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040:学府 其の8

 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット ウェアラブルPC(コンタクトモデル、メガネモデル)

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv4 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地ⅡLv1 染色Lv1 塗料Lv1


 ・ウルカ

 役職:- 学科:忍者 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 自警忍者刀+1 大型手裏剣 忍者の制服 ゼロ組バッジ 変身リング(忍者型)

 単体 火遁の忍法具 雷遁の忍法具 氷遁の忍法具

 範囲 木遁の忍法具 水鏡の忍法具

 [スキル]

 忍者刀ⅡLv1 手裏剣Lv10 リングLv1 忍法Lv1 裁縫Lv14


 ・サクヤ

 役職:- 学科:戦士 人種:竜 性別:女性

 [装備]

 魔法槍+1 戦士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 槍Lv20 魔法剣Lv1 鍛冶Lv10 木工Lv10


 ・アリサ

 役職:- 学科:獣使い(クラスはドルイド)人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 風の大鎌+1 獣使いの制服 ゼロ組バッジ ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 大鎌ⅡLv1 ウェアラブルPCLv1 テイムLv1 獣化Lv1 装飾製作Lv1


 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 斧槍Lv20 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv9 融合Lv1 料理ⅡLv1


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 指揮棒Lv1 ウェアラブルPCLv1 指揮ⅡLv1 召喚Lv7 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 楽器Lv1 ウェアラブルPCLv1 演奏ⅡLv1 召喚Lv8 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 ▽

 裏切り者を睨むウルカ、近くには唯一の味方のサクヤが、察したらしく溜息を吐いていた。

 テイム型:テイム型従者ストック+2。

 サモン型:サモン型従者に補正+2を与える。

 バランス型:テイム型従者ストック+1、テイム・サモン型従者に補正+1

 リング:変身リング

 忍者型:近接+忍術補正+1、防御補正+1


「いや~お日柄もよいね~」


 ヒリュウがニコニコとウルカに言う、ウルカは面白くないので黙っていた。

 近くにはアリサが従者と戯れていた。


「そう拗ねない」

「拗ねてない」

「さあ仕事だよ~従者~」


 ウルカは断然面白くなかった。

 引き受けた仕事の、最初の施設、『刀京』の住宅街にある小さなアパート、担当した者の方が挨拶し、PT名を告げると知っていたらしく、説明し鍵を開ける、外からは普通のアパートに見えるが、知る者はそんな見た目は信じない。


「ヒット、間違いない、しかもデカいぞ」


 感じ取ったエネルギーからレドが言う、宇宙戦闘艦の人型キーなので、それだけのエネルギーを感じ取ったと6名は受け取り、それぞれが武器を握る。


「従者召喚をするぞ?」


【召喚:タイプ従者召喚:キクリヒメ】

 レドの召喚した従者のキクリヒメ、黒い肌の神族の女性、服装は赤い和服のドレスのような物にミニスカートも身に着ける。

 ▽

 キクリヒメ

 [スキル]

 神聖魔法Lv1 大地魔法Lv1 飛行Lv1

 ▽

【召喚:タイプ従者召喚:白虎】

 ヒリュウの召喚した従者の白虎、白い毛並みの虎。

 ▽

 白虎

 [スキル]

 格闘Lv1 雷撃Lv1 飛行Lv1

 ▽ 

【召喚:タイプ従者召喚:ジン】

 ジョーカーの召喚した従者のジン、風を纏う女性の形をしている。

 ▽

 ジン

 [スキル]

 風魔法Lv1 支援魔法Lv1 飛行

 ▽

【召喚:タイプ従者召喚:ゴーレム】

 アケチの召喚した従者のゴーレム、金属ような素材で作られた人型の機械。

 ▽

 ゴーレム

 [スキル]

