有効活用
この作品も更新頻度を上げたいんですけどねぇ…
1日一本が限界なもんで…
「ただいまー」
「兄さん!」
「えっと…」
どう話を切り出せばいい?クソッ、コミュ障の弊害がこんなところにも…⁉︎
「あの…心配かけてごめん」
「よろしい」
コミュニケーション関係では珍しく正解を引いたらしい。よかった…
「ただ、私は夕食も用意してました」
「はい…」
「それなのに、兄さんは他の子にうつつを抜かして!」
「ご、ごめん!ん?他の子…?」
「と、とにかく!私はお詫びを要求します」
「…お詫び?」
何すれば良いんだろう?兄の分際で申し訳ないが、僕は紫音が何を欲しがっているかなんて分かるわけもない。思考を読む能力が必要なのは風花じゃなくて僕なんじゃないか?
「えーと、何をすれば…」
「取り敢えず、私の部屋に来てください」
「分かった」
僕、何させられるんだろう。明日体の半分以上が残ってたら大金星としよう()
**********
「兄さん、座ってください」
「おう…」
そう言えば、紫音の部屋なんて久しぶりに入ったな。確か紫音が中学に入ったきりだったけ?あの頃からそこまで変化は無さそうだけど…
「(ポフッ)」
「あの、紫音さん?何してるんですか?」
紫音がベットに僕を座らせたのち、紫音自身も座ったのだ。いや、別に普通に座るのであればなんら問題はない。ただ…
「なんで僕の膝の上に…」
そう、僕の膝の上に座ってきたのだ!
「まさか、重いとか言うんですか?」
「いや…なんなら軽い方だと思うし。なんでこんなことしてきたのかなー、って」
「言いましたよね?お詫びが欲しいと」
「まさか、そのお詫びがこれ?」
「(コクリ)」
マジか、義理とは言え兄弟なので別に恥ずかしいとかじゃ無いんだが…ブラコンを拗らせすぎじゃないか?
「紫音、その…」
「何度も言ってますよね?私は、兄さんが大好きなんです」
「それは知ってるけど…」
「私にとって、これが一番幸せなんです。あと、抱きしめてくれますか?」
「…分かった」
今回は連絡をしなかった僕が悪い。甘んじて受け入れるけれども…
「紫音、その性癖(?)は世間に晒すなよ。間違いなく居心地が悪くなるから」
「そうですか。いっそのこと、既成事実を作ってしまうと言う手も…」
「それは…!」
紫音が体をより近づけてくる。やばい、とうにもかくにもいろんなところが当たって…やわらかい…
「兄さん、私の準備はできてますよ?だからこのまま…」
「紫音さん、九条さん知りませんか?」
「空間転移『テレポート』‼︎」
今世紀(多分)最大の声量で叫んだよ。こんなにも有用な使い方もないんじゃないかな?ちなみに僕の自室にテレポートした。
**********
「紫音さん、九条さんは…」
「もう、戻ってるんじゃないですか?」
「分かりました」
フィリアさんが出ていく。
「兄さんのヘタレ…」
そう言う回です。(次回は来週の木曜日になってしまいます)




