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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十七章 災厄現象

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第八百八十話 対処困難

「……どうする?」

「どうするったって、ねぇ?」

「わーふ、そんな予感はしてたけど、あからさまに……」



 俺たち四人は額を寄せ合って相談をする。本当に隕石の中からアナズムのものが見つかるとは。いや、わかってたことなんだけどどうにも認めたくなかったんだ。

 ここ連日の異変。それが気のせいか一時的な周期の問題とか……偶然が重なり合ったとかであって欲しかった。

 こんなの出てきたら何か大変なことが起ころうとしてること以外考えられないじゃないか。



「でも、これでアナズムと地球に何か起ころうとしてることは確実になったね」

「なるべく避けたかったのになぁ……こんな大事になられたら無視できないよ、もう」

「つーたって、アナズムでは人工衛星で管理できるようにしたんだろ?」

「うん、ただ地球で同じことができるとは考えない方がいい」

「まあ、色々あるし無理だろうな。んで、魔神達も知らないって言ってるし……何かほかに対処できることがあるのか? 俺たちに」



 そうなんだよ、異変が起こってるとはいえその異変を起こしているものがなんなのかわからないんだよ。

 アナズムだけならアナズムを地殻調査したりすれば良い。気候の変化とかで魔物が大量発生してるだけかもしれないし。

 でも地球でアナズムの出来事が起こるとなると、調べられるのは幻転地蔵くらいしかない。あとは、俺や美花が死んだ場所を散策してみるとか? とにかく限られてる。

 なんにせよ、その対象は目に見えなくて不確かなもの。



「うーん……」

「とりあえず現状は受身しかできないのが悔しいね、わふ」

「そうよね」



 ここは隕石の解析が進められ、どこから飛んできたものなのかがわかるのを待つべきかな。なにか起こったらその都度対応すればいい。しばらくは俺たちの手の届く範囲しか助けられないけどね……。



「んんっ、4人ともそんな顔を合わせてどうしたのですかな?」

「あ、イケザン」

「美少女3人と密着するなんて、やはり魔王め、偉やましいですぞ! おや、なんだか4人とも顔色がわるくありませんかな?」



 俺たちが話し合ってることに気がつき、イケザン君が近づいてきた。そんなに青ざめてる顔をしてるだろうか。いい気分じゃないことだけは確かだ。



「まさかあの隕石の恐怖が4人同時にフラッシュバックしたとか?」

「わふ、近いものだと思ってくれよ」

「ほほぅ……やはり災難でしたな。4人とも早退する?」

「いや、そこまでじゃねーよ」

「体力が一番多い魔王が言っても説得力ありませんな。他の3人は美少女な訳ですし」



 そうだよ、災難なんだよ。

 ただ単に悠々自適にラブラブとみんなでアナズムで好きなように過ごしていきたかったのに。こんなめんどくさい事になっちゃって。もし何者かが暗躍してるとかだったら思いっきりプクーしなきゃね!

 それよりすごく自然な流れで女の子扱いされた。今はれっきとした男なんだけど。



「おっとそうだった。どうする?」

「ナチュラルに美少女って事にしないでよ」

「わーふ、大丈夫だよ私は」

「私も大丈夫」

「有夢は?」

「だ、大丈夫だけどさぁ」

「ほんとでござるか? それならいいので候……」



 そんなにか険しい顔をしてたのか、いまだに心配そうにしながらイケザン君は自分の席に戻ってった。

 休み時間も終わり、その後の授業は全部上の空で受けて、気がついたらいつのまにか家に帰ってきていた。

 美花が俺の部屋にラフな格好で入って来ている。



「有夢が一番疲れてる顔してるよね」

「そう?」

「うん。でもわかるよ、スキルのせいで色々できちゃうから自分が主になってこの騒動を対応しなきゃいけないとか考えてるんでしょ? あるいはアナズムに一番最初にきたからか」

「よくわかるね」

「わかるわよ、当たり前じゃない」



 美花は俺にそっと寄り添って来た。思わずその身体を抱きかかえてしまう。



「何回も言ってるけどさ、問題の解決なら私たちだってやるんだからね! 一人で抱え込まないで」

「ごめん……」

「謝らなくてもいいから! もーほら……3日連続徹夜でゲームした時くらい疲れてるように見えるよ」

「そ、そんなに? そこまでじゃないよ流石に」

「見えるんだってば! で、こういう時は彼女である私が癒してあげなきゃいけないのよ」

「うん? ああ、うん」

「揉む?」



 美花は少し頬を赤らめながら着ている服をたくし上げて、ブラと胸を見せつけてきた。

 ツッコミをする気力がない。俺は何も言わずにそれを掴んだ。



「んぅ……!」

「やわこい」

「えへへ……」

「今迎えようとしてる漠然とした、でもなんか大きな問題に比べたら、俺と美花の間に赤ちゃんができても、まだその方が対処できる気がしてきた」

「じゃあそうする? 私はウェルカムよ?」



 はっ、俺は何を口走ってるんだ。しかも胸を揉んだまま。流石にそれはまずいでしょ、うん、いくらなんでも。

 この状況なら美花が発情しかねないし。



「じ、冗談だよ」

「わかってるよ」



 とりあえず1時間くらいかけて色々してもらったけど、少し焦りは和らいだ気がする。

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