ケツのクラスチェンジ
Lvがある一定以上になると上位職にクラスチェンジする事が出来る。
「クラスチェンジするぞー!!」
勇者一行は上位職になるべく、神殿に来ていた。ワクワクが止まらない勇者一行。この日の為に、Lv上げに勤しんできたのだ!
「イケメン魔法剣士になりたいですな!」
鼻息荒く語る脳筋ヒゲ戦士。
「な、なれるといいな……」
優しく肩を叩く勇者。
「私はすっごい魔法使いになりたいわ!全体攻撃魔法をバンバン撃ちたいの!!」
物騒な物言いの魔法使い。
「…………」
空を見上げ、優しい聖職者をイメージする僧侶。
「すみませーん。クラスチェンジお願いします!」
軽いノリで神官のオッサンにお願いする勇者。
「では、そちらの戦士からいこうか……」
戦士の緊張が高まる……。
「そなたがなれる職業はこれじゃ!」
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* バーサーカー *
* 狂戦士 *
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がっくりと項垂れる戦士。魔法戦士になれず諦めて奥でいじけてしまった。
「次は私はね!」
魔法使いが前へ出る。
「そなたがなれる職業はこれじゃ!」
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* 武闘家 *
* プロレスラー *
* マッチョドラゴン *
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「ファッ!?何よこれ!!」
戸惑う魔法使い。その横でクスクス笑う勇者。勇者を殴り、戦士の横でいじける魔法使い。
「……では僧侶どの、そなたがなれる職業はこれじゃ!」
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* プリーステス *
* エンチャントレス *
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「!!」
喜びのあまり言葉にならない僧侶。少し迷い、プリーステスを選択。それ皆が祝福してくれた。
「オッサン! 俺は!」
オッサンに詰め寄る勇者。
「そなたは勇者のままじゃ。勇者を辞めることは出来ん」
きっぱりと言い放つオッサン。
「ええー!!」
オッサンの襟を掴み前後に揺さぶる勇者。
「ど、どうしてもと言うなら……」
「おっ!出来るなら最初からやってよ!」
「どうなっても知らんぞ…。勇者が選べるのはこの2つじゃ!」
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* ドラ〇もん *
* ブラックホール *
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「待て待て待て待て!!!!」
焦る勇者。爆笑する3人。
「じゃあ、ドラ〇もん で!」
勝手に選ぶ魔法使い。
「ストップ!! ストーーーーーップ!!」
もはやパニック状態な勇者。
「色々と突っ込みたいが、取りあえずクラスチェンジ止めます!」
そう言い残し足早に神殿を去る勇者。
「ちぇっ!結局クラスチェンジ出来たのは僧侶だけか……」
足下の石ころを蹴飛ばし悔しがる勇者。
「まぁ、良いじゃないの。僧侶がこんなにも嬉しそうなんだから!」
なだめる魔法使い。
「それもそうか!」
にこやかに微笑む僧侶の胸をチラリと見て、再び歩き始める勇者であった……。
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