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014:四門ダンジョン。其の1

▽登場人物など

[猫目のクリル]

種族:フェルパー 性別:女

情報屋を営む女性プレイヤー、どうも情報や組織という者に所属しているらしく、朱雀ダンジョンでレドに様々な情報サポートを行う、また北部に行くためのルートを教えるなどもあったが、無償ではない為にギブ&テイクの関係だ。レドは全く気にしないが、「~にゃ」というコビコビの言葉を使い、会った女性プレイヤーにあまり好かれない、武装の方はない様子でもある。


[金色&金糸騎]

種族:白狐 性別:女

レド達が助けた狐の親子、警戒心の強く思慮深い母親の金色に、元気で明るい娘さんの金糸騎という名前をレドが付ける。桃とは極々普通の狐であったが、レドの考えた寿命を延ばす術の種族変更チケットにより、白狐になり、回復魔法スキルなどを取得し、生活系の言語系スキルも数多く取得している。一度はレドと主従の関係を結ぶこともあったが、現在は解除されて野良白狐として活動中。


[サクヤ]

種族:フォックス 性別:女

かつてレドと『刀京』のPVP大会で争った女性プレイヤー、準優勝者であり、双槍士という一風変わった戦い方を行うも、現在は槍一本で戦うスタイルへとシフトしている、言葉遣いは古い感じの口調を好み、何やら年齢を感じさせるような言葉を好む、前衛であり女性の為に、一時的に仲間に加わるのが、ウルカやピローテスは納得らしい。パロという騎獣を飼っており、乗りこなしている様子だ。


[ヒラメ]

種族:ヒュム 性別:女

『始まりの七日間』よレドの商品を扱う露天商、レドが言葉を正す人物のひとりであり、露天商街の顔役でもあり、生産プレイヤーに絶大な影響力を持つ人物でもある。またリード、ヒリュウの召喚・テイムの師匠に当たり、優れたサモナー兼テイマーでもある。ベータテスターでもあり、かつては有名な戦闘専門家であったが、現在は引退の様に商人として生きている。器の大きな女性で、敵味方より一目置かれる人物。


 南側に広がる平原、騎獣に騎乗したレド、ピローテス、ティアに抱えられるユキカゼ、レドの竜騎のドラゴも追従する。


「ティア、大丈夫か」


 ピローテスがティアを労わると、黒髪おかっぱ少女は痛そうな顔で何とか降りる。


「下半身が痛い、乗り心地がそんなに悪くない筈なのに痛い」

「仕方のない妹だ」


 神聖魔法Ⅰの単体系スペル『リジェネート』を掛ける、HPが自動的に回復していくスペル効果だ。


「お母さん」

「スキルLvを上げればそこそこにはなるぞ」

「上げる絶対に上げる」

「どのみち余っているしな」


 とチケットの一枚を渡す。

 騎乗の1次派生を行い、上位互換の騎乗Ⅱを取る。

 ▽スキル取得

 ティア:騎乗→騎乗Ⅱ

 ▽


「びーあにごう、今度はちゃんと乗るからね」

「くぇ?」

「違うの。もっとしっかりと乗るの」

「くぇ?きぇ?」

「そういう言い方はないと思うわ。びーあにごう」

「くぇぇ!」

「そうそう、ちゃんと乗るわ。大丈夫焼き鳥の事は忘れるから」


 びーあにごうがくちばしでティアの頭に嚙み付き、そのまま持ち上げようとする。


「ごめん、二度と言わないから、ごめんなさい」


 びーあにごうがくちばしからティアを開放した。

 ティアは痛そうに、挟まった個所に、回復魔法のスペルを掛ける。


「二度と言わないから、ごめんね」


 ティアが回復魔法のスペルの一つを、びーあにごうの心に負ったような傷を癒すように掛けた。


「きぇぇ」


 心地よいらしく陸鳥は両目を伏せる。


「おーし。訓練いくぞ」


 レドが暗黒騎士剣を抜く、右手には小盾を取る。

 ピローテスは弓を取り、近くの自主練の的に向けて軽く射る。

 ストン。

 的の真ん中よりやや上回る個所に当たり。

 更に弓を射る。

 ストン。

 今度は的中の場所に突き刺さった。


「さてと、ティア、好きな武器を選べ」

「うん」


 片手用の小さな小盾、片手用のショートソードを抜く、150cm程度のしかないティアは小さい、対するレドは女性アバターから男性アバターになる事が出来ても、186cmという巨大な身長を持つ。実に36cmもの身長差だ。

 下手したら、ティアの持つ小盾の直径より、大きい差でもある。

 持ち方を教え、一つ一つの基本的な構えも教える。

 盾と剣の両立の為に、どうしても剣に意識が行きがちだが、実際の所は盾で防ぐ等をして反撃の剣で相手から一本取る様なカウンターの方法が効率的だ。

 慣れない内にカウンターに徹し、防御を固めるやり方で戦う方が何かと好い。

 防御の技術は中々伸びない事が多いためだ。

 ゆっくりと構えと防御を教えながら、反撃の方法も教え、アーツを使った相手に対しての防御技なども教える。

 剣アーツの基本的な技はアクセル・エッジ、突進系の高速の捻るような回転突きだ。

 これを何度か行わせ、コツを掴み始めた頃に、任意の方向に向けて放たされ、例えば前方の上空に向けてや、前方の下の方向に向けて等に。

 前方などに突進する技なので、どうしても前方にしか発動できないが、ある程度の慣れが要るものの、空中に対しての迎撃技、下から来る相手に対しての迎撃技にも使える。

 前方、上前、下前等の練習を積むことで、基本的な迎撃法を学び、このようなアーツの任意の方向に向けて放つことで得られる、迎撃は本来の仕様にも加算されるものの、セオリーから外れがちでもあり、多用は出来ない、何せ貴重なアーツの一つを消費して使う為だ。使えば当座は使えない、冷却時間クールタイム等もいる。

 技が上位になれば当然の様に硬直時間ディレイが発生する。


「続いては槍だ」

「うん」


 ショートスピアに持ち替えたティアに、槍の基本的な構えや扱い方を教える。

 突き技、払い技、斬り技、捻り技等を教え、槍の基本的なアーツ、アーツの防御技を教え、槍Ⅰアーツはフェイタル・ストライクの突撃技の為に、突撃するのが分かっているので、足払いを掛ければ、特に脅威とは言えない。

 何事にも精通することは、冷静に対処せよ。

 レドの槍技である、雫崩し、水滴を崩すような一撃を繰り出す為の技だ。

 この為に速さが大事、最も大事なのは槍の精密さ、この二つを必死に鍛えるのが基本的なモノ。何せ同じ個所を突く、同じ個所を薙ぐ等、精密さが最も重要な槍技だ。

 最終的には相手の急所に技を出すために、ひっかけの様な槍の技の術でもある。


「今度は弓だ。ピローテス」


 レドが呼ぶとピローテスは弓と矢を下ろし、顔を向ける。


「ティアの弓の練習に手伝ってくれ」

「了解した。ティアはこっちに」

「うんお姉ちゃん」


 ピローテスがティアに弓の手解きを行い、剣や槍よりは適性があった。

 この間にレドは、固有スキル【調合Ⅱ】を使い、薬品を製造していた。

 ユキカゼが近くに寝そべってゴロゴロと遊んでいるし、陸鳥のビーア、竜騎のドラゴ、竜騎の三号、陸鳥のびーあにごあの4騎も暇そうに座りながら寝そべっていた。


『ウルカがログインしました』


 フレンドメッセージが聞こえる。

 直ぐにウルカにメールを作製し、送信した。


 ウルカ:

『レド』

 レド:

『ようウルカ。元気か』

 ウルカ:

『ああ。変わりない、南の平原にいるのだな』

 レド:

『そうだ。久し振りのイーニャだし。適当に練習してからダンジョンでも行こうぜ』

 ウルカ:

『了解だ。二人はどうした?』

 レド:

『まだログインしてこないぜ。メールでも作って送っておくさ』

 ウルカ:

『了解だ。スキル構成を変更して向かう』

 レド:

『それと弾薬や銃器の店はないので、弾薬や銃器は銀行に預けておくことをお勧めするぞ』

 ウルカ:

『であった。ここにはそんな店かなかったな。預けてから向かう』

 レド:

『待っているぜ』

 ウルカ:

『ああ。ではな』


 チャットを終了し、薬品を製造する間に、要らない物を預けて身軽になったウルカが騎獣の陸鳥の疾風に乗って現れる。


 ▽PTメンバー追加

 プレイヤーネーム:ウルカ

 種族:ハイヒュム

 性別:女

 ジョブ:鬼武者 上忍 巫女

 クラス:鬼剣士 戦上忍 戦巫女

 身長:160㎝

 瞳色:黒

 髪色:黒

 肌色:乳白色

 武器スキル:忍者刀Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 手裏剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 薙刀Ⅰ

 防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 革製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

 装飾スキル:アクセサリーⅠ

 魔法スキル:忍法Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

 補助スキル:忍法才能Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 両手利きⅠ.Ⅱ.Ⅲ 眼力Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 発見Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 看破Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 索敵Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 敏捷Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 軽業Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 身軽Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ ダッシュⅠ.Ⅱ ステップⅠ.Ⅱ ジャンプⅠ.Ⅱ 

 生活スキル:

 生産スキル:

 固定スキル:

 種族:【上位特効】:ハイの付く目標に特効

 ジョブⅡ【武者武具】:和風武具の装備可能

 クラスⅡ【鬼】:攻防戦の能力上昇

 ジョブⅡ【五遁の術】:忍法使用可能

 ジョブⅡ【忍者の資質】:忍者系補助スキルの代用

 クラスⅡ【忍者の極意】:忍者系スキルの代用

 クラスⅡ【忍者装備】:忍者装備可能

 [主要武装]

 忍者刀〝忍丸・壱式〟十字手裏剣〝風魔手裏剣〟騎乗薙刀〝戦巫女〟

 ▽


「うむ。なんとも落ち着くな」


 ウルカが紅茶を飲みながら話す。

 乳白色の肌の手で茶菓子の饅頭を取り、紅茶と共に飲み食いしていた。


「そろそろ学校なので健康には気をつけろよ」


 レドがそう言うと、ウルカは饅頭を頬張った栗鼠のような口を動かし、紅茶を飲んで中にある饅頭を飲み込んでから更に紅茶を飲む。


「うむ。しかし困った」

「結婚の話か」

「ああ。親がどうしてもと、訳の分からんメールを大量に送ってくる」

「お前さんも難儀だな」

「何か良い知恵はないかとも思うぞ」

「じゃあ俺の写真を親に送りつけるとか」

「ふむ。確かに写真を送っただけに過ぎない為に特に問題もないし、それであのボンクラ共が黙るのなら全く問題なしだ」

「勝手に勘違いされても全く問題なし、勘違いしたのは貴方方と押し切れるしな」

「お主も悪よのう」

「お代官様こそ」


 ウルカとレドが時代劇ネタを言いながら悪く笑う。


「憂いも消えたし、さてさて四門ダンジョンか」


 南の朱雀、西の白虎、東の青龍、北の玄武の四か所にある四門のダンジョンだ。

 南の朱雀の方は朱雀という召喚従者が居り、すでに多くの召喚士と契約がなされた召喚従者だ。

 西の白虎、東の青龍も共に可能と言われるが、未だにその姿を見ることは叶わない。

 北の玄武に関しては、北門からの北側がイベント用のマップなので、このダンジョンに入った者すらいないという、初期のダンジョンにしては中々の難易度だったりする。


「もしくは境界線ダンジョンだな」


 各所の東西南北の境界線にあるダンジョン、所謂境界線のギリギリのところに隠されたダンジョンだ。

 現在の所は判明するのは南西のゾンビダンジョンだ。

 位置が位置なので、南東、北西、北東などにもあると思われるが、未だに判明しないダンジョンでもあり、現れる一般のエネミーのモブもたいして強くはない。


「そういえばレド」

「ん」

「刀京のお土産は」

「ああ。なるほど」


 言われてから思い出した先行マップの『刀京』での攻略貢献度によって贈られる、賞品がある。固定PTの『星空の記録』のレド、ウルカ、アリサ、ヒリュウの四人、双子は抜けたために現在4名での活動だ。

 そんな四人の貢献度は高かったものの、特殊アイテムのダイヤモンドを最後まで持っていなかったために、結果としては順位は総合5位だった。

 運営からのメッセージと共に賞品を見る。


 ◆『運営より』

 説明:『刀京』での順位からの賞品のお届け。

 戦闘・生産の両方に貢献した『星空の記録』には、これが送られます。

 ・刀京のPT私有地の権利書。

 ・刀京のPT私有地の税免除。

 ・刀京のPT私有地の建物の維持費の免除。

 ・刀京のPT私有地で働いていた従業員の生活や安全の保障。

 ◆


「粋な計らいだな」


 ウルカが感想を言う。レドとしても同じような感想を考えた。


「個人の賞とかはあるのか」

「今調べてみる」


 ◆『運営より』

 説明:『刀京』での個人成績の順位による賞品のお届け。

 レド:

 双短銃〝双竜騎兵ダブル・ドラグーン

 ウルカ:

 忍者刀〝柳生の漆黒〟

 アリサ:

 大鎌〝笑う死神スマイル・デス

 ヒリュウ:

 斧槍〝刺すものの斧槍スティンガー・ハルバード

 ◆


「マスケットのピストルを貰っても火薬と弾薬はどうするんだ」

「マスケット?」

「火縄銃だ。まあマスケットそのものが銃という意味でもあるが」

「ピストル?」

「拳銃の事だ。つまり火縄式拳銃だ」

「何の役に立つのだ?」

「記念品でしかない物さ。ティアとピローテスに分けるよ」

「使えない記念品を貰ってもな。二人に装備させても、まあ記念品扱いなら問題はないか」


 弓の練習をするティア、指導するピローテスをレドが呼ぶ。

 パンツスーツ姿のピローテス、女子制服モデル姿のティアがやってくる。

 二人の前に双短銃〝双竜騎兵ダブル・ドラグーン〟を分けて渡す。

 受け取った二人は、火縄式拳銃など見た事もなかった為に、なんだろうと言った顔だ。


「ピストルだ。それも初期の物だ。火縄式拳銃という奴だな」

「拳銃?これが?」

「使えるのお母さん?」

「使えるそうだぞ。火薬を詰めて口径に合う弾を入れれば、後は火縄に火をともしてトリガーを引けば、当然の様に火縄が落ち、火薬に引火、これが爆発し、内部の口径に合う弾丸を飛ばす。簡単な仕組みだな」

