと宜しいのですがな・・・」


 希望的観測だろうが本音ダダ漏れだろうが、気休めぐらいは言わせて欲しい。


「手入れも終わったし。一葉、揚げて。外の様子を見たいから、三葉、わたしも」


 ご隠居さんが取りすがる間もなく、ヒョイっと壁の上へ。


 わたしは、今朝からどこかで何かが大暴れているような音に気がついてはいた。だが、岩壁に遮られてぼんやりとしか聞こえてこなかった。


 濁流お代わりの予告だとすれば、第一波よりは小規模だろう。ならば、曲輪の守りに任せておけばいい。


 流されていった先で堆積した泥に足を取られたモリィさんがずっこけているのかとも思った。体を張ったコントを繰り返していれば、わたしが様子を見に来てくれるとでも考えたのだろう、と。


 だからガン無視していた。のだが、いくらなんでも音の持続時間が長すぎる。上流側から見えないところで何かあったのかもしれない。念の為見ておこう、と思っただけなのに。


 ・・・はるか下流側で巻き上がる泥飛沫。増水ではなさそうだ。


 ではなくて。


 上流側の見張りからは見えないほど遠いところだ。何より、彼らの注意は上流に向いている。小さく聞こえる音も川の流れに紛れて判別しづらい。当然、警告するはずはない。


 問題は、それらを作り出している巨大生物達。


 そう。それは一体ではなかった。




 題して。


 ファンタジーロマン!


 グリフォン対ドラゴン!!


 世紀の大決戦!!!




 ・・・・・・わたしがここから即刻逃亡しても許される、と思う。

 主人公が焚き火の確保を主張していたのは、しょうもない理由からでした。


「十分に重大な理由だってば! あんな狭い場所でしかも人がいっぱいるところで! G◯ョック並みの発作を起こしたらどうするのさ!!」


 ・・・失礼しましたぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