 格闘Lv1 防御強化Lv1 リジェネートLv1

 ▽

 黒い肌の女性、白い大きな虎、空色の肌の風を纏う女性、金属色の人型の機械。


「前衛はウルカ、サクヤ、ヒリュウ、ゴーレムで行こう」

「了解した」

「心得たわい」

「了解したよ」

「・・・(コクリ)」

「残りは後衛だ。ただ後衛においてもアリサ、俺は前方より、ジョーカー、アケチの方は最後尾だ」

「了解したわ」

「了解」

「あいよ」

「ゴーレムを除く従者は主人の後方だな、何せ主な火力だ」

「心得ました」

「がお」

「了解了解」


 準備が整い突入した。

 内部は巨大なダンジョンの様だ。忍者のウルカは直ぐに変身リングを使い変身し、下着の上に展開し、忍者刀を抜く。

 槍使いのサクヤ、斧槍使いのヒリュウも、巨大すぎるダンジョンを見ていた、天井すら遥かに遠い。

 後衛の前衛寄りに位置する大鎌使いのアリサ、ガンフェンサーのレド、最後尾のジョーカー、アケチも呆然としていた。

 長い通路、地平線の先まで続き、膨大な分かれ道があり、天井にも続きそうな分厚い壁。


「これはかなり洒落にならんぞえ」


 サクヤが言うと皆が頷く、従者達も困るような広さだ。

 リーダーのレドも考えるが、これはいくらなんでも無理。


「仕事は中断、帰還するぞ。幾らなんでもこれは無理だ」


 誰もが頷いた。


 □『ダンジョン』→『スクラップ』


 帰還したらボスがニヤリと笑う、レドもさすがに説明し、これにボスも納得していた。


「あのダンジョンは特殊なものでな、戦力によって全部が変わる」


 説明に、レドも仲間達も唸る。


「通称は試練ダンジョン、刀京でも最難関のダンジョンだ。しかし星空の戦力はけた違いとは思っていたが、地平線の先とはな、さすがにこれは無理だ」

「せ、戦力を」

「無理だ」


 キャンセルした。幾ら下げても大して変わらないからだ。

 落ち込むレドに仲間が言葉をかけ、立ち直ると別の依頼を受けた。

 今度は廃棄された病院のとある病室、外からは綺麗な病室だ。廃棄されているために荒れ放題の他とは比べようがないほどだ。

 碌でも無さが全開過ぎて、全員が進めない。


「おいリーダー、お前が先に行け」

「お前は忍者だろ?ほれ経験値取得の為に」


 互いに押し付け合うが、サクヤもこれは仕方がないと、内部に入り調べる為に踏み込む。

 エンカウントしたのは同族の竜、サクヤより大きいなと困って引き返した。


「無理じゃ、まあ食われたいのなら別によいがの」


 竜の龍たるサクヤが言うのだから、全員が引き返した。

 ショップに戻り説明したら、ボスは興味深そうにサクヤを見た。


「あそこは鏡ダンジョン、入った者達を映すものだ」

「普通の依頼でいい、普通にしてくれ、頼む」

「ああそうだな。ちょっと遊び過ぎたな」


 全員が睨む、相当な性格らしい、三番目に依頼は、普通の依頼ともいえるものだ。

 とある廃棄された商店、見るからにおんぼろ小屋のような物だ。

 看板の名前は見えない、受け取った住所も確認し、今までの経験から言っても大したエネルギーは確認されないので従者を召喚し入る。

 内部の方は小さな小屋ようなものではなく、広々とした施設だ。

 靴箱を見たレドはここが学校と分かり、背後を見ると広いグラウンドがある、他の者もつられてみると、目を丸くしていた。


「あ、相変わらずだな」


 膨大な時間を生きたレドでも、呆れる様なでたらめさだ。

 常識が全く通じないのが、誰もが困る。


「竜の星にもないぞ、このようなダンジョンは」

「で、どうやって帰還する」


 ジョーカーの冷静な疑問に、他の者は硬直し、アケチすら時が止まるようなものだ。


「ひとまずは、どうしよう」

「探索するしかない、運が良ければ出口が見つかれば幸運だった」

「あのタヌキ親父!」


 アケチが毒づく、他の者も同じ意見だ。

 従者達も、兎に角に常識が通じない為に弱っていた。


「警告するが、離れ離れになれば、どちらかが一生ここに残る事になるかもしれないぞ」


 ジョーカーの冷静な言葉に、誰もが冷や汗が流れる。

 前衛担当の者、後衛担当の者、従者達も主人の傍にいる。


「さて、偵察は無理だよな」

「断固拒否する」

「だよなぁ・・・」

「外には出るな、何があるかわからない、物にもうかつに触れるな、それが物に見えるだけに過ぎない」

「困るのぅ」

「モブが現れても簡単には戦うな、単なるモブではないぞ」


 ジョーカーの警告が終わり、さすがに前衛達も進めない、レドも仕方がないので最前方に立ち歩きだした。


 □『ダンジョン』


 エンカウントしたエネミー、精霊型らしく、直ぐには話しかけず、レドとヒリュウが観察していた。

 誰一人動かず、言葉も発しずに、時間が過ぎる。

 観察し終えてからヒリュウがレドを見る、レドの方も同じ様に観察をし終え、考えてから行動を起こす。


「ちわちわ」


 精霊型の球体が、レドを見る。

 精霊型が好む汎用的な料理をヒリュウが直ぐに出した。この球体がヒリュウの持つ料理を見てから、迷っているらしく更にレドが笑顔で挨拶すると精霊型が接近し、球体から手を出して食べ始める。

 召喚士のヒリュウも、錬金術師のレドも、まずは成功だ。


「ひとまずは成功か、死ぬほど疲れた」

「飲み物も出す?」

「出そう」


 ヒリュウが取り出した飲み物に精霊型の球体は興味があるらしく接近してくる。


『ジュードが従者契約を望んでいます』

 この表示が二人に出る。

 二人とも押すと。

『ジュードが従者になりました』

「まあ確かに従者だ」

「従者が欲しいから来たといった通りだね。でも闇系か、困ったね」

「精霊型の中でも特異な存在だからな」

「説明を騎士」

「精霊型は通常の元素、主に四元素だな、火、水、風、土、この下位ランク、上位ランク、光はランクでいえば初期から上位ランク、このうち光はレアであるが珍しくはない、闇の方は初期から上位でもあるが、この上位の中でも高位に近い存在だ」

「下位とは一般、上位とは優れたもの、高位とは殆どいないけど神族に近い者だね」

「それで、ヒリュウ、騎士、ジュードはどのようなものだ」

「恐らく高位、その証拠に複数と同時に契約できた。上位までは常識の範囲、高位からはもう分類外だ。どうしようもない存在でもある、神族の地母神の方が遥かに理解できる存在だ」

