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オッサン(36)がアイドルになる話  作者: もちだもちこ


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ラジオ『ミヨシ!』〜前回の反省会〜

本日二回目の更新です

感想、コメントから頂いた箇所があります。

何かありましたら、メッセージください。

<オープニングテーマ>




「皆さんこんばんは!最年少のくせに一番体力の無いミロクです!」


「どうも、筋肉をつけすぎるなと怒られるヨイチと…」


「最近禁煙をしていてムラムラしているシジュだ」


「三人合わせて…」


「「「344(ミヨシ)です!!」」」


「シジュさんムラムラって何ですか。やめてください怖いです」


「ミロク君は時折惚れ惚れするくらい男らしい時があるよね」


「タバコは歌にもダンスにも悪いってプロデューサーに怒られたからよ、イライラするよりムラムラしてる方が可愛らしいだろ?」


「それがどこに向くかによって、俺から『深く腰を落とした正拳突き』をお見舞いします」


「本気のやつだねミロク君」


「さ、さーて、今回は前回の『歌を作ろう』の反省会だ!ミロク頼みになっちまったのは悪いと思うが、リスナーからの被害報告に俺は頭を下げる。すまなかった!!」


「え!?何がですか!?」


「俺は目から砂糖水だったが、耳からとか鼻から蜂蜜とか、果てはその糖分に蟻がたかったりとか、とにかく大変だったらしいぞ」


「一体なぜそんな事に!?」


「僕もね、漬物だけじゃなくブラックコーヒーとか激辛ラーメンとか、色々アドバイスをもらったよ。ありがとう。ネット放送のカメラここかな?ありがとうね」


「うぐ、滅多に見れないヨイチさんのシャイニーズスマイルまで……一体俺が何をしたと言うんですか……」




<CM>




「さて、気を取り直して今日の『ミヨシ!』は前回の反省会ということで、俺ばかり羞恥プレイだった気がするので、前回放送しなかったヨイチさんの考えた歌詞を発表します!」


「あの昭和なやつ?」


「なんか……こんな事になるなら、前回で終わらせて欲しかったんだけど……」


「では、俺が読みますね。


制服の君は眩しくて、いつもの距離が保てなくて

離れる僕に文句を言う、君の怒った顔も眩しくて

やっぱり僕は距離をとった


意識してしまえば簡単に、転がっていく気持ちを

追いかける気もなくて、遠くから見つめていた

やっぱり君は僕を怒った


追いかけてって君は言う

出来ないよって僕は言う

だって君は眩しすぎる

僕が消えてしまうくらいに


いつか君の側にって、そう願っている

僕から離れたくせに、そう想っている

やっぱり君は怒るだろうな

そして最後に、笑ってくれたらいい


……」


「……」


「……」


「ちょ、何で無言なの?っていうか、二人とも顔が赤いよ!?」


「いや、俺は、こういうヨイチさんもアリだと思いますよ」


「べ、別に良いんじゃねぇか?アリだよアリ、うん、アリだ」


「待って!何か変だよね!あれ?スタッフさん達まで顔が真っ赤……何!?何なの!?」


「えっと、今日のラジオの感想も受け付けています!」


「ヨイチのおっさんの淡い痒い何かの感想も待ってる!頼む!助けてくれ!」


「ちょっと!どういう意味!?何かおかしかった!?」


「それでは…せーの」


「「344(ミヨシ)でした!また次回!」」


「何なんだよーーー!!!!」




<エンディングテーマ>








ヨイチさん……(絶句


お読みいただき、ありがとうございます!

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