番外編:登場車種リスト
今回は番外編ということで、第四章完結時点で今までに登場した車を国別・メーカー別にまとめてみました。
メーカーについてはあまり言及してこなかったため、いろいろと混乱してしまうかもしれませんがご了承ください。
元ネタが丸わかりな車種もあったり――?
1.ジルペイン国
???
この国最大の自動車メーカーとして、レースの舞台にも数々の伝説が残っています。
・ヴィバームス
50年以上に渡り生産されている国産スポーツカーです。
ヴィバームスのベースグレードは4ドアセダンと2ドアクーペが設定されていますが、ヴィバームスVというスポーツグレードは2ドアクーペのみ。
初代V10型から続くレースのDNAは、現行のV25型にも受け継がれています。
駆動方式:FR(V10、V110)→4WD(V22~V25)
エンジン:2L 直列6気筒 NA(V10、V110)→2.6L 直列6気筒 ツインターボ(V22~V24)→3.8L V型6気筒 ツインターボ(V25)
〈出典:活動報告「搭乗車種解説 第二弾」、17話「生きる伝説と走る伝説」など〉
・シノレ
低価格スポーツカーの代表格です。
乗りやすく程よいパワーが走り屋などの若者を中心に人気を博し、かなりの台数を売り上げました。それ故に事故率が高く保険料が高額になるという側面もありますが、生産終了からしばらく経った今でも街中でよく目にします。
駆動方式:FR
エンジン:2L 直列4気筒 NA(ベースグレード)、2L 直列4気筒 ターボ(Spec-R)
〈出典:18話「最高の手伝い」、62話「劣化と消耗は時に」など〉
???
社長がスポーツカー好きのため、大企業でありながらも遊び心溢れる車を作る自動車メーカーです。
・スペランザ
この国でも一、二を争うほど人気が高いスポーツカーです。
ボディ剛性やエンジンの強度が高く、チューニングの素材としても優秀なスペックを持っています。
生産終了が宣告されてからしばらく経ちますが、先日のゲメントフェスティバルでレーシングカーとして蘇った新型スペランザのコンセプトモデルが世界初公開されました。
駆動方式:FR
エンジン:3L 直列6気筒 ツインターボ
〈出典:60話「白煙に見た慢心創痍」、83話「年に一度のお祭り騒ぎ」など〉
・ルクス
現代の若者をターゲット層に、数年前から販売されている低価格な軽量FRスポーツカーです。
程よいパワーと低重心のおかげで誰でも楽しく運転できる新世代のスポーツカーとして注目を浴びていて、スポーツ走行の基礎を学ぶにはぴったりのマシンです。
駆動方式:FR
エンジン:2L 水平対向4気筒 NA
〈出典:26話「緊張を溶かして」、36話「メカニック学科の生徒」など〉
・オクソール
古い車種ですが、国産軽量スポーツカーとして最も人気が高い車種の一つです。
FRのレイアウトに、車重はわずか900kg。名機と称されるエンジンは、当初は自然吸気でしたが後にスーパーチャージャーを搭載した仕様も登場しました。
狭い峠でこの車をコントロール下に置けば、立ち向かえる者はいないでしょう。
駆動方式:FR
エンジン:1.6L 直列4気筒 NA、1.6L 直列4気筒 スーパーチャージャー
〈出典:85話「物語は消えていく」〉
???
技術研究において妥協を許さず、様々な新規事業も積極的に展開している自動車メーカーです。
・エネシス
最上級の価格と性能を持ち、スーパーカーの領域にも匹敵する車です。
世界初のオールアルミで作られたモノコックボディには、一定の回転数でカムを切り替えるシステムのXECTと呼ばれるエンジンが搭載されています。
専用の赤いエンブレムが目印の上位モデル・タイプXはより高性能なエンジンやブレーキなどを搭載し、さらにボディにも軽量化と剛性向上のため補強がされています。高い走行性能を手にしていますが、サスペンションもサーキット走行向けに硬く設定されており、快適性は犠牲になっています。
駆動方式:MR
エンジン:3.2L V型6気筒 NA
〈出典:57話「どこかの来訪車たち」など〉
・N-0
速く走るためだけに開発された純粋なレーシングカーです。ベースとなる市販車は存在しません。
5年ほど前にこのN-0をほぼそのまま市販化するとして話題を呼びましたが、翌年の経済不況の影響で計画は頓挫し、白紙になりました。この時のアイディアを元に、数年後に開発された車種がエネシスです。
駆動方式:MR
エンジン:3.2L V型6気筒 NA(ただし、エネシスとはボアストローク比が異なる)
〈出典:85話「物語は消えていく」、87話「深淵に消えた車は」など〉
???