「そうか、異質な存在か」

「ゆっくりと理解に努めるしかない、案外いい奴かもしれない」

「相変わらすだな優しさだな」

「俺にとってみれば従者は家族、それでいい」

「僕にとってみれば仲間だね」


 二人の意見にはジョーカーも理解できる範囲だ。


「おし進むぞ」


 今度は進む、次にエンカウントしたのは一人の女の子だ。

 黒い服を着込む、髪の色は黒、瞳の方も黒、肌の方だけは白い、レドが挨拶する、直ぐにヒリュウが料理を出し、女の子は困った顔で近付いて来る。

 料理を食べ始める女の子、飲み物も出すと、不思議そうに首を傾げてヒリュウを見る、ヒリュウのニコリと笑い、レドも笑うので女の子はますます不思議そうな顔をする。

 食事が終わり、女の子の方は困った顔で居たし、そこにヒリュウが白虎を帰還させてからジュードを出した。女の子の顔が明るくなり、ヒリュウに近付く、その後にレドを見る。

『闇が従者契約を望んでいます』

 二人とも了解した。

『闇は従者になりました』

「二人目」

「神経を使うな」

「闇って神族だよね」

「ああばっちり神族だ」

「ぶっ飛んでいるねこのダンジョン」

「次に行くぞ」


 次にエンカウントしたのは一角獣、ユニコーンだ。


「ちゃっす」

「対応する料理がないよ」


 それでもユニコーンはレドに近付いて来る、まず匂いを嗅いでから、ユニコーンがレドに頭を押し付ける。


『ユニコーンがレドと従者契約を望んでいます』

「YES」

『ユニコーンは従者となりました』

「おしユニ、出口を知らないか」


 ユニコーンが困った顔で居たが、頭の角で扉をさして消えた。


「うーん。今度は聖獣か、大変だよ本当に」

「で、二人はどうする」

「ユニコーンは良いが、残りはな」

「同じく」


 二人がこう言うのでユニコーンを探してから色々と試して契約し、ヒリュウの方も契約していた。

 次に遭遇したのが、黒い大きなライオン、ヒリュウの知識にはあるケルベロスだ。

 レドとヒリュウが笑顔で挨拶したら、二人に近付く。

 笑顔で話しかけ、兎に角に挨拶から。

『ケルベロスが従者契約を望んでいます』

 二人は直ぐに押した。

『ケルベロスが従者となりました』

 その後に帰還した。


 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット ウェアラブルPC(コンタクトモデル、メガネモデル)

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv4→Lv7 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地ⅡLv1 染色Lv1 塗料Lv1

 従者取得:ジュード、闇、ユニコーン、ケルベロス


 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 斧槍Lv20 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv9→Lv13 融合Lv1 料理ⅡLv1

 従者取得:ジュード、闇、ユニコーン、ケルベロス


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 指揮棒Lv1 ウェアラブルPCLv1 指揮ⅡLv1 召喚Lv7→Lv8 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1

 従者取得:ユニコーン


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 楽器Lv1 ウェアラブルPCLv1 演奏ⅡLv1 召喚Lv8→Lv9 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 従者取得:ユニコーン

 ▽


 □『ダンジョン』→『スクラップ』


 色々と有っての報告を終える。


「レドとヒリュウがね。ユニコーンはまあ普通だが」


 今度は召喚士としての腕前を見ていたらしい、得たのだから多くは言わない。


「四番目の方は討伐依頼だ」

「討伐ね」

「妖系、この魔法を得意とする妖魔だ。下位に位置する天狗だ」

「なら大したことはないが、なんでまた」

「初期化によってこちらも大混乱、今ではスキルの育成も必要になり討伐系は人気があるので少ないのだ」

「なるほどまあ今回は受けないで行う、必要は特になさそうだし」

「それならよいが、今日の依頼はこんな所だ」

「おう」


『スクラップ』より私有地のビルに入り、5階建てのビルの各フロアでの生産を行い、従業員に商品を整理させてから、要らない生産品の方は格安で提供していた。

 借家でのセーブポイントより、『イーニャ』に戻る。

 冒険者の町『イーニャ』の固定PT共同住宅『星空』邸のセーブポイント、この中庭にある木の前。

 時間は既に夕方であり、固定PT用の食堂での食事後に帰還した。


 □『イーニャ』→地球『ガーディアン』


『星空の記録がログアウトしました』


 地下の自宅、既に真中になり、それぞれの自室で休む。

 翌日の6月7日の火曜日。

 軽い食事の後に自警団の訓練。

 ジョーカー、アケチは従者を連れないが、ユニコーンが大変に気に入っていたらしく、乗馬用の道具を調べていた。

 予備訓練後、合戦トレーニングを開始する。

『トレーニングプログラム起動。メニュー:合戦 地形:草原 ゴブリン・コボルト同盟軍 指揮官:ゴブリンシャーマン 全体指揮官:ゴブリンシャーマン』

 ▽

 全体指揮:レド 副官:ウルカ 相談役:サクヤ 参謀:ジョーカー、アケチ

 本隊

 刀剣部隊の指揮官にはビルド

 盾部隊の指揮官にはアシル

 鈍器部隊の指揮官にはチャイム

 長柄部隊の指揮官にはヒリュウ

 直射部隊の指揮官はツグミ

 攻撃部隊の指揮官にはアプリ

 妨害部隊の指揮官にはジェネリック

 回復部隊の指揮官にはコマリ

 支援部隊の指揮官にはフレグランス

 防御部隊の指揮官にはシェル

 遊撃

 機甲兵部隊の指揮官にはスカル

 偵察部隊の指揮官代行は風魔小太郎

 格闘部隊の指揮官には我王

 曲射部隊の指揮官にはバッシュ

 ▽

 草原に現れる、戦闘・生産系に属する自警団、直ぐに陣形を整え、いつも通りに進む。


「従者召喚は許可するぞ」


 レドの許可にウルカが伝え、あちらこちらでの従者が召喚された。

 獣使い達はテイムなので常に連れている。

 獣化の方も許可が求められたので許可した。獣使い達の獣化が始まり、様々な姿になる。


 参謀の二人もユニコーンを召喚していた、全体指揮官のレドは別に召喚はしなかった。

 騎兵の姿も見られるのたが、少なすぎたために編成はしなかった。


『闇が召喚を求めています』


 表示された内容にレドは困るが、仕方がないので召喚した。

 13歳ぐらいの女の子、身長はヒリュウより小さい140cmほど。

 レドの娘達と、動物達が凝視する。


「誰?」


 ティアが言う、レドは困った顔で説明し、闇の方は話さないが頷いて肯定していた。

 長女のピローテスは、これで分かった。


(道理で考えているような所があったわけか)