「・・・原始的」

「古い玩具」

「そう言うなよ。歴史的な物だぞ?まあ性能は酷いが」

「まあ貰っておく」

「お姉ちゃんとのお揃いだし。貰っておく」

「ちなみに私は忍者刀だ」

「ウルカさんらしいな」


 □□□□□□□□□□

 名称   柳生の漆黒

 種類   忍者刀

 品質   ☆×3

 耐久度  100/100

 装備効果

 ATK  +60

 DEX  +10

 AGI  +10

 特殊効果

 忍法効果向上  Lv3

 手裏剣威力向上 Lv3

 □□□□□□□□□□


「結構な物だな」

「であろう。忍法や手裏剣への効果向上が嬉しい品だ」

「さてと、じゃあどこに行くか。アリサもヒリュウも午後だそうだ。理由は知らないがな」

「ならレドの朱雀との契約かな」

「必要か?」

「違うな。楽しむためだ」

「ならよし。向かうぞ」

「えーと。何処に?」

「南の朱雀ダンジョンだ。そこで朱雀との契約を行い、朱雀の力を手に入れなんてな」

「朱雀ダンジョン?」

「そうか。そう言えば知らなかったか。簡単に言えば四方の門を司る聖獣と契約し、この力を使い、何処かの何処かに行けるらしい、この何処かはいまだに謎だ」

「へー。冒険かあ。割と良いかも」

「では、気を取り直していくぞ」

「「おお!」」


 騎獣に乗り込み、それぞれの騎獣は主人たちの動きに合わせ起き上がり、レドの竜騎であるドラゴは、ビーアの後ろで追従し、このままとことこと走り出した。


 □『イズミ』→朱雀ダンジョン


 朱雀ダンジョン前に広がる小さな村の、『イズミ』での宿屋に騎獣を預け、朱雀ダンジョンに入る為にダンジョン近くに来る。


「星空の記録のレドさんかニャ」


 話しかけてきた一人のプレイヤー、レドはこのプレイヤーを見る。

 猫耳に猫の尾をしたグレイアッシュの髪をしたフェルパーで、チェニックの上着、レザーミニスカートを着込んで、足にはグリーブをした女性だ。武装らしい物は見当たらない。


「猫目のクリルってんだよろしくニャ」


 意外と高めの声、猫のように敏捷そうながらも何やらありそうだ。


「別名、情報屋っても言うにゃ」

「情報屋?情報を売買するあの仕事か」

「そうにゃ。とあるアイテムと交換で情報を提供してもよいにゃ」

「大した物はないぞ」

「にゃ。生産者の調合士人気№1がいう台詞じゃないにゃ」

「いや、持ち合わせが少ないという意味だ」

「にゃ、それは、困ったにゃ」

「まず、お目当てのアイテムを言ってくれ、持ち合わせが有れば譲ろう」

「んにゃ~香水のお茶にゃ」

「あれか、持ち合わせはあるが、香水タイプその物も取り揃えているぞ」

「お茶の方が良いにゃ、あれは美味しいにゃ」

「何杯分だ」

「そうにゃねえ~四杯分もあればよいにゃ」

「了解した」


 トレードしたアイテムの香水の紅茶、ジャム入りのハーブティーだが、女性のプレイヤーにもNPCにも人気の売れ行き№1の商品だ。

 猫目のクリルは確認し、一冊の本を渡す。


「これは情報屋の組織が集めた情報にゃ、色々と乗っているにゃよ。そして四門ダンジョンに来たからには四門の攻略にゃね?」

「ああ」

「四門の攻略が済んだのは朱雀門のみにゃ。これは有名にゃが、東門の青龍、西門の白虎、こちらの二つはまだ姿すら発見されていないにゃよ。北門の方はイベント用なので再びエネミー軍が押し寄せない限り無理にゃ。さてにゃ。これで分かったと思うにゃけど四門クエストを攻略するのは今のところは不可能にゃ」

「確かに聞く限りは不可能だな」

「そうにゃよ。でも北に行くためのルートはあるにゃ」

「ほう」

「まあ朱雀を手に入れてからでも遅くはないにゃよ。どのみち聖獣が鍵なのは変わらないにゃよ。ここで商売をしているからお待ち申しているにゃ」

「了解した」


 ウルカ、ピローテス、ティアの三名は怪訝な顔で聞いていたが、主に語尾に「~にゃ」と着く、奇妙な猫目の独特の口調が受けなかったらしい。


「なんだあのコビコビ女は」

「好きになれないタイプだ」

「受け付けられないタイプの女性かも」

「そう言ってやるな。ああいうプレイスタイルもあるのさ。冊子を読むので少し待ってくれ」


 三者が返答し、冊子を読む。

 朱雀と契約するには専用の餌が要る、ダンジョンに現れるのは巨大な蛇、蝙蝠は変わらずだが、調整の結果に追加されたベアフォックスも追加されているのは注意が必要である。なお熊、狐はテイムが可能なタイプでもある。特に狐の子供は人気が爆発中であるので、テイムを終えたらすぐに離脱すべし。

 細かな数値や弱点に耐性なども調べられていたので分かり易い物だ。


「よし行くぞ。後ティア」

「なに」

「男性に変わってもよいか?」

「・・・ダンジョンのみだよ」

「ああ」


 専用のアイテムを使う前に衣類などの衣装を変更し、その後に性別を変更した。

 白髪に近い銀髪、バランスの良い褐色、細く長く尖った耳の特徴は変わらないが、男性になるとスタイルは男性基準になり、バスト、ウェスト、ヒップなども男性用に変わり、特にウェストは10㎝以上は太り、代わりにバスト、ヒップは下がる。


「マスターがお戻りになった」


 ピローテスが嬉しそうに涙ぐむ、ユキカゼも久しぶりのレドの姿に一声と出す。


「わん」

「じゃあ行くぞ」


 レドの軽い声質のテノールの声が響く。

 暗黒騎士剣と小盾を取るレド、暗黒曲刀と竜騎士小盾を取るピローテス、忍者刀を取り出すウルカ、ショートソードとバックラーを取るティア、ユキカゼは特に取る物もないので気にせずにティアの足元にから立つ。


 朱雀ダンジョンに入り、マッピングされた察しのマップを暗記して居たレドは思い出したように、攻略の冊子をウルカに渡す。


「攻略の冊子だ。読んだらピローテスに渡してくれ、ティアの方はピローテスから受け取ればよいしな。なによりダンジョンに入ったことのないティアには難解だろうし」

「了解した」

「むう」

「ティアもそう拗ねるな」

「むぅ」

「さて行くぞ」


 中に入ってから進み、程なくしてモブとエンカウントする。

 大きな巨大な蛇、ビックスネークだ。

 それと同じように現れた巨大な蝙蝠の、ビックバット。

 この二体と戦って居るのは、プレイヤーではなく、テイム可能なモブである狐だ。


「ウルカ、ピローテスは狐以外を排除してくれ、狐は俺とティアで癒そう」

「了解した」

「承った」

「レド、狐を癒すよ」

「ああ。優しくしてやれ」


 二人が戦っている間に、ティアが回復魔法の単体系スペルで狐を癒す、しかし狐は動かず、毒を受けているようにHPゲージが減る。


「レド、この狐さん毒を」


 ティアの声に、レドは薬を調合し、狐の口に入れる。


「大丈夫だ。お前に危害は加えない、何か必要か」


 レドが優しく語りかけると、狐は直ぐには応じず、毒が完全になくなっても動けないほど弱っているらしく、レドが色々と調合して与えた。


「コン」


 近くの岩陰から幼い子狐が現れる。

 ユキカゼが全長50cmに対し、この子狐は更に小さい全長30cm程度で、それも尾を合わせての体格だ。親狐は何とか立ち上がり、この子狐の近くに依ろうとするも、力が足りず倒れる。


