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刻印術師の異世界生活  作者: 氷山 玲士
第五章:鍛冶と魔法のターニング・ポイント
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099・ヘリオスオーブその後

 フィールに戻った俺は、アルカをベール湖に下ろし、客人であることを公表した。そしてエドを巻き込んで開発した、ミスリルがベースの、アダマンタイト、クリスタイト両方の特徴を持った新金属を使い装備も一新した。年が明けてからフロートでみんなと結婚式も挙げた。

 それから三年程は、普通にハンターとして暮らし、マナとの間に女の子も生まれた。

 そこまではよかったんだが、バリエンテがアミスターに宣戦布告をしてきてしまった。アミスターがプリムを利用し、バリエンテを侵略しようとしているとか、正直アホかと思ったんだが、実際に宣戦布告されてしまったし、ソレムネにレティセンシアまでバリエンテに協力するよう動き始めてしまったから大変だ。

 幸い、と言っていいかはわからないが、元凶であるバリエンテ獣王はレオナス王子の協力もあって早々に討ち取ることに成功し、レオナス王子が王位継承権を破棄したことで、バリエンテ獣人連合国は消滅し、アミスター王国に併合されることになった。

 だがそれを受けソレムネ帝国は、これこそアミスターが侵略戦争を仕掛けた証拠だとして、さらに軍を派遣し、レティセンシア皇国はアバリシア神帝国から派遣された神兵を中心とした特殊な軍をマイライト山脈周辺、つまりフィールに派兵した。この機にレティセンシアがフィールを奪おうとしてるのは明白だし、いい加減にしつこいとは思う。

 ソレムネ軍はバリエンテ地方から侵攻してきたこともあって、アミスター騎士団とバリエンテ戦士団の連合軍が撃退したが、問題はレティセンシアの方だ。アバリシアから派遣された神兵は、驚いたことにPランクハンターと同等の力を持ち、中にはHランクハンター並の実力者までいた。そのため騎士団も劣勢を強いられ、俺とプリムも戦列に加わったが二人だけではどうしても対処しきれず、いくつかの町が占領されてしまった。

 そしてフロートの目前まで進軍を許してしまったんだが、そのタイミングで、なんと俺のことを探していた父さんと母さんがヘリオスオーブへとやってきて、刻印神器・神槍ブリューナクを生成し、一瞬でレティセンシア、アバリシア連合軍を倒してしまった。

 俺が結婚していたばかりか、子供までできてたことに驚いた父さんと母さんだが、最終的には俺がヘリオスオーブに残ることに納得し、俺がこの世界で生きていくために刻印融合術も教えてくれた。まあ発動させた刻印融合術で、刻印神器が生成できてしまったのは俺も驚いたが。

 そんなわけで父さんと母さんは、後ろ髪ひかれる思いで帰っていった。

 そして再度進軍してきたレティセンシア軍を倒し、レティセンシア皇王も討ち取ったアミスター軍は、レティセンシア皇国までも併合することになった。アミスター王国としてはそんなことは望んでいなかったから、半ば成り行きでの併合になってしまったが、そのことを認めようとしなかったのがソレムネ帝国だ。新兵器となる魔導兵器を用いて、条約までも無視して三度アミスターに侵攻してきた。

 とはいっても、隣のトラレンシア魔王国やリベルター共和国にまで攻めていたツケは大きく、新型魔導兵器をもってしても三国を相手取ることはできず、トラレンシアの前女王の手によってソレムネ皇帝は討ち取られた。ちなみにそのトラレンシア前女王、俺の婚約者になってたりする。他にも妖精族に虎の獣族の女の子、さらには俺と同じ世界からやってきた客人までもが俺の新たな婚約者となって、お嫁さんは全部で12人になってしまった。ちなみにその客人、驚いたことに父さんと母さんの同級生だったっていうから驚きだ。転移する際に時間がずれたんだろうとは思うが、それ以外に説明は俺もできない。

 それはともかくとして、みんなとの子宝にも恵まれ、Oランクハンターにまでなった俺は、時に魔物を狩り、時にバリエンテ、ソレムネ、レティセンシアの残党を倒し、時に貴族の晩餐会とかに参加しながら、ヘリオスオーブで生きている。 

途中から基本設定とは大幅にズレが見え始めてきてしまったため、勝手ではありますが、打ち切ります。

現在設定を見直し、改訂版を執筆中です。夏頃には投稿できると思いますので、そちらもよろしくお願いします。


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