 従者は家族という考えの父親の事である、家族が増えすぎて困っていたのだろう。


(困った)


 長女としては困る。


「父さん、後で話してもらうぞ」

「・・そうなるよね」

「ああ決定的だ」


 合戦トレーニングでの、獣使い達は獣化、召喚士達は好みの従者を召喚し、主に飛行させて警戒に当たらせ、魔法使い達は羨ましそうだ。

 幼い少女のような闇は、動物達に興味を持ち、遊んでいた。

 ゴブリン砦につく、罠を無力化する従者達の攻撃により、強行的に作られたルートより前衛達が突撃し、ゴブリンシャーマンを目指していた。

 一番の活躍は機甲兵、何せ金がないために、VIPとラストアタックが是非に欲しい。

 倒し終えてから、同じ様に金ない直射部隊の精密な狙撃でラストアタックを奪われる。

 前衛達はとても不満そうだ。


『トレーニング終了。ガーディアンに帰還します。詳細は後に程送信しますのでご心配なく、VIPは盾部隊、ラストアタックはツグミ、全体指揮官はレド。疲れ様でした』


 帰還した後、各指揮官達と話、機甲兵部隊の指揮官のスカルは辛そうだった。

 何せ歩兵の100倍もかかる装備品、戦士の10コインのナイフが、機甲兵では1000コインだ。取った者は泣くに泣けない。

 生徒会とも話し合い、予算の都合もあるが、さすがに心が痛む、生徒会長のギルドマスターも、これは改善する必要があると判断し、情報の提供を要求しこれに自警団は答えた。

 幾つかの案の中で、機甲兵には力仕事が向くので、色々な方面での力作業を担当してもらうこととなった。

 自警団の訓練後、姉妹に説明し、長女にとても怒られた。

 次女の方は無邪気に喜び、三女の方は特に変化なし、動物たちは特に何も言わずにいたが、子狐の金糸騎は闇の傍にいた。

 家族無暗に増やしてはいけない決まりが追加された。

 朝食後の登校。


 高等部0組、星空の登校の時に、生徒会より事情聴取を受けた。

 しっかりと説明し、無制限に増やさないようにと言われた。

 WHO学、その後の昼食、生産会の集まり、誰もがまた増えたと言っていた。

 動物達と戯れる少女ではあるが、精霊型の神族だ。


 スキル学及びスキル訓練の後の文化部の後に帰宅。

 夕飯の後に自警団訓練、その後に集まる。


「なるほど」

「確かに」

「従者は家族のレドだしね」

「これは予想外」

「考えを改めろよ」

「まさかの従者増加禁止令とはの」


 話すとそれぞれより聞こえた。


「どのみち一名のみだから禁止じゃないが」

「主が家族の言葉を受け入れない筈がない」

「まあ控えるけど」

「それで生徒会より呼び出しを受けたのか」

「ああ。さっ冒険行くぞ」

「で従者はどうする」

「連絡して許可を取る決まりとなった」

「そうかえ」

「という訳でGO」


 □地球『ガーディアン』→『イーニャ』


 午前中は従者の草原と森の確保、昼食の時間。

 固定PTでの食事の時間を過ごし、今度は海に行く。

『イーニャ海岸』の船着き場に来ると、大きなイカが居た。

 召喚スキルを持つ者達は困る、従者になり来たらしい。

 従者契約を行い、船に乗ってから向かう。


「従者から来るとか聞いた事がないよ」

「現に来ていただろ」

「そう言う問題じゃないよ」

「召喚士達の苦労を返せ」

「従者ホイホイかよ」


 そんな召喚スキルを持つ者達、テイムスキルを持つテイマーの方は鳥と戯れ、忍者の方は金を数え、龍の方は美味しそうな軽食を頬張る。

『イーニャ海』のど真ん中にある『シーキャッスルタウン』につく。

 船着場には一体の龍が、住民から色々な物を貰って暮らしていた。

 ヒリュウの知る蒼き龍の青龍だ。

 レドとの相性は最高峰で有り、召喚すればお喋りするのも当たり前の奴だ。


「久し振りだな」

「ああ。やっと取ったそうだな」

「いやーなつい、こちらが仲間だ」

「青龍だ。よろしくなという訳で従者って奴だな」


 四人と従者契約が行われ、青龍は海に戻る。


「いや別にいいけどね」


 ヒリュウとしてはとても言いたいことを押し込めた。

 サクヤが槍を取る。


「何かが飛んでくるぞえ」

「また従者か」

「従者吸引機かよ」


 空の彼方から来るのは一体の龍、黒い鱗の黒龍、大きさはサクヤの本来の姿より巨大だ。

 この黒龍がレドの前に下りてくる。


『黒龍がレドと従者契約を望んでいます』

「YES」

『黒龍は従者となりました』


 どうもレドの相性で言うのなら、龍とか神族とかの相性が良いらしい、更に黒い者や闇系は直ぐに寄ってくるらしい、後でピローテスに伝えようとヒリュウは考えた。


 ▽

 ・レド

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv7→Lv10 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地ⅡLv1 染色Lv1 塗料Lv1