「コン!コン!」

「大丈夫、直ぐに良くなるから」


 ティアが優しく言う、子狐は必死さが薄れ、親狐の近くに座る。


「ふむ。何かしらの病気か、すまんが少し触診をするぞ?狐」

「・・・コン」


 触って色々と調べると、ひどく痩せていた。

 毛並みが立派なために気付かなかったが、体は酷くやせ細っており、年齢もあるのかもしれないが、碌な物を食べていない証拠だ。


「栄養失調だろう。酷く痩せている」

「コン!コン!」

「助けてくださいって、お母さんを助けてくださいって」

「どのみち助けるさ。安心しろ狐」


 色々と看病し色々と食べさせ、戦闘が終わったのちも、手を施した。

 親狐は何とか回復し、頭を何度も下げて子狐を連れて歩く。

 しかし、足取りは悪く、そう目が良くない事も分かる。

 ユキカゼが近寄り、親狐をじっと見てから一声かける。


「わふ」


 狼と狐の仲はそれほど良くはない、獲物を奪い合う中でもあるのだが、白狼のユキカゼは親狐に何度も話しかけていた。


「ユキカゼが、安全にな所に言って休んでからでも遅くはない、主人に誓って貴方方には危害を聞くわえない、安心して休んだ方が良いって」

「そうか。ユキカゼらしい台詞だな」


 仲の良くない狐種族、この親子を気遣う白狼だ。

 狐も迷っている様子で、何度も考えをするかのような素振を見せた。


「コーン」

「・・・コン」


 子狐の方も母親を案じたらしく、子狐の一鳴きで、親狐の方も迷いを断ち切るようにユキカゼの方に向く、親狐はユキカゼに頭を下げてからティアの所に歩き出した。


「狐たちをどうする?」

「何処かで休ませる必要がある、そうだな。村は居辛いと思うので、情報屋に聞いてみるか」

「あの猫女か、好かんな。あの手の奴らは」

「そういうほど仲がある訳でもないしな、戻るぞ」

「ユキカゼ、親狐を負ぶってあげて」

「わふ」


 ユキカゼが親狐をおぶり、子狐はその背中を追う。

 出入り口に入り、太陽の光が眩しいが、狐の親子は特に変化はない、外の岩場の方で一息つき、ティアとピローテスに任せ、ウルカとレドは情報屋の所に行く。

 フェルパーの女性プレイヤーは二人に気付くと両手を振る。


「にゃ」

「よう。こっちウルカだ」

「よろしく」

「にゃ、にゃで?」

「ちょっとしたアクシデントで弱った狐の親と、小さな子狐を回復させようと思う、そこで狐でも休めそな所はあるか」

「にゃんと、狐を助けたのにゃ?」

「ああ」

「運がないにゃね。これで巨大蛇と蝙蝠と熊とは仲が悪なったにゃ。まあ気持ちの方は理解できるにゃがね。そうにゃね。近くにテイム従者なんかか集まる場所があるにゃよ。小さなテイムの店なんかもあるし、案内するにゃ」


 残った者を呼んでから、小さなテイムのキャンプに案内された。

 このキャンプの特に狐のような者達が集まる一角に案内され、獣医は居ないが、それなりに詳しい者はいる為に、治療を受けて狐の親子は少し回復した。

 この治療を施した詳しい物の説明によると、栄養失調もあるが、親狐はリアルで珍しくはない、日本の狐らしく、年齢の事もあり長くはないらしい。

 特に四倍速なので、狐の最高齢の10数歳なども直ぐに近寄るのだ。

 子狐などの成長も早いし、親狐は餌を与えねばならないし、色々と大変なことも分かる。

 リアルの野生では長く持たない為に、狐の寿命は長くない。


「結論から言えば、持って数日でしょう」

「薬品か何かでの」

「確かに貴方の様な調合士なら可能でしょうが、助かったとしても、寿命は伸ばせません、こればかりはどうしようもないのです」


 フォックスのテイマーがそう言った。


「残念ですが、こればかりは」


 フォックスのテイマーがこう言って、レドは礼を述べてからテントから出る。

 近くにある暖かな木綿の上で蹲る親狐、子狐も近くに座り、白狼の子供のユキカゼが守るような座っており、近くにはティアが回復のスペルを使い癒していた。


「無理だそうだ。まあ結論から言えば違うが」

「無理だとあのテイマーは入ったかもしれないが、お前の結論は違うという事か?」

「そうだ。方法は考えた。まあその為には色々とせねばならないが」


 レドがこう云う、ウルカとしても助けられるのなら異論はない、助けた者を放置して助からなかったよりは余程寝覚めが良いからだ。


「ティア、この狐に伝えてくれ、普通の方法はでは助からないと、だが試す価値のある事は有るので、その覚悟を聞きたい」

「狐さん」


 ティアが語り掛けると親狐は、考えた様子で、迷う様な所もあったが頷いた。


「まず方法は俺のテイムになり、その後チケットを使い種族を変更する、こんな風にチケットを使う事で何らかの方法を見出そうという訳だ」


 レドの言葉を、ティアが伝え、親狐の方は困った様な顔で子狐を見る。


「コン」

「・・・コン」


 子狐の鳴き声で、親狐の方は決心したのか、レドと主従の関係を結ぶ。

 ▽

 従者ネーム:???

 種族:日本狐

 性別:♀

 全長:80cm

 尾長:50cm

 武器スキル:格闘

 防具スキル:

 装飾スキル:

 魔法スキル:

 補助スキル:

 生活スキル:捕食

 生産スキル:

 固有スキル:

 ▽


「ならチケットを渡すぞ」

「ウルカ?」

「どのみち私も使っていないしな。偶には動物を助けたりもするさ」


 ウルカが不愛想に言う、レドは微笑してからチケットを受け取り、狐に渡す。

 狐の方は種族を変更した。


 ▽

 従者ネーム:???

 種族:日本狐→白狐

 性別:♀

 全長:80cm

 尾長:50cm

 武器スキル:格闘

 防具スキル:

 装飾スキル:

 魔法スキル:

 補助スキル:

 生活スキル:捕食

 生産スキル:

 固有スキル:

 備考:自由選択スキル枠8

 ▽


「これでよいかはまだわからない、何せお前が初めての例なので、結果はまだわからない、スキル枠の方は好きな物を取れ」

「コン」


 ▽

 従者ネーム:???

 種族:白狐

 性別:♀

 全長:80cm

 尾長:50cm

 武器スキル:格闘

 防具スキル:

 装飾スキル:

 魔法スキル:回復魔法

 補助スキル:魔法才能 体力増加 自然回復率上昇

 生活スキル:捕食 PC言語 NPC言語 モブ言語 動物言語。

 生産スキル:

 固有スキル:

 ▽


「コン」

「我が子よ。この方々のお蔭て私は助かったようだ。礼を述べておきなさい」

「コン!コン!」


 子狐が涙を流しながら何度も鳴き、声の感情には感謝の響きがある。

 母親の親狐の方は、落ち着いた様子で我が子に回復魔法のスペルを掛ける。

 流麗で落ち着いた声を出す母狐に、子狐の方は泣いて喜ぶ。


「感謝します」

「ああ。それでこれからどうする?」

「違う者となった以上、あの洞窟では暮らせません」

「そうだな。子狐の方も種族は変えておくか、何かと好いかとは思うぞ」

「感謝します人の方よ」

「今度は俺のを使ってくれ」


 子狐と主従の関係を結び、この子狐に同じ様チケットを渡し、種族を変える。

 ▽

 従者ネーム:???