ユニークな車を作る、運転の楽しさを追求する自動車メーカーです。
・シェデム
希少なロータリーのスポーツカーとして根強い人気を誇っています。
その曲線美と唯一無二の心臓は、多くのロータリーファンを虜にしました。
余談ですが、ロータリーエンジンは機構上どこまでも回り続けようとしてしまうので、この車はレブリミットに達すると警告音が鳴ります。
駆動方式:FR
エンジン:1.3L 2ローター ツインターボ
〈出典:30話「俺の夏休み」、87話「深淵に消えた車は」など〉
2.ティアルタ共和国
コーリン・カーズ社
軽量なボディーが特徴の、尖った性能の車を多く製造しているメーカーです。
60年以上前からモータースポーツ活動を行っている老舗のレーシングチームとしても名が知れています。
・イライザ350
コーリンを代表する超軽量スポーツカーです。
サーキット走行に不要なエアコンやオーディオを切り捨てて極限まで軽量化された約900kgのボディーに、ジルペインの???社から供給されたエンジンをチューンして搭載しています。
まさに公道を走るレーシングカー、並大抵の車では太刀打ちできません。
駆動方式:MR
エンジン:3.5L V型6気筒 ツインターボ
〈出典:57話「どこかの来訪車たち」、84話「秋のおすすめスポット」など〉
フェンリル
誰もが知っている超名門スーパーカー製造社です。創業以来様々なカテゴリーのレースに参戦し続けています。
ブランドとしての価値も超一流で、世界中のセレブ達の憧れです。
・???
2+2のクーペカブリオレで、未だ世に出ていない新型車のプロトタイプです。
ボタンを操作すれば走行中であってもわずか14秒でルーフが開き、開放感を楽しめます。
性能は紛れもないスーパーカーでありながらも、高級感と実用性に重きを置いたモデルです。
駆動方式:FR
エンジン:3.9L V型8気筒 ツインターボ
〈出典:70話「俺に分かることは」〉
ランドヴェティル
前述のフェンリルと肩を並べる、同じくティアルタ共和国製の超高級スーパーカーブランドです。
・???
濃いオレンジがイメージカラーのフラグシップモデルです。
駆動方式:不明
エンジン:不明
〈出典:77話「罰されるべきなのは」〉
3.アマレイク合衆国
???
アマレイク最大の市場シェアを握り、大衆車からスポーツカーまで幅広く売っているメーカーです。
・ヴェルト(C2型)
とにかく大排気量・ハイパワーなエンジンを無理やり車体に搭載する、いわゆる脳筋の典型的なアマ車ですが、流麗で美しいボディーは他の車種にない魅力です。
C2型はその中でもかなり古い部類に入る、歴史的な価値を持つクラシックカーでもあります。
駆動方式:FR
エンジン:不明
〈出典:45話「招かれざる放浪車」〉
???
遠い昔、生産工程にベルトコンベアを導入して未発展だった自動車産業に革命を起こしたことで有名なメーカーです。
・グナットサム(初代)
古めかしい大排気量のV8エンジンを積んだ、アマ車らしいマッスルカーです。
初代グナットサムは50年以上も前の旧車ですが、今でもコレクターやマニアが大切に整備して乗っている姿を見かけます。
駆動方式:FR
エンジン:V型8気筒
〈出典:86話「朱雀にありがとう」〉
いかがだったでしょうか。
たくさんのメーカー、たくさんの車がこれからもまだまだ登場する予定です!お見逃しなく!
もし書き忘れてる車種とかあったら教えてください(小声)




