共感性どころじゃない羞恥
暑すぎだろ、マジで。
「九条くん、結局体育祭が始まるとどうなるの?」
「どうって…当日以外は体育の授業が練習に入れ替わるぐらいかな」
正直体育の授業嫌いだからありがたくはあるけど。
「九条くん、本当に消極的だね…」
「これでも口には出してないだろ?」
「思考でバレバレだよ?」
「風花にしか伝わらないからセーフ」
実際風花しか(現状)思考が読める人は居ない。
「あ、そう言えば…体育祭って創作ダンスがあるそうな…」
「風花、それマジ?」
「マジマジ」
「嘘だろ…あれは中学で卒業したかと…」
そう、創作ダンス!正直なぜこんなことをやるのかわからないが、選択式の年な
んて見たこと無いので強制参加になるんだろう。というか、創作ダンスはなんで
あんなにダサいんだ?全国の運営さんたちには申し訳ないが、もう少しセンスと
かどうにかならないんですかね?高校生にもなってああゆうのとか、羞恥心がも
う…///
どうでもいいけど、スラッシュつけるとエロい感じになるよね。
「九条くんの思考は除いてて飽きないね♪」
「そんなことで喜ばれても困る…」
確かになんの関係も無いことばかり考えている気はするけど!!
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「来月から体育祭だな。ということで、今日から体育の時間はその練習に割り振るぞ!」
日体大卒体育教師天職みたな教師が言う。どうでもいいけど、中央大ってマイク
無し粉○歌うって本当?
これ以上は怒られそうだからやめておきます…
「九条くん、何気に他のクラスとこうして顔を合わせるのって初めて?」
「そうかもな」
普段の授業はクラスごとにやってるから、こういう機会がなければ一生交わるこ
とはないだろう。まあうちのクラスに入ってくる男子生徒はいるが。
「入学直後にしつこく声をかけてくる男子生徒はいたけど、能力のこと伝えたらみんな離れていったなぁ…」
「僕は離れないから安心しろ」
「なにこの人、急にイケメンぶってきた」
「お前が離れるなって言ったんだろうに」
むしろその時の発言を覚えていた僕を褒めてほしい。
「取り敢えずは創作ダンスを仕上げないと話にならないからな。今日の放課後には手本の動画を公式ホームページで配信しようと思うが、できるだけこの時間で覚えるように」
「マジか」
「暗記に関しては大丈夫じゃない?」
「僕の脳みそが拒否するからな」
「それはまた特殊な脳をお持ちで」
実際僕ら特別クラスがイレギュラーの塊みたいな存在だからな。そういう脳みそ
を持っていてもおかしくはないと思うんだが…駄目か?
**********
「終わったね」
「やっとだな…」
この1限、羞恥心に耐えるのに神経をすり減らした。思春期の男子高校生にはいささか
辛いんじゃないか?あ、陽キャはノーダメなのか(納得)
「じゃあ、私こっちだから」
「おう、また後で…」
屋内とは言え、そろそろ気温が上がってくる時期だ。汗とかかいてるだろうし、
早く着替えたいな。
この夏の間に僕は何回前書き・後書きで「暑い」って言うんでしょうか。
暇な人は数えてみてください()