 種族:白狐

 性別:♀

 全長:20cm

 尾長:10cm

 武器スキル:格闘

 防具スキル:

 装飾スキル:

 魔法スキル:回復魔法

 補助スキル:魔法才能 体力増加 自然回復率上昇

 生活スキル:捕食 PC言語 NPC言語 モブ言語 動物言語。

 生産スキル:

 固有スキル:

 ▽

「ありがとう。おじさん」

「良かったな」

「お名前は?」

「レド、こっちの方がウルカ、耳の長い方がピローテス、小さいのがティア、白いのがユキカゼだ」

「レド、ウルカ、ピローテス、ティア、ユキカゼ、本当にありがとう」

「感謝します人の方よ。私の名前の方はありませんが、何付けてもらえませんか?」

「うーん。まあそうだな色からちなんで金色こんじき

「コンジキ、ならこの子は」

「うーん。金糸騎きんしきかな」

「キンシキ!」

「じゃあ。名前もついた事だし、次の事だな。どこかで暮らす事になるし。さてどこがあるか」

「適当に情報でも集めよう、何かあるかもしれぬしな」

「ウルカがそう言うならそれでよいが、ウルカと俺で探してみるよ。今のところはここで休んでいてくれ、ピローテス、ティア、ユキカゼ、頼むぞ」


 三者が返答し、レドとウルカが分かれてから探す。


 世話になったテイマーにこの事を伝えると、このテイマーが他の者にも伝え、結果としては助からなかった母狐や子狐もいたが、助かった親子も多かった。

 熊の方もこれを使い助かる物も多く、結果としてはテイマーの方が感謝された。

 レドやウルカは名前を伏せるのが条件だったために、このような結果となる。


 このままこの小さなキャンプで世話をすることとなり、狐の親子との主従の関係を解いて開放する前に、大量に余っているチケットを使い、全スキルLv+3チケットを5枚ずつ渡し、1次派生まで上げてから、解放した。


「おや、お主は」


 古い言葉遣いの少女、フォックスの少女で一本の槍を持つ、近くには陸鳥の騎獣が居た。

 顔見知りで有り、かつての『刀京』でのPVP大会の準優勝者だ。つまり優勝者のレドと戦った経験のある少女だ。

 黄金の色の耳と髪をした、紅玉瞳を持つこの槍使いの少女はレドを覚えていたらしく、直ぐに槍を向けずに、まずは挨拶した。


「久しいのうレド」

「あんたも居たのか、サクヤもテイマーにでもなるのか」

「いや、妾のような女には過ぎたモノよ」

「ロールプレイにしちゃあ何やら経験を感じるな」

「やも知れぬの主こそここで何をしておる」

「狐の親子のお助けさ」

「そういうとかえ、主かえ」

「?」

「テイマーであるお主なら考え付きそうなことじゃな」

「話が良くわからないが」

「別によい。仲間はどうして」

「三人中一人はログインしているが、二人はまだ時間がないそうだ」

「三名?主の所には大所帯ではなかったかえ」

「双子は甘えるからと言って抜けて、従者の方は5名と+1匹」

「数が合わぬぞ」

「ああティアの方はちょっと訳ありでね」

「なるほどのう。朱雀の方は手に入れるべく来たが、どうも厄介なことになっておるらしいぞ」

「というと」

「うむ。どこかの大所帯のPTが陣取り、妨害しているらしい。しかも強力な召喚従者を連れての」

「困ったな」

「妾としても困っておるから主のようなお人よしを探していたのじゃ」

「お人好しってほどでもないが、臨時なら組んでもいいが、まずは仲間と連絡を取らないとどうしようもないな」

「心得た。しかし、世にも奇妙な大女やら大男やら、どの様なアバターなのじゃ」

「色々と有るのさ。まっそんな事も話すんでついてきてくれ」

「了解じゃ。行くぞパロ」

「くぇ」


 □


 仲間の所に戻り、陸鳥に乗るフォックスの少女のサクヤを見て、ウルカは納得の表情で、ピローテスも同じように納得の表情で、ティアは拗ねたような顔で居た。


「そちらの方は?」

「金色、金糸騎、こちらの方って言うかまあ、前に戦ったことのある槍使いだ」

「戦った?」

「命の取り合いじゃなくて、模擬戦の方だ。要すれば訓練だな」

「なるほど」

「しかし、なんだよウルカその顔は?」

「うむ。まず長い付き合いのピローテスを見よ」


 注目が集まるピローテスは苦笑気味。


「次に私を見てくれ」


 続いてウルカに注目が集まる。


「共通点は?」

「女性」

「他には?」

「・・・同じPT?」

「他には」

「・・・はて?」

「よいか、まあお前のような奴だから言っておくが、前衛の女性を見たら逃げておけ」

「なるほどね。確かに前衛の女性だ。なるほどそんな共通点があったか」

「PTのPCも全員が女性しかも前衛だ」

「確かに」

「従者を見よう。まずはレド、ピローテス、ユキカゼ」

「ユキカゼは男性だぞ」

「あの液体を飲んだ」

「わん」

「ユキカゼ。すまん」

「わん」

「という訳で前衛の女性PC3名、レドの従者は前衛の女性のみ、ここまでは良いか?」

「ああ」

「ヒリュウは前衛のサモナー、テイム従者はエルダーニクシーの槍使いのアイリス、サモン従者はエントのセリル、やっとのこと後衛が一人だが女性だ」

「・・・」

「最後にアリサを見よう。前衛のテイマー、テイム従者のエントのフェルスト、テイム従者のエントナイトのフォルゼンだ。やっとのこと男性従者の黒一点だ」

「・・・・」

「さて、ここまではよいな。ではティアを見よう」

「錬金術師だぞ」

「装備を見よう」

「前衛武装」

「つまり前衛の女性が非常に偏った構成のPTなのだ」

「バランスの悪いPTじゃの」

「リャナもピュシーも女性で、救いなのは後衛という事だ」

「おお後衛が四人になったの。前衛の半分も居ないが」

「ついでに言えばレド、お前のもう一つのアバターは」

「女性」

「タイプは?」

「前衛」

「分かったか?前衛の女性を見たら逃げろ。間違いなく何らかの絡みが生まれるからだ。それも高確率でな」

「現に妾も前衛の女性であるしの」

「なんだろう。ユキカゼ。最近は風はしょっぱいな」

「くぅーん」

「おじさん」

「レド様、それで何かあったのでは?」

「ああ。なんでも朱雀の居る前に大規模なPTが居るらしく、しかも強力な召喚士が多いそうだ。テイム従者と違い、サモン従者の方は死んでも復活するからな」

「厄介な性質です」

「まあその分気前よく使えるのがありがたいがな。テイム従者だったら、寝覚めが悪い」

「リャナの即死系と、ピュシーの元素魔法だね」

「そういう事だ」

「主も随分と強力なサモナーでもあったのじゃな」

「PTの決まりで常に出すのは二体と決まっている。俺はピローテスとユキカゼだ」

「なるほどのう」

「ウルカ二人を呼び出すがいいか」

「構わん。何より後衛が足りんしな」


 呼び出した二人。

【従者召喚:リャナ】

【従者召喚:ピュシー】

 167cmの身長の金髪のストレートに、ナイトドレス姿のリャナ。

 妖精の様な羽の付いた155cmの、赤髪ショートのピュシー。


「お久しぶりですマスター」

「ひっさしぶり~♪」

「久し振りだ二人とも、では事情を話すぞ」


 説明し、二人は納得した様子で、白狐となった親子に挨拶し、フォックスの槍使いにも挨拶した。


「親子はここでお別れだ。達者でな」

「おじさんも元気でね」

「レド様たちもお元気で」


 □


 朱雀ダンジョンに入り、今度は狐親子とは会わず、代わりに蛇や蝙蝠に熊から猛烈な攻撃を受けた。


「やれやれ」


 戦闘を終え、レドが片手用の暗黒騎士剣の血糊を振るって腰に鞘に戻す。

 ピローテスは片手用の曲刀を同じ様に振るって戻す、ティアは殆ど戦闘に参加しておらず、ユキカゼが押し寄せるモブをあっさりと蹴散らしたからだ。

 リャナ、ピュシーはMPポーションを一口飲み、サクヤは槍を振るって周囲を確認していた。


「猛烈な歓迎の仕方だなこれはよう」

「取り立てて強い訳ではないが、こうも数を揃えてやってくるのはきつい」

「しかし、前に進む必要もあるし、さてさてどうしたものか」

「そういえばLvはどうなったのだ?」

「殆どのスキルはカンストのⅢだし、ジョブもクラスもの方も1次だしな、種族の方も上がりそうだが、まだ何とも言えないな」

「刀京の時にも随分と狩ったが、あれは全部スコアに移ったわけか」

「だろうな。まあ上がっても大したレベルじゃないし、前に進もう」


 レドとウルカの会話が終わってから進みだす。

 現れるモブは大したレベルではないが、如何せんな事に数という物が多く、地の利を生かした戦い方を心得たモブなのが厄介な所だ。

 熊とエンカウントすると、後方から蛇が現れる、左右の上空から蝙蝠が現れる。


「いつも通りいくぞ」


 レドの盾アーツを使いヘイトを稼ぎ、暗黒盾や竜騎士盾のアーツではない為に、性能は劣るが、低消費というメリットは高い。

 襲った来たモブが集まる中、リャナの暗黒系即死系統の範囲系に属するスペルで、四割を削り、ピローテスの暗黒魔法剣の範囲系にスペル、ウルカの忍法系スペルにより殆どのモブを片付け、残ったモブをサクヤの槍が片付ける。


