長女にバレてたみたい
3月25日(月)雨
「私、少し前までパパの小説読んでたよ」
え?
「『余命100ありがとう』ってやつ、読んでた。あれ、やめちゃったんだね」
え?
「あとの話は難しくて、よく分からないから読んでいない」
え?
え?
長女が部屋に籠って小説を書いている僕の背後から、突然そう告白をした。
……心臓飛び出るかと思った。
なろう。長女にバレていたみたい。よくよく考えたら、頻繁にPCに向かって何やら夢中で書いているのだからね。そりゃあ、いつかはバレるか。
それにしても、唯一読んでいたのが『余命100ありがとう』ってどういうこと? 凄くお気楽な気持ちで書いた作品。しかも僕の作品の中で唯一絶賛休業中の作品。
なんだかなあ。他にも面白い作品をたくさん書いとるつもりだけどな。
中学生は、ああいった作品なら読んでくれるのね。う~ん。いろいろ考えるなあ。
まあ、親子で文学や芸術の話をする良いきっかけになると考えよう。うん。そうしよう。でもそうなると、なろうのアダルト広告がすんげ~邪魔だなあ。思春期の娘と同じ画面を観れねえよ。まったくよお。
う~ん。いろいろ考えるなあ。今後のこと、いろいろ考える時期に来ているなあ。




