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オッサン(36)がアイドルになる話  作者: もちだもちこ


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282/353

ラジオ『ミヨシ・クラウン!』〜舞台の反省会だよ〜

遅くなりすみません!

オッサンアイドル2巻の発売は10月27日予定となっております!

よろしくお願いします!


〈オープニングテーマ『your sky』ピアノバージョン〉




「皆さんこんばんは! 舞台、いっぱい勉強になりましたミロクです!」


「ちょっとハプニングもあったけど、みんなの協力で最後まで走れたヨイチと」


「舞台終わって、調子にのって食べ過ぎたシジュだ」


「三人合わせてー」


「「「『344(ミヨシ)』です! よろしくお願いします!」」」


「やぁ、本当にミロク君は初めての舞台なのに、頑張っていたよ」


「そうだな。俺のも初めてみてぇなもんだけど、やっぱどんな舞台でも経験っつーのはでかいって今回感じたな」


「俺……本当に楽しかったです。自分の未熟さも分かりました。でも、舞台って役者だけじゃなくて裏方さんとか、周りで動く人たちが一致団結して作り上げるところに感動しました」


「お疲れ様、僕のフォローもありがとうミロク君」


「よくやったな。えらいぞ」


「うう、やめてください、泣きそうです」


「あはは、末っ子を泣かすのもどうかと思うから、舞台の反省会というか気づいたところをいってみようか」


「そうだな。何つっても主役の女子三人じゃねぇか?」


「メロン役の美海ちゃんは、前にドラマで共演してましたけど、イチゴとミカン役の子はこの舞台がデビューでしたね」


「彼女たちも頑張っていたなぁ。メロンが教育係みたいになっているのは、アニメの本編を彷彿させるような感じだったね」


「最後にはえらい懐いていたな」


「三人姉妹みたいで微笑ましかったです」


「あと、あまり言うとセクハラになるかもなんだけど、どうしてもメロンのメロンがどうなっているのかって、結構マスコミ関係者に聞かれたよ」


「美海ちゃんに聞くのはどうかなって思ったプレスの人たちが、俺たちに話を振ってくるのはちょっと困りましたよね」


「結構精巧に造られてたぜ? ミロクも触ってただろ?」


「ちょ、ちょっと! 言い方に気をつけてくださいよ! 外したのを俺は不可抗力で触っただけで!」


「慌てっぷりが、逆にあやしくなってるよ。ミロク君」


「ヨイチさんまでやめてくださいよ!」


「よーし、言い訳は後で聞く。一旦CMだ」







〈CM〉







「さてさて、ミロク君の初体験の話だったかな?」


「違います!!」


「なかなかオッサンもイジるなぁ」


「つい末っ子が可愛くてね」


「ひどいです。お兄ちゃんたち……」


「はぅ! 涙目で上目遣いは卑怯だよミロク君」


「ぐはっ! 久しぶりに直撃された……くそっ、これがフェロチートか……」


「卑怯じゃないです。甘えるのは末っ子の特権です。あとフェロチートってなんですか」


「ミロクのフェロモン量は、もはやチートだろ」


「ああ、それは僕も思ってたなぁ」


「ええ? 俺よりもヨイチさんとシジュさんの方が、色気あるじゃないですか」


「んなわけあるか」


「時々ミロク君は訳のわからないことを言うよね」


「ほら、カンペ見てくださいよ、ほらほら」


「なになに……『三人とも自重しろ』って? おいミロクも入ってんじゃねーか」


「一人より三人です。わんふぉあおーる、おーるふぉあわんですよ」


「ミロク君、全部ひらがなになってるよ……もうちょっと発音頑張って」


「One for all. All for one.」


「シジュさんすごいです!」


「まぁな、発音適当だけどな」


「昔、シジュは外国の女性と……げほげほ、ええと、舞台の感想に戻ろうかミロク君」


「え? あ、はい。あとは何と言っても、腰フリダンスでしょうか」


「アレなぁ、確かに振り付けとしてはアリだが……ほら、俺ら一応アイドルだろ? だから避けてたんだけどな」


「シジュの振り付けでは多少使ってたけど、あそこまで露骨なのはなかったよね」


「十代の女の子たちを誘惑するのに、腰フリはどうかなと思いましたけど……すごく話題になってますよね」


「なんか目に焼き付けてトレースしたのが動画に上がってたって話だよな」


「舞台を観たお客さんが振り付け覚えて『踊ってみよう』でやってるって、すごいよね」


「そんなわけで、今度公式で見本の腰フリダンス動画を流すことになりました!」


「え? まさかそれ、俺らがやんの?」


「当たり前じゃないですか。羞恥プレイなダンスよ再び、ですよ」


「期間限定で流すのかな?」


「はい。舞台を観れなかった人たちも、この動画で少しでも舞台を感じてくれたらと思います」


「なるほどなー。確かに関東でしか公演しなかったからなー」


「頑張らないとね。僕もしっかり体調を整えておかないと」


「オッサン、年寄りはしっかり養生しとけよ?」


「シジュ、君とはほぼ同い年だと何度言えば……」


「お説教が長くなりそうなので、今日はこの辺で! せーの!」


「「『344』でした! また次回!」」


「シジュ! 後で残るように!」


「マジかー」


「もー、帰りますよー」




〈エンディングテーマ『puzzle』ピアノバージョン〉


お読みいただき、ありがとうございます!


ちょっぴりマッチョな男子が出てくる、もちだの別作品(NPC)もよろしくお願いしますw

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