 従者取得:クラーケン、青龍、黒龍


 ・ヒリュウ

 [スキル]

 斧槍Lv20 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv13→Lv15 融合Lv1 料理ⅡLv1

 従者取得:クラーケン、青龍


 ・ジョーカー

(コンタクトモデル)

 [スキル]

 指揮棒Lv1 ウェアラブルPCLv1 指揮ⅡLv1 召喚Lv8→Lv10 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1

 従者取得:クラーケン、青龍


 ・アケチ

(コンタクトモデル)

 [スキル]

 楽器Lv1 ウェアラブルPCLv1 演奏ⅡLv1 召喚Lv9→Lv11 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 従者取得:クラーケン、青龍

 ▽

「海に来て正解だったな」

「主に騎士な」

「どんだけ竜と相性がいいんだよ」

「今度は荒れ地に行くぞ」


 船着場より船に乗って帰還、一度自宅に行き、ヒリュウはピローテスに伝えた。


「竜?」

「正確には竜族の中でも、更に上位にいる龍だね」

「父さんは」

「しかも本来は難しいはずの分野にはとても好まれるらしい、何せ黒龍が飛んできてから従者になる位だし、クラーケンも、青龍もやってきていたし」

「そ、そうなのか」

「他にも神族の中でも地母神とか、竜とか神とかとの相性が良いらしい」

「・・・難しい分野だな」

「そう言う従者に大変好まれるらしい」

「喜ぶべきなのか」

「まあ少なくても最強の召喚士だね。普通の召喚士とは比べようがないよ」

「もし神龍などは」

「来るんじゃない、レドとの相性は最高峰だよきっと」

「・・・困る」

「またわかったら知らせるよ」

「ああ」


 自由時間から作戦室に入る。

 全員が揃い、アリサがお茶などを出してから説明する。


「まあ色々と有ってイーニャ北部に行くわよ。ただどういう訳かあたしたちとは相性の悪い従者の分野なのよ。原因は恐らくレドね」

「俺は何もしいないぞ」

「好まれるのか嫌われるのかはっきりして欲しい」

「PTを巻き込むなよ従者吸引機」

「まああれじゃの、大地系とは相性が悪いのじゃろう、それでも神族との相性が良い為に地母神なども来たわけじゃが、恐らく大地の龍とも相性が良いはずじゃ」

「好まれる奴らには好まれるが、嫌われる奴にはとことこ嫌われるタイプだな」

「こればかりは相性だしね」

「下手したら争いになるんじゃないか」

「嫌う連中からはとことこ嫌われるからな」

「よくゴーレムと契約で来たな」

「多分ノームとは無理だろう」

「玄武やベヒーモスとも無理じゃろうな」


 言われるレドは面白くない、大地を好むレドにとってみればとても面白くなかった。

 リーダーが黙るとわかる者には分かり、アリサが他の召喚スキルを持つ者に怒る。


「言い過ぎ!レドは錬金術師よ!大地を好むタイプじゃない!」


 アリサに怒られ、召喚スキルを持つヒリュウも、ジョーカーも、アケチも黙る。


「まあの。じゃがこればかりは相性じゃしの」

「ひとまずは行くべきだろう」


 □『イーニャ』→『イーニャ北部』


 やって来た北部の荒れ地、ヒリュウには直ぐに分かり、ベヒーモスに避けらるように離れていく、本格的に相性が分かるようなものだ。


「うん嫌われているとことこ嫌われているよ。ベヒーモスが離れるとかどんだけ嫌われているの!」

「面白くない」

「帰るよ。これは無理」


 帰還してからの反省会、レドを連れての大地系との交渉は不可能と判明した。

 逆に森や水や海や風との相性は良い、竜との相性も神族との相性も良い、PTに影響を及ぼすほどよいともいえる。


「レド、サラマンダー呼んで」


【召喚:タイプ従者召喚:サラマンダー】を呼ぶも失敗した。

 重い沈黙、重過ぎる沈黙が流れる。


「炎とも相性が悪いんだね、極端だね」

「別にいい」

「今度は境界線ダンジョンだね、まあアンホーリーとはどうしようもないね」

「狙って襲ってくるな、ヘイトはMAXだろう」

「あんな奴らはどうでもいい」


 炎系、不死系との相性は全くないらしい、所謂の敵対関係だ。


「たぶんな獣王を倒したのがレドだからだ。北部の王を倒したレドを、北部の者が好むはずもない」


 ウルカが言うと、知る者が納得した。


「ゾンビにはいかないでおこう、まあ最も相性の良い大森林、海の近くにあるダンジョンならよいだろう」

「賛成だ」

「なら大森林ダンジョンね。確か従者がいたはずよね」

「ディアブロ、森系の従者だね。僕らとの相性は良いと思うよ」


 □『イーニャ』→『大森林ダンジョン』


 ダンジョンの入り口に一本の剣かある、誰もが不思議に思うが、レドが近寄る。


『森剣が従者契約を望んでいます』

「YES」

『森剣が従者となりました』


 これで分かった。レドの最も良い相性は武器なのだと。

 双子の事もあり、恐らくそうではないのかと、思っていたヒリュウにとってみれば予想的中だ。


「まさか武器とはな」

「・・・武器ねえ変な召喚士だな」

「双子の事も有るしね」

「魔剣の姉、神剣の妹か、確かに予想可能だな」

「恐らく兵器全般との相性が良いのだろう」


 奥に進む、現れる一般エネミーは、森に住む切り株系のエルダーウィロー、森に住むキノコ系のエルダースポア、森に住む粘菌系のエルダープリン、地獄鶏冠等。

 特に襲われずに進み、相性の良い場合はに襲われない事もヒリュウはメモした。

 ディアブロの部屋に来る、レドがノックする。


「居るか」


 扉が開き、中に入る、一体の木、枝が揺れ歓迎している様だ。

 四人との従者契約を行い、更にレドには特別アイテムまで提供していた。

 帰還し、集まった情報を纏め、星空の関係者に伝えた。

 召喚スキルを持つ場合、相性が良ければ様々な恩恵があり、好過ぎる場合は相手から寄ってくる、また最高峰のMAXの場合には特別アイテムまでつく、運が良ければ教われない場合もある。

