自分についた嘘が自分にばれた時
3月10日(日)晴れ
自分の書きたいものをフルスイングで書いて、それを投稿して、その評価が思い切り空振りをしたとしても、僕は、さほど落ち込むことはありません。むしろ清々しい気持ちというか。そりゃあそうだろう。この小説家になろうというウッキウキのサイトで、こんな人の心を無遠慮にえぐるよな作品、誰が読むっちゅうの? なんつって、陽気に開き直っているというか。
逆に、流行りの設定を意図的に使ったり、高い評価を得ることを第一で書いたり、なにかしら他人のフンドシで相撲を取るような行為をして書いた作品が高評価を得ても、何かしらんけど落ち込むし。そんな作品が空振りをした日にゃあ、かなり落ち込む。
自分についた嘘が自分にばれた時、もう小説書くのやめようかなってくらい、自分が嫌になる。
もちろん、評価なんて気にならないというのも大嘘。評価か要らないのであれば、書いた作品を自分で何度も読み返してニンマリして、あとは机の引き出しにでも静かに閉まっておけばよい。サイトに晒す以上、評価なんかどうだっていいという考えは矛盾していると思う。意識するべき。読者に失礼。
ただし、重ねて言うが、自分についた嘘が自分にばれた時、もう小説書くのやめようかなってくらい、自分が嫌になるのでね。そうなるタイプなのだから、まったくもってこれしょうがないよね。騙し騙し書き続けても、嘘は絶対自分にばれる。経験上、自分を騙し通せたことは一度も無い。
したがって、自分で書きたいものをフルスイングで書いて、それでホームランを狙うよりすべがない。まあ、至難の業なのだけどね。なろうに精通する作家さんからは失笑を買っているよね、きっと。でも、そうしないと自分に申し開きが立たないのよ。これは僕の大いなる欠点であると、僕は僕を大いに認めている。