「数を頼みに襲ってくるのもなあ」

「芸がないが消耗はするな」


 こんな風に遭遇しては、殲滅を繰り返し、朱雀の門がある広場に近付く。


「こいつはまた」


 幾つかのPTともいうべき数だ。

 4名構成の小さな集団が4個、合計16名という数だ。

 武装の方は特に珍しくはない刀剣や弓矢に槍等、銃器を持つ者はいないが、『刀京』を過ごしたことから、銃器は持ち合わせていると判断した方が適切だ。


「まあこう多いと困るな」

「突撃するわけにもいかないしな」

「ウルカ指揮を一時的に任す」

「了解した」


 レドが離れた位置で薬を調合し、その調合した薬を投擲し、4個のPTの近くで壊れる。

 特に効果はなかったものの、レドの位置はバレており、敵方のPTは一斉に武器を向けるも、壊れた瓶の近くにいたPCが力が抜けるように倒れ始める。

 主の失神によりサモン従者も消えていく、薬の効果に、陣取るPTも慌てて対応を始めたが、次々と投げらる薬の影響で程なくして沈黙した。


「眠り薬成功」


 レドが嬉しそうにしているのを、仲間や従者は微妙な顔だ。

 悪くはない作戦ではあるし、消耗した戦力で戦うよりはマシな方法でもあるのだが、どうも何というべきか、思ってしまうのは致し方ない事だ。


「何か卑怯というか」

「マスターはこう言う事が大好きだから」


 ウルカとピローテスが嘆息しながらぼやく。

 付き合いの浅いティアやリャナにピュシーにはわからない事だ。

 ユキカゼは特に気にせず、サクヤは納得のいくような行かないような微妙な顔だ。


「まあ薬の効果で妾達も入れぬがの」

「ちょっと辛いかも。また熊さんとか蛇さんとか蝙蝠さんとかが」

「襲ってくるでしょう、特に問題はなく倒せるでしょうが」

「楽って言えば楽かも」


 更にレドが調合し、これを全員に渡す。


「耐睡眠・麻酔薬だ。飲んど置けば1時間ぐらいは効果があるぞ」

「相変らずな」

「なんというか、まあいつもの事なのですが」


 全員が飲む。味の方は悪くはないメロン味だ。


「うーん。まあ恨みはないが、装備は回収しては破壊するぞ」


 サモン従者の減った相手の装備を剥いで破壊、気付いた相手は激怒すること間違いなしだ。

 朱雀の門を通り中に入った。


「何はともあれ、ひとまず朱雀だ。召喚契約をするのなら怖れるなよ。その感情を感じ取って契約を拒むぞ」


 赤い羽毛の生やした朱い大きな鳥。

 この鳥は、レドの前にまで歩き、頭を前に出す、レドが振れる。


『レドは朱雀と契約しました』


 更にサクヤの前に来て同じ様に頭を出す、サクヤも手を触れる。


『サクヤは朱雀と契約しました』


 朱雀が炎に包まれて消える。


「じゃ帰ろうか」


 朱雀の居た広場から門を通り外に出る。

 それほど時間は経っていないので、装備を剥がれ睡眠薬と麻痺薬で、動きの取れないPTを見てから、そのまま外に出る。


「冒険一つ成功」

「そうじゃの。妾は行くぞえ」

「おう。またな」

「じゃの」


 サクヤと別れる。


 □朱雀ダンジョン


 フェルパーの情報屋の女性プレイヤーの前に来る。

 レドは片手をあげて挨拶した。


「にゃ」

「よう」

「朱雀を手に入れたかにゃ?」

「ああ」

「なら北部に行くためにルートを教えるにゃ」

「拝聴しよう」

「ルートは二つ、どちらも境界線ダンジョンから続くにゃ」

「なるほどねえ」

「しかしにゃ。男なのか女なのかわからないプレイヤーもいるにゃが、どちらも行うプレイヤーは初めてニャ、驚きにゃよ」

「ほっとけ」

「そうにゃね。各地にいる情報屋と接触するにゃ、星空の記録のレドなら便宜を図ってくれるにゃ」

「そうかい、世話になったな猫目のクリル」

「そうにゃねえ~短いまであったけど、新しい発見もあったし感謝はするにゃ」

「おう。じゃあな」


 □朱雀ダンジョン近くの野良狐・熊のキャンプ


「おう元気していたか金色、金糸騎」

「これはレド様」

「おじさん、元気」

「何かあったらと思ってな。ここから北上したところにある『イーニャ』って町がある、このキャンプより大きい人が多い場所だ」

「なるほど」

「なるほど!」

「その『イーニャ』の『黄金の猪亭』ってところがある。そこが仮の宿屋だ。もし何かあればそこに来てくれ、何か力になれればと思ってな」

「お心遣い感謝しますレド様」

「おじさん行っちゃうの?」

「冒険をするのが生業だからな。じゃ。また会うまでな金色、金糸騎」


 □イズミ


 宿屋に停めてあった騎獣に乗り込む一行、リャナとピュシーの二人は既に召喚が解かれている。


「無事朱雀も手に入れたし」

「イーニャに戻るしかあるまい」

「だな」

「マスター」

「ん?」

「ティアが拗ねております」

「仕方ない娘だな」


 装備を変更し、性別も変更する。

 男性の時とは違い、バストは90以上、ウェストは10cm以上狭まり60台、ヒップは大きくなり90台と言ったスタイルに移る。衣装は白いブラウスに、黒いタートルネックのニット、その上に白い狩衣、黒いミニスカに、黒いタイツ、黒いブーツと言った衣装だ。


「お母さん、えへへ」


 かなり懐かれている様子なのはわかるが、ウルカからしても似ない親子だなとは思わずにはいられない。

 外見的な事もあるが、作戦なども担当するレドと、特に担当することはない無役のティアだ。外見も、性格も、能力も似る所がない、ただ親子とは思える絆が有るのはわかる。


「ほら行くぞ」


 レドの女性アバター時のハスキーな声で全員に声を掛けた。


 □


 騎獣に乗って、走る中、AIなどの調整により集団で行動するエネミー達は、襲ってくるも、まともに対応せずに逃げ出した。

 そうやって入った南側平原の中継キャンプの『イクツキ』は元中継キャンプという様な、村となっており、かつての巨大ゲルの様なテント暮らしから木製の家屋が並ぶ。

 宿屋で一休みしてから、再び騎乗し『イーニャ』に戻る。


『イーニャ』の南側には臨時募集広場になっており、数多い露店なども広がって、行商人も多い。

 内部に入り、宿屋に戻るか、それともたまり場に行くか、悩んだがたまり場に行く。

 騎獣や従者用のフードが充実したレストラン『クック』、騎獣を店の前に停めてから中に入り、時間を確認するも、まだ夕飯時には早い。


「二階を使わせてもらうぞ」

「はい。後調味料の依頼などは何処にすればよいのでしょうか?」

「あ~忘れていた。今度、店を持つからそちらに頼めるか」

「レドさん達も大変でしょうから言いませんでしたが、かなりの依頼が貯まっていますよ」

「そいつはまた」

「特に固有スキルを持てる特殊フードの方にはかなりの要望も混じり溜まってます」

「忘れていたぜ」

「忘れられるとすごく困ります」

「飯を食べてから休んでからでもよいか?」

「構いません」


 二階での食事と一休み後に、共同生産所での生産を行い、調味料と、固有スキルを取得できる特殊従者用フードを生産し、『クック』の店員のユリハに依頼の分だけ提供し、依頼を片付けた。