 逆に相性が悪ければ様々なデメリットがあり、下手したら初期からヘイトMAXの場合もある、そんな相性の悪い所にはいかない事が良い。

 基本的に汎用的な精霊型ですら、レドとの炎と土の相性は敵対に近い、何せ召喚に応じない場合すらある。

 万能的なヒリュウには、この尖っているレドには困る、レドやヒリュウに比べればジョーカーやアケチはまだ普通の召喚士だ。

 家族の方は、相性の判明している話を聞いて、納得していた。

 レドの相性の良いものは武器、竜、神族、森、水、風、闇、逆に悪いものは不死、土、炎だ。


「極端な」


 長女のピローテスが言う、双子も親の相性には納得していた。

 義姉のリャナはどうしたものかと考える。


「改善する必要はありますか?」

「出来ない。召喚士の相性はそんなものなんだ」

「なら悩んでも意味はありませんね」

「そうなるね。ただあまりに強すぎるレドの相性はPTにすら影響を及ぼす」

「そうですか」

「まあこればかりはね。たぶん砂漠とかとも相性が悪い、風の方とは相性は良い」

「まるでエルフのようですね」

「確かにね」

「昔から嫌われる者にはとても嫌われていましたから」

「尖り過ぎな奴だからね。困るよ」

「きけば闇系とは」

「うん召喚を望むぐらい良い」

「それであの子は」

「うん」

「まるでダークエルフですね」

「うーん。まあそうなるかなまあこれ位だね」


 話を終えてから、作戦室での次のダンジョンに向かう。


 □『イーニャ』→『海ダンジョン』


 甲殻類や魚からは容赦なく襲われる、こういうものともレドの相性は悪いらしい。

 レドに召喚された闇、13歳ぐらいの女の子は、力を振るいあっさりと叩き潰す。

 その後にダンジョンの最深部、ボスの甲殻類。

 闇の魔法によりあっさりと撃破される、従者の方は泉のノルスは歓迎し、四人との契約を行う。

 帰還した後説明すると、家族からは呆れられていた。

 一言で言うのなら温度差が猛烈に激しいのだ。

 こう言ったレドのようなタイプの召喚士は、敵味方がはっきりしていた。

 炎や土との相性が悪いレドは、当然のようにドワーフとの相性も悪いと予想された。

 他にも氷、雷等も調べないといけない。

 何せレドと組む場合は、相性から行っても敵味方が極端に分かれる。下手したら召喚拒否もあるからだ。

 これらの情報を召喚士クラスの者にも伝えると、大騒動となった。

 この為に召喚士と組む場合は、相性を調べておかないと酷い目に遭うことになる。

 汎用的な魔法使い達よりも大変な後衛の一つとなった。


 その後の境界線ダンジョンの一つであるイーニャ海と北部の中間にあるトンネルダンジョン、現れる一般エネミー、主に玄武より、海よりの二種類。

 レドは居心地がとても悪そうだ。

 何せバッシグ型のエネミーにすら近寄ると避けられる。

 アクティブ型は積極的にレドを襲う。

 帰還してから説明したヒリュウ、家族にとってみればゾンビダンジョンの他にも、トンネルダンジョンとも相性が悪い事が判明した。

 その後の森と北部の境界線にある第2トンネルダンジョン。

 森の者からは歓迎され、北部の者からは積極的に襲われる。

 召喚スキル一つで星空は大変な目に遭った。

 完全にふてくされているリーダー、仲間の方も何とか励ます。


 次に、草原と海の境界線にあるダンジョン、通称は草原ダンジョン。

 特に変化はなく、異常もなく、極普通に突破した。

 戻って報告で、家族は安心していた、草原との相性は普通。

 この結果に召喚スキルは要注意スキルとなった。


 地球に帰還し、直ぐに召喚学科の者と召喚スキルを持つ者が呼ばれ、生徒会も一斉にこの相性調査を行う。

 何せスキル一つで敵味方が出来る様なスキルだ。

 召喚士の、特にレドのような極端な相性の者は、特化型と名付けられた。

 さらにこの相性の影響が、味方に及ぼす場合は範囲型と呼ばれた。

 この為に範囲型の特化型はとても困るプレイヤーとなる。


 □


 翌日の朝方。

 いつも通りの朝、レドの家族の方は朝早く起きての準備、その後の自警団訓練、相変わらず神族の闇は現れたがり、召喚士の事は広まっており、範囲型の特化型のレドには、召喚スキルを持つ者はかなり困るタイプの召喚士だ。

