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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十七章 災厄現象

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第八百九十三話 国王vs.聖龍

<こんな空間まで簡単に作れてしまうのか>

「アリムは我が国を誇る勇者だからな」

「えーっと、じゃあボク達はあそこからみてますから」

「わかった。それはいいが……観客がいすぎではかいか? 私はあれだけ呼んだつもりはないぞ」



 とりあえずまっさらな平地を模したマジックルームを作り、そこに入った。干渉を受けないようにした空飛ぶ観客ルームも完備している。

 戦いをすることが決まり、国王様が自分でカルナ王妃やカルアちゃん達に連絡すると、是非ともSSSランクの魔物と戦う国王様がみたいということで、短時間の間に口コミが広がってしまいかなりの人数が集まって観客ルームを圧迫してしまった。メイドさんや執事さんもいる。仕事しなくていいのか。



<良いではないか、殺し合いではないのだ。観客がいた方が盛り上がる>

「大勢の人間の前で戦ったことがあるのか」

<いやないが。こういう闘技場のような状況は少し憧れていた>

「変わってるな」

<余に変わってないことなんてない。唯一無二の存在だからな>



 ピリピリはしてないけど、どっちもやるなら本気で戦いそうだ。やっぱ外で戦わせなくてよかった。



「あのドラゴンが新しくお父様の召喚獣になる魔物ですか?」

「もし国王様が勝てたらね」

「それは心配ないよ、お父様は本当に強い。もし今の僕達と同じレベルになったら、僕たちは勝てる見込みはないよ」



 ドラゴンに興味津々のカルアちゃんと、心配してないルインさん。俺も国王様の実力はわかってるけど、ファフニール・ロットの実力は知らないからなんとも言えない。

 ちょっとくらい戦っておけばよかったかな。

 時間か的にそろそろ頃合いだ、始めさせよう。



「では二人とも始めてください!」

<よかろう! 死なない範囲で手加減はしないぞ国王!>

「それはこちらも同じだ。こい、ベヘモット!」



 国王様の声とともに、フルサイズのベヘモットが出現する。相変わらずめちゃくちゃでかい。この観客ルーム、二人から相当離れた場所に設置したけど、それでもベヘモットが辺りを埋めてしまう。

 こっそり俺とミカだけ観れるビデオモニターも用意しており、そこから二匹の魔物の大きさを比較してみるけど……どうやらベヘモットは戦う前に首輪を外したファフニール・ロットの3倍いや、3.5倍くらいの大きさはあるみたいだ。縦方向だけで。横幅も含めたら12、3倍はある。



<普通のベヘモットより一回り大きいな、この個体は。亜種であるということを加味しても>

「偶然大きく育ってしまってな」

<おー、このドラゴンを食べればいいのー? 羽が邪魔じゃなくて食べやすそー>

「ベヘモット、これから俺の仲間になる予定の奴だ。殺さないようにな」

<なるほどー、スカウトだねー>

「……ゆくぞ」



 国王様とベヘモットの体が同じ色に光り始める。召喚魔法使い特有の強化魔法だ。これでベヘモットの強さがSSSランクまで底上げされるみたい。



<しかし巨体ということは的も大きいということ。まずは小手調べと行こう……!>



 ファフニール・ロットは口をあんぐりと開け、そこから魔法陣を展開させた。即時放たれる巨大な金色の光線。その様は特撮の怪獣そのもので、その本物だと思うとかなりかっこいい。カナタも連れてきてあげたらよかったかもしれない。



<あんぐり、ンマーーー!>



 しかしベヘモットはそれを魔力を含んでいる鼻の吸い込みで無理やり進行方向を自分の口元まで捻じ曲げ、光線を飲み込んでしまう。どうやら飲み込んだ光線はそのままベヘモットの魔力として変換されるみたいだ。



<すごく質のいい魔力だよ!>

「それはよかったじゃないか」

<当然だ、聖龍のこの余の魔法だぞ! しかし、自身の魔力で無理やり進行方向を曲げてしまうのは相当厄介だな>

<今度はこっちから行かせてもらうねー>



 ベヘモットは後脚を軸に両前脚を思い切りあた。そして国王様を中心に土魔法の魔法陣が現れる。2秒ほどその体勢を保った後、思い切り体を地面の魔法陣に向かって叩きつけた。

 普通なら地震かと思えるほどの揺れが起こるはずだけど、その衝撃がどうやら全て魔法に変換され、魔法陣はベヘモットより2回りくらい大きくなる。

 どういう原理の技なんだろ……スキルって人それぞれだからほんとよくわかんない。見た通り、衝撃を与えて魔法を強化するっていうものかな。便利そう。



<何を……ぐおぅ!?>



 ファフニールに向かって地面が乗馬槍のように迫り出した。よく見たら先端を丸くしてあるから殺傷能力は低いだろうけど、ダメージは絶大だろう。その最初の石柱を合図に、ファフニールに向けて次々と同じものが出てくる。逆さまになって見てみたら、雨が降ってるように見えるんじゃないかと思えるほど。

 もはや石柱のせいでファフニールの姿が見えない。



<あ、やりすぎた? 先端は丸くしてるんだけど>

「これあと10分は続くだろう。聖龍は生きているのか?」



 なるほど、魔法陣の大きさと強さに対して石柱を次々出すだけの技かと思ってたら10分もこれが続くんだ。こわー。



<なめるな国王!>



 しかしファフニールは生きていた。自分に向けて放たれた石柱全てを何らかの方法で吹き飛ばし、すっかり無傷でさっきと変わらない場所に立っている。

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