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この恥ずかしさは、僕の宝物
3月5日(火)晴れ。
ここだけの話、家族・仕事仲間・友人・知人のなかで、僕が「小説家になろう」で小説を書いていることを知っている者は妻しかいません。
この二年と半年の間、妻以外には誰にも話していません。
なぜ人に明かさないかというと、その答えは至極単純で。
だって、恥ずかしいんだもん。
である。
まあ、あれだな。
今日なんて日は、恥ずかしついでに、たまにゃ、正直な気持ちを書くとするか。
さて。
どこの誰とは存じませぬが、今読んでくださっている、そこのあなた。
なんだか、ありがとう。
なんだか、ごめんなさい。
四十代も終わりをむかえようとしている、いい歳こいたオッサンが。
こうして、今日も照れながら。
はにかみ、頭をコリコリ掻きながら。
小説みたいなもんを書き続けられるのは。
これ全て、読んでくれるあなたのおかげ。
この恥ずかしさは、あなたからの贈り物。
この恥ずかしさは、僕の宝物。