 相性の良し悪し一つで、極端な敵味方、下手したら召喚拒否、相性が良ければ召喚を望まれる。

 この結果、召喚士の多くが避けた。

 自警団の訓練、闇に少しだけは帰ってもらい、召喚された黒龍、数十mもある巨大なドラゴン、味方は硬直するほどの巨大生物だ。

 戦う相手の軍に向けてのブレスを一つで破壊尽くされた。

 次に召喚された青龍、召喚したレドは話、近付いてきた相手軍に向けての水のブレスで壊滅させる。

 範囲型の特化型の味方にすれば、とても心強い事も判明し、非常に尖ってはいるが、汎用型よりも相性の結果ではあるが、強力な召喚士の一つとなる。


 残った二つの砦、一つの方にレドが召喚した森剣、これを振るうと砦が樹海となり一瞬で全滅、ヒリュウが説明したら、多くが困る。

 武器、竜、神族の相性は最高峰、代わりに炎からは召喚拒否、土からは避けられる等。


 訓練の後の登校。

 0組の教室で、召喚士のヒリュウ、リード、召喚スキルを持つレド、ジョーカー、アケチが話す。


「僕は万能型だしね」

「基本的に嫌われる者がな居ない汎用型だが、範囲型ではないな」

「リードは」

「範囲型の汎用型だ」

「お~凄いね」

「代わりに強くない」


 これにレドが鼻で笑う、リードはそんなレドを不思議そうに見ると、レドが説明した。


「範囲型の特化型だ。男性型、前衛型に大変好まれるのがその理由だ」

「そうだった」

「他にも本来は無理な幻妖、幻魔、幻神等とも相性が良い」

「・・・調べたのか」

「クーが話していた」

「・・・クー、何故話した」

「だとすると何と相性が悪くなるのか」

「・・・言いたくない」

「女性型、後衛型との相性が悪いタイプだろ」

「ああそうだよ!」

「範囲型の特化型の一名エントリー」

「〆させてもらう」

「ヒリュウの方は汎用型だが、範囲型ではないな」

「ジョーカーは女性型の後衛型との相性が良いしね」

「代わってくれ」

「相性は無理なんだ、とても交換したいが」

「アケチの方は汎用的なタイプだが、獣型から好かれる、代わりに水や風からは好まれないし、女性型からも好まれない」

「凹凸コンビだな」


 召喚士はそれぞれ相性の問題を抱える者であると判明していた。

 汎用的で安定した魔法使いが好まれるようになった原因の一つだ。

 従者に愛情を注ぐ獣使い達、現在は獣化により獣人化するが、安定こそしているものの外見が好みに別れ、この為に争いに発展する事も少なくない。

 獣使い達のクラス代表のアリサ、副代表のバッシュは獣好き、この中でも鳥を好むタイプで有り、共に鳥と獣化し、翼を生やしての飛行訓練中だ。

 他のプレイヤー、騎士クラス代表のアシル、騎獣に愛情を惜しみなく注ぐタイプの騎乗騎士、この為に仲間の特に相棒より色々と酷く言われていた。

 魔法使い組のアプリ、マキの二人は安定していた、兎に角に安定しているので、正直なところ召喚士とは組みたくないのが本音だ。

 ところが今日はダンジョンの日で、組の決まりではこの日は臨時日だ。

 商人のチャイムもとても気になっていた、同じ様に気になっていた忍者のウルカ。

 四人は分類から直ぐに組む事を互いに提案し組む。

 PT名は安定と平和

 他の者から名前からして、嫌味なのかと聞かれるような名前だ。

 友人の裏切りにウルカにはヒリュウとアリサが怒り、チャイムにはリードとバッシュが怒っていた。アプリの固定仲間のアシルとビルドは特に言わず、ただ名前からして歓迎されないようなものだ。


 午前中のダンジョン学、召喚スキルを持つ5名、テイマーの2名は安定と平和を睨む。

 昼食、安定と平和の四人は直ぐに組より出る。

 残された13名、安定枠の4名が離脱した。

 アシルとビルドは回復、その他もないので話し合っていた。


 何かとよいのはレドだ。

 忍者担当、錬金術師担当、銃使い担当の良点が多いが、召喚スキルがある。


 次によいのはサクヤ。

 何でもできるが、欠点は回復が出来ない、遠距離攻撃不能、時々竜になる


 次に好いのピローテス。

 暗黒魔法剣、踊り、錬金術師も担当できる、レドの姉妹の中でもよい点しかない万能選手、欠点として双子が付いて来る、この双子の方は体力・運動能力はともに最低ランク。


 三番目に良いのはテイマーの二人。

 弓使いのバッシュが居れば後衛も安心、料理も出来る為に良い事が多い、欠点は獣が狩れない、獣化する、前衛が担当できない。

 大鎌使いのアリサ、学府でも1,2を争うトラブルメーカーながらも前衛としては最強の一角にいる、欠点、獣が狩れない、獣化する、言葉が通じにくい。


 四番目には参謀コンビ。

 兎に角に優秀、欠点、武器スキルがないので攻撃が出来ない、回復手段がない、召喚スキルがある。


 5番目にはリード。

 性格は非常に良いが嫌味な所がある、武器はクロスボウ、欠点、召喚には後衛が一切いない、回復が出来ない、魔法がない、武器扱う能力も低い。


 6番目にはヒリュウ。

 性格はとても良い、悪い所は一切ないが、根っからの戦士、何事も力で解決使用する傾向がある、戦闘能力は異常、料理が出来る、欠点、よく判明していない召喚スキルを持つ召喚士クラス代表。


 何やら取り扱い要注意しかない。

 仕方ないのでレドに話した。

 アシル、ビルド、ヒリュウ、アリサ、ピローテス、ジョーカー、アケチのPT0組其の1。

 レド、サクヤ、リード、ティア、コマリ、バッシュのPT0組其の2。


 □


 ダンジョン区の購買部、0組其の2の面々。

 いつも通りの装備更新、何かと面倒見のよいレドがそれぞれに対応し調整された武器を選び、かつ錬金等でも調整も行う。


 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット 携帯工作セット、ウェアラブルPC(コンタクトモデル、メガネモデル)

