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僕の日記  作者: Q輔
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キリストにユダ 釈迦にダイバダッタ

 3月6日(水)晴れ 


 キリストにユダ。釈迦にダイバダッタ。

 

 その者に苦難や災いを与える存在のことを揶揄する言葉だ。裏切り者。背信者。加害者。プレッシャー。ストレス。どうしても相交われない存在。さて、あなたにとってのユダは何? ダイバダッタは誰?


 仕事で、家庭で、友人関係で、そりゃあ、ユダやダイバと相交わらないにこしたことはないが、だがしかし、これまでの人生を振り返ってみると、自分にとってのユダやダイバが、容赦なく苦難や激務を与えてくれた時期が、人生の転機や躍動期と重なっているという事実は、これ否めなかったりもする。これ、あくまで僕の場合。


 著しい成長をしている時期、僕のまわりには何かしらのユダやダイバの存在があった。ユダは、僕が生涯をかけて求め続ける答えを解く算式の手がかりを与えてくれた。ダイバは、僕の内面に潜む諸悪をあからさまに炙り出してくれた。


 なんじの敵に熱烈キッス。なんじの敵に心よりの感謝を。


 じゅうぶんに感謝をした上で、徹底的に戦えばよい。完膚なきまでにフルボッコにすればよいのだ。


 こと職場においては、相手のことが嫌いだから仕事が上手く行かないという結果もそりゃ確かにありますが。相手のことが嫌いだから、逆にとんでもない化学反応で仕事がすこぶる上手くこともあった。有難いことに、そんな体験を僕は何度もしている。


 ゆえに、そういった優秀なユダやダイバが立ちはだかる時、いまだに泣きたい反面どこかワクワクしている自分がいる。


 家族も同じなり。根っこの部分で絶対に相交われない者同士が協力するからこそ、家庭経営は上手く行くような気がする。


 なんじの敵に熱烈キッス。なんじの敵に心よりの感謝を。


 キリストにユダ。釈迦にダイバダッタ。そんでもって、僕に妻?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 元宗教家として。 ユダやダイバダッタはとても重要な存在であり、キリストや釈迦は彼等を「自身の教義の正当性の証明」のための大切な役割を与えられた人物だとしています。 だからこそ、ユダもダ…
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