 その後にヒラメの所に来る。

 露天街の顔役のヒラメは、いつものようにタバコを吸いながらけだるげな雰囲気の中、アイテムを求めてきたプレイヤー達に商品を売っていた。


「お久しぶりですヒラメさん」

「レドかい、しっかし、女アバターにもなれるのは変な話だねえ」

「これでもマシになった方ですよ。一時的にも男性のアバターに戻れるのは」

「苦労するねえ」

「全くです。こちらが補充のために商品で、こちらが新商品です。後騎獣用の各種UP装備」

「ああ。調味料、固有スキル取得フード、香水の紅茶、香水、煙草、お香、騎獣用衣類、各種ポーション、十分だねえ。しかしあたしも久し振りに色々と作る気になれるよ」

「作ったら見せてください」

「主に細工物だがね」

「そうですか。そういえばウェアラブルPCは手に入れられましたか」

「ああ。持っているよ。あれのお蔭で随分と戦略の幅が広がるよ」

「はい。今度工房を持ってみるつもりです。店とは言えませんが」

「なるほどねえ。確かにあんたみたいな調合専門が工房を持つのは自然の流れさねえ」

「仲間も同じようです。店の方は持てないというより場所の関係から少し置くぐらいになってしまうので、俺はそのまま工房にすることにしました」

「なるほどねえ。まあ若いうちは色々とやるさねえ」

「はい。リード達は来ましたか」

「彼奴らなら四門ダンジョンを攻略すると息巻いていったよ」

「なんとも懐かしい物です。俺達も四門を攻略する予定です。まあ当座は時間を空けて生産に専念しますが」

「頑張りな」

「はい。では失礼します」


 生産を行う為に、共同生産所を借りての生産を行い、『艶やかなオアシス』『クック』『フィール』ヒラメの露店の『韋駄天』に生産品を収め今後の事も考えて多目の生産し収めた。


▽星空の記録紹介其の3

[レド]:星空の記録のリーダー。アルケミスト&ナイト&テイマー&サモナー

特徴:186cm。髪色は白髪に近い銀髪、瞳色は黒、肌色は褐色。

種族:ダークエルフ 性別:男性+女性(理由は下記に記載)

とある謎の液体を触れた為に、女性アバター化、ただ男性アバターにもなれるが、娘の様なティアのリクエストで主に女性アバターを使う事も多く、男性アバターと使い分ける。

体格はリアル基準より少し高めになってしまい、初めてレドを見るプレイヤーからの正直な感想を言えば巨人族の女性、90以上のバスト、60台はウェスト、90台のヒップとスタイルも凄い数値。調合士としては腕前は健在で、今では高い知名度を持つ。

[主要武装]スキル枠50+5、テイム従者+7、サモン従者+6。

暗黒騎士剣〝暗黒剣士ダークネス・フェンサー〟暗黒騎士槍〝暗黒栄光ダークネスト・グロリアス〟〝雷神之小盾トール・バックラー

武器スキル:剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 片手剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 暗黒騎士剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 暗黒騎士槍Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 革製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 盾Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 小盾Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

装飾スキル:アクセサリーⅠ.Ⅱ.Ⅲ レンズⅠ リングⅠ ウェアラブルPCⅠ マフラーⅠ

魔法スキル:従者召喚Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 暗黒魔法剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 神聖魔法剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

補助スキル:魔法剣才能Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 両手利きⅠ.Ⅱ.Ⅲ 眼力Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 発見Ⅰ 看破Ⅰ.Ⅱ 

生活スキル:同時使役Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

生産スキル:

固有スキル:

種族【闇木香】:範囲内のMP/TP自動回復効果。

ジョブⅡ【錬金Ⅱ】:錬金Ⅱまでをスキル無しに行う。

クラスⅡ【調合Ⅱ】:調合Ⅱまでをスキル無しで行う。

ジョブ【騎乗】:騎獣に騎乗できるようになる。

ジョブⅡ【指揮】:将軍専用スキル。範囲内の味方への補正+1

ジョブⅡ【軍学】:将軍専用スキル。軍学Ⅱまでをスキル無しに使える。

クラス【暗黒剣】:ダメージの10%を吸収

クラス【神聖剣】:攻撃ヒット時に神聖属性の追加ダメージ

クラスⅡ【竜騎乗Ⅱ】:総指揮騎士専用スキル。竜騎の能力を引き出す事が可能。

クラスⅡ【テイム】:テイムスキル無しでも行える。

ジョブⅡ【呪音楽Ⅱ】:呪音楽Ⅱまでをスキル無しでも行える。

クラスⅡ【演奏Ⅱ】:演奏Ⅱまでをスキル無しで行える。


[ピローテス]:レドの従者、ナイト&ダンサー

特徴:168cm 髪色は白髪に近い銀髪 瞳色は黒 肌色は褐色

種族:ダークナイトエルフ 性別:女 従者タイプ:手懐け(テイム)

『始まりの七日間』より行動を共にするレドの従者、テイム従者であり、サモン従者とは違い、死んでも復活はしない。『星空の記録』の従者たちのリーダー担当、ティアの姉の様なモノでもあり、レドの居ない時は大抵仲間の世話やティアの面倒を見る、また騎獣の世話もするために忙しい、剣・槍・弓・盾の扱いに長け、特に弓による騎射の腕前は高い、口調の方は男性的、時々丁寧な口調にもなる。性格の方は武人然としている。

[主要武装]

暗黒曲刀〝暗黒牙ダークネス・ファング〟暗黒騎乗槍〝闇騎士槍ダーク・ランス〟暗黒騎乗弓〝闇弓ダーク・ボウ〟竜騎士小盾〝竜騎士盾(ドラゴンナイト・バックラーカスタム02)〟

武器スキル:曲刀Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 暗黒曲刀Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 暗黒騎乗槍Ⅰ.Ⅱ 暗黒騎乗弓Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ 革製Ⅰ.Ⅱ 盾Ⅰ.Ⅱ 小盾Ⅰ.Ⅱ 竜騎士盾Ⅰ.Ⅱ

装飾スキル:アクセサリーⅠ

魔法スキル:神聖魔法Ⅰ.Ⅱ 暗黒魔法剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 神聖魔法剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

補助スキル:魔法才能Ⅰ 魔法剣才能Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 両手利きⅠ.Ⅱ.Ⅲ 眼力Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 発見Ⅰ.Ⅱ 看破Ⅰ.Ⅱ 鷹の目Ⅰ.Ⅱ 梟の目Ⅰ.Ⅱ 蛇の目Ⅰ.Ⅱ 索敵Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

生活スキル:

生産スキル:

固有スキル:

種族【闇木香Ⅱ】:範囲内のMP/TP自動回復効果。

ジョブ【騎乗】:騎獣に騎乗できるようになる。

クラス【暗黒剣】:ダメージの10%を吸収

クラス【神聖剣】:攻撃ヒット時に神聖属性の追加ダメージ

ジョブⅡ【舞踏Ⅱ】:舞踏Ⅱまでをスキル無しで行える

クラスⅡ【剣舞Ⅱ】:剣舞Ⅱまでをスキル無しで行える。

ピローテス固有:

【夜の加護】:夜間能力上昇、HP回復

【闇の加護】:光が差さない場所なら能力上昇、MP回復

【日光浴・小】:1時間に20%まで空腹値を緩和する

【食いしん坊】:食欲旺盛になる

【剣豪】:剣系統のスキル能力上昇、与えるダメージ上昇。

【採集者の素質】:採集率上昇


[ティア]:特殊NPC、現在の錬金術師

特徴:150cm 髪色は漆黒 瞳色は黒 肌色は雪色

種族:??? 性別:女

『刀京』編でのレドの女性化アバターの原因の液体の中にいた少女、レドをはお母さんと呼び、ピローテスをお姉ちゃんと呼ぶ、動物とは何故か話せる。新米錬金術師の為にその腕前は決して高くはない、戦闘の腕前も高くはない両方とも新人レベルではあるが、レドの集めた生産の知識をピローテスより教わり、知識のみ非常に高い。性格の方は努力型で子供っぽく、レドがログアウトすると拗ね、ログインまでの時間が長いと拗ねる等。

[主要武装]

ショートソード〝ビギナーソード〟ショートスピア〝ビギナースピア〟ショートボウ〝ビギナーボウ〟バックラー〝リトルバックラー〟

スキル構成

武器スキル:杖Ⅰ.Ⅱ 剣Ⅰ 槍Ⅰ 弓Ⅰ

防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ 革製Ⅰ 金属製Ⅰ

装飾スキル:アクセサリーⅠ.Ⅱ 錬金具Ⅰ.Ⅱ

魔法スキル:回復魔法Ⅰ.Ⅱ 武具召喚Ⅰ.Ⅱ 武器召喚Ⅰ.Ⅱ 防具召喚Ⅰ.Ⅱ 

      武具効果召喚Ⅰ.Ⅱ

補助スキル:武具召喚才能Ⅰ.Ⅱ

生活スキル:採取Ⅰ.Ⅱ 伐採Ⅰ.Ⅱ 釣りⅠ.Ⅱ 騎乗Ⅰ

生産スキル:調合Ⅰ.Ⅱ 錬金Ⅰ.Ⅱ 計量Ⅰ.Ⅱ 栽培Ⅰ.Ⅱ 園芸Ⅰ 農業Ⅰ 調理Ⅰ 

固有スキル:

種族:【幻神剣】:不可視の剣を召喚し、使役する。

ジョブ:【錬金】:錬金スキル無しでも錬金可能。

クラス:【調合】:調合スキル無しでも調合可能。


[ユキカゼ]:レドの従者、リトルフェンリルの幼獣

特徴:全長50cm 毛色は純白 瞳色は紅玉 肌色は雪色

種族:リトルフェンリル 性別:♀(元♂) 従者タイプ:手懐け(テイム)

色々と合って『刀京』編で戻ってきたものの、レドの女性化の原因の液体を舐めて女性化してしまった。幸運なのか、それとも不幸なのかは当人(当狼)は気にしていない様子、小さいながらもティアのボディガードでもあり、すでに1次チェンジを終えた種族でもある。高い戦闘能力もあるが、それ以上に高い潜在能力を持つ、スキルの取得などはせずにいるのは、大抵の物が装備できない為でもある。割と賢いが、アリサを心底に怖れる。

[主要武装はないので、主な衣装・主な荷物]

従者用シリーズのユキカゼ用の服(制服モデル)。

RPGカスタム、主に薬品類を多数

武器スキル:なし

防具スキル:布製 革製

装飾スキル:なし

魔法スキル:なし

生活スキル:なし

生産スキル:なし

固有スキル:

種族【氷海の氷獄】:範囲内の敵体性に持続ダメージ

種族【アイスブレス】:範囲内に冷気属性の特大ダメージ。


[リャナ]:レドの従者 上位地母神

特徴:167cm 髪色は金髪 瞳色は碧眼 肌色は乳白色

種族:上位地母神 性別:女 従者タイプ:召喚サモン

『刀京』編で従者となった女性、魔法専門ともいえるほどの豊富な魔法スキルを持ち、武具に関しての能力は殆どない、即死系の魔法の成功率は高く、集団の4割は即死させる。またレドにとってみても欠かせない従者でもあり、固有スキル【豊饒の大地】によって植物を育てることが可能な戦闘・生産の両方で貢献する従者、何故かレドに忠誠を誓っており常に傍で居たいと願う女性従者。

[主要武装]

片手用杖〝姫将軍プリンセス・ジェネラル

武器スキル:杖

防具スキル:布製

装飾スキル:アクセサリー

魔法スキル:元素魔法 暗黒魔法 神聖魔法 状態変化魔法 即死魔法 支援魔法

 補助スキル:魔法才能 魔力才能 魔法使いの心得

生活スキル:なし

生産スキル:なし

固有スキル:

種族【豊饒の大地】:植物の育つ環境を整える。攻撃に使用すれば範囲内に持続ダメージ


[ピュシー]:レドの従者 上位妖精

特徴:155cm 髪色は赤 瞳色は茶色 肌色は乳白色

種族:上位妖精 性別:女 従者タイプ:召喚サモン

『刀京』編の従者召喚スキルを取得した時に、自動的に召喚が出来る様になったサモン系従者第一号。武具を扱う能力は皆無に近いが、回復魔法・元素魔法を扱える、浮遊・飛行の他にNPC言語、MOB言語が扱える、レドの薬などに高い効果を持つ妖精の鱗粉を創り出すために、何かと働くが多い、また低消費のMPの為に、何か重宝されている。コストパフォーマンスに優れている以上の性格が非常に明るい、この為に数多く活躍する。

[主要武装]

片手用杖〝最後の千年ラスト・ミレニアム

武器スキル:杖

防具スキル:布製

装飾スキル:アクセサリー

魔法スキル:元素魔法 回復魔法

補助スキル:魔法才能 魔力才能 瞑想 

生活スキル:NPC言語 モブ言語 浮遊 飛行

生産スキル:

固定スキル:

種族【妖精の舞】:妖精の鱗粉を作りポーションの材料とする。また範囲内に浮遊効果。


ウルカ:星空の記録のサブリーダー。忍者&侍&巫女

特徴:160cm。髪色は黒、瞳の色は黒、肌の色は白色

種族:ハイヒュム 性別:女

『始まりの七日間』より行動を共にするPCプレイヤー、レドの男性アバター時には物理的な突っ込みを入れる役目も持つ、脇役好きで時代劇好きな少女、和風装備をこよなく愛し、総じて和風のジョブも一通りとっている根っからの和風好き、主に忍者プレイを楽しむが、侍、巫女も担い両方ともに高い戦闘能力を持つ。リアルでは親より結婚しろと言われているために、ストレスからよくゲームに没頭するタイプの女性。

[主要武装]

忍者刀〝忍丸・壱式〟十字手裏剣〝風魔手裏剣〟騎乗薙刀〝戦巫女〟忍者型特殊展開装甲服〝忍者乱丸〟

武器スキル:忍者刀Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 手裏剣Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 薙刀Ⅰ

防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 革製Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

装飾スキル:アクセサリーⅠ

魔法スキル:忍法Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ

補助スキル:忍法才能Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 両手利きⅠ.Ⅱ.Ⅲ 眼力Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 発見Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 看破Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 索敵Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 敏捷Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 軽業Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ 身軽Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ ダッシュⅠ.Ⅱ ステップⅠ.Ⅱ ジャンプⅠ.Ⅱ 

生活スキル:

生産スキル:

固定スキル:

種族:【上位特効】:ハイの付く目標に特効

ジョブⅡ【武者武具】:和風武具の装備可能

クラスⅡ【鬼】:攻防戦の能力上昇

ジョブⅡ【五遁の術】:忍法使用可能

ジョブⅡ【忍者の資質】:忍者系補助スキルの代用

クラスⅡ【忍者の極意】:忍者系スキルの代用

クラスⅡ【忍者装備】:忍者装備可能

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