できる側の人だったんだ… vol1
今日でやっと学校おわりです。
「九条くん、今年もこの時期がやってきてしまった…」
「ん?5月ってなんかあったけ」
梅雨は6月だし年度の初めは4月だし。5月は影薄い気がするのは僕だけだろうか?
「定期テストだよ!?」
「あ、もうそんな時期か」
「もしかして九条くん、そこまで慌ててない感じ?」
「慌てるも何も…」
「まさか九条くんが勉強できる側の人間だったとは…」
勉強できる、ってほどじゃないと思う。成績だって可もなく不可もなく。一般的
な男子高校生だと思うんだけんど…
「その頭脳を見込んでお願いが…私の勉強を手伝って!…ください」
「ちゃんと敬語使えてえらいえらい」
「この男、これみよがしに煽ってきやがる」
「風花さんや、口調が崩壊してまっせ」
そんなわけで?突発的に風花のテスト勉強を手伝うことになった。面倒くさいな
ー、と思ったら涙目プラス上目遣いで訴えられた。女の子の上目遣いってなんで
あんなに破壊力高いんだ?永遠の謎だと思う。
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「ただいまー」
「おかえりなさい。あ、風花さんも来てたんですか」
「お邪魔する」
この二人、よくわからないんだよな。こう見ると仲良さそうにミエルんだけど、
たまにバチバチにやり合ってる時あるし。よく分からねえな。
「九条さん、おかえりなさい」
「フィリアただいま」
「本当に家に連れ込んだんだ…」
「風花、それは表現が悪い」
ご近所さんに聞こえたらどうするんだ。まあ近所付き合いなんて無いに等しいけ
どさ。
「えっと、桜井さんでしたっけ?こんにちは」
「…幽霊に挨拶されるのってなんか複雑な気分」
「僕も最初は沿う感じたんだけど…慣れた」
「適応力高すぎでしょ」
「そうか?」
「そう追えば、今日なにかするんですか?」
「ああ、風花がテストやばいらしいから、心優しい僕が手伝っってあげようと言う感じだよ」
「あの忌々しき制度、まだあるんですか…」
恐らく生前の記憶が蘇ったのだろう。忌々しそうに虚空を睨んでいる。
そりゃそうさ、テストが嫌いじゃない学生なんて居ないまであると思うからな。
「九条くん、そろそろ始めよう」
「分かった、やるか」
ということで、風花と勉強会with幽霊。開始です。
ちょっと短めかもね。
言い訳をすると、執筆中にブラウザがクラッシュした結果、執筆時間が大幅に削られたのが要因な気がしなくもない。