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv16 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地ⅡLv1 染色Lv1 塗料Lv1


 ・サクヤ

 役職:- 学科:戦士 人種:竜 性別:女性

 [装備]

 魔法槍+1 戦士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 槍Lv20 魔法剣Lv1 鍛冶Lv10 木工Lv10


 ・ティア

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:女性型

 [装備]

 自警細剣+1 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 剣Lv1 歌Lv3 調合Lv10


 ・コマリ

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:女性型

 [装備]

 自警杖+1 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 杖Lv1 回復魔法Lv4 調合Lv10


 ・リード

 役職:副委員長 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 クロスボウ+1 通常矢 属性矢 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 クロスボウLv10 召喚Lv9 調合Lv10


 ・バッシュ

 役職:- 学科:獣使い(融合型) 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 ショートボウ+1 通常矢 属性矢 獣使いの制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 弓Lv10 テイムLv1 獣化Lv1 料理Lv29

 ▽

「クラス傾向を決めよう」

「?」

「姉さん、クラスにはそれぞれに対応した傾向があるの、例えるのなら錬金術師なら戦闘型、生産型、これにより補正の比重が変わるわ」

「戦闘型?」


 誰もが困る、戦闘も無理、生産よくできるはずだが、よく失敗するからだ。


「お母さんは?」

「戦闘型だ」

「コマリは」

「決めてない」

「うーんうーん。戦闘型!」

「ならコマリは生産型にするわ。その方が支援もやり易いし」

「了解~」

「傾向を決めるとスキルポイントを取るわ」

「魔法か、召喚か、テイムか、生活スキルか」

「姉さんなら何が言い」

「うーんうーん。魔法?」

「どの様な魔法」

「回復はコマリが取っているし、ポーションも有るし」

「ティアの場合はテイムか召喚だ。魔法よりそちらの方が遥かに適性がある所謂の才能だな」

「本当!?」

「特にテイムは天性のものだ。まずは取ってみるといい」

「はーい」

「コマリの方は決めているか」

「何の才能があるのか」

「生活スキルの知識系だ」

「あの知識を覚えやすくなる?」

「これにより知識に関係する値に補正が付く、魔法使いなら必至のスキルでもある、最近判明した、特にコマリなら何でもできるだろう」

「優先するのは」

「魔法知識、魔法全般に対する知識補正を与える」

「分かった」


 ・ティア

 役職:- 学科:錬金術師(戦闘型) 人種:WHO 性別:女性型

 [装備]

 自警細剣+1 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 剣Lv1 歌Lv3 テイムLv1 調合Lv10


 ・コマリ

 役職:- 学科:錬金術師(生産型) 人種:WHO 性別:女性型

 [装備]

 自警杖+1 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 杖Lv1 回復魔法Lv4 調合Lv10 魔法知識Lv1


「テイマー一人確保」

「よろしくバッシュさん」

「ああ。獣について語ろう」

「ダメよバッシュ。貴方の話は長すぎるわ」

「・・獣に良さが分からんとは」

「長いのよ」

「ちなみに私も決めていない好みの傾向がない」

「主に後衛傾向か」

「ああそうだ。後衛が欲しいのだ。全部前衛ばっかり」

「適当に決めて、騎乗でも取得すればよいのでは、その方がマシになるだろ」

「その他にも生活スキルとかもあるのぅ」

「ウェアラブルPCの方もある」

「俺としては早く生活スキルの味わいを取得してもらいたい」

「味わいか、まあ確かに」


 ・リード

 役職:副委員長 学科:召喚士(従者型) 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 クロスボウ+1 通常矢 属性矢 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 クロスボウLv10 召喚Lv9 調合Lv10、味わいLv1


「ふー。不味い薬から解放された」


 バッシュが本当に良かったといった表情と、感情のこもった声で言う


「回復薬が不味いのはPTには死活問題だからの」


 サクヤも覚えがあるのでよくわかる。


「これで少しは改善されたな」


 リードとしてもやはり不味かったらしい。

 いつもは親のレドの薬を飲むティアには理解できないものであるが、基本的に薬は美味しいものが当たり前だ。確かに自作の時々の失敗作は美味しくない。


「じゃダンジョンに行くぞ」

「「おお~」」


 □初級Lv1


 基本的なダンジョンの尤も初心的なダンジョン。

 現れるエネミーも、アンホーリー系のスケルトン、スケルトンパイレーツ、粘菌系のゲル、ファイアーゲル、特殊系のヒヨコ虫、飛行系のバッドゴブリン等の特に強くはない。

 殆どが物理専門、中には炎を吐く、一部には魔法を使う者もいるが基本的には雑魚だ。


「リード、召喚を頼む」

「どれがいい」

「獣でよいのではないか、バッシュにしろ、ティアにしろテイマーとの相性が良い」

「了解した」


【召喚:タイプ従者召喚:白虎】

 ▽

 白虎

 [スキル]

 格闘Lv1 雷撃Lv1 飛行Lv1

 ▽

 現れた白い虎、リードが説明し、この白虎がコクリと頷く。


【召喚:タイプ従者召喚:クシナダヒメ】

 レドの召喚した従者のクシナダヒメ、黒い肌の神族の女性、服装は緑の和服のドレスのような物にミニスカートも身に着ける。

 ▽

 クシナダヒメ

 [スキル]

 神聖魔法Lv1 大地魔法Lv1 飛行Lv1

 ▽


「よう。説明するぞ」


 説明されたクシナダヒメは理解し、レドの後ろにつく。

 神族の女性に、知らなかった者は驚き、リードの方は羨ましそうだ。

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