表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十七章 災厄現象

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

961/1308

第八百七十九話 朝の隕石のニュース

 火曜日。

 まだ春は来なさそうな肌寒さを感じながら、美花に起こされることなく自分で起床する。美花が窓から侵入してきて起こされるかどうかはだいたい3分の1の確率くらい。

 俺が死んでしまった日は、残り3分の2を引き当てた日だった。

 お母さんが朝ごはんを用意しているだろうからリビングへと向かう。どうやらこれでも最後に起きたのは俺だったようで、お父さんも叶も既に居た。まー、これはほとんど毎日なんだけどね。夜中までゲームをするのが悪いのかな?



「おはよー」

「おはよう兄ちゃん。今ニュース見てるんだけど、どうやらあの日のことについて報道してるみたいだよ」

「まあ、まだ一昨日の話だしね、地球にとっては」

〈グッドモーニンニン! グッドモーニンジャでござる!〉



 相変わらず朝っぱらからやかましいニュース番組だ。場面はハイテンションな忍者から移り変わり、あの日撮影したテレビ局が映る。

 外から見たら、あの現場の階層にめちゃくちゃでかい穴が空いていてガラスも割れまくってる。でも復旧は調査が終わってかららしい。



〈一昨日、○○局本部に隕石が落下した事件について、進展がありました〉

「おっ」



 どうやら調査の結果、隕石そのものが見つかったらしい。案外早かった。

 画面が移り変わり、調査員の手に道端の小石程度のものが乗せられている画像が見せれる。どうやらこれが隕石らしい。



「こんだけであれくらいの威力になるの?」

「うん。そりゃ何万キロも離れたところから落ちてくるんだから……空中分解したりしてあの程度の大きさになったとしてもすごい威力なのは確かだよ」

「そっかー」



 物理学と天文学は俺の専門外だから、なんでもわかる叶とお父さんにそこら辺は任せよう。

 その二人は食い入るようにニュースを見続ける。途中、お母さんが料理を運んできても気がつかないくらいに。



「ねー、冷めちゃうー! 食べてー!」

「あ、ごめん。いただきます」

「他のニュースになった……じゃあ食べようかな。いただきます」

「いただきます」



 近くの研究所に持っていかれ、隕石とその起動が割り出されると報道し、別のニュースへ。

 近くの研究所ってどう考えてもうちのお父さんの勤務先だ。あそこ以外にない。なにせ世界的研究組織はオールマイティにこの世の研究されてるほぼ全ての分野を取り扱ってるからね。



「やっぱうちのとこ来るんでしょ? あの隕石」

「実は昨日その連絡が来てね。今日の仕事はそれだよ。日本支部の所長として専門の学者たちと一緒に見なくちゃいけない。明日には本部から専門家も来る予定だ」

「もー、じゃあニュース見る必要なかったんじゃないのパパ」

「世間でどう報じられるか気になるじゃないか。湾曲した内容にされることなんて多々あるし。今回は大丈夫だったけどね」



 やっぱりそうだったか。

 その話を聞いてから、叶は真面目な顔をしてお父さんに質問をし始める。



「その隕石って俺も見れる?」

「たしかに叶は既にうちの優秀な研究者だけど、流石に無理なんじゃないかな」

「そっか……」

「大丈夫、何が言いたいかわかるよ。もしかしたらアナズムの何かしらを含んでるかもしれないから鑑定したいんでしょ? 私がやっておく」

「さっすがお父さん!」



 一転して叶は嬉しそうな顔になった。隕石にアナズムのものが含まれていたらもうそれこそシャレにならない。

 下手したら地球でもアナズムと同様に俺お手製の人工衛星を浮かべなきゃいけなくなるかもしれない。

 でも地球の技術ってすごくて怖いから、何かしらのレーダーで発見されたりする可能性が高くて迂闊にできないのが本当にめんどくさい。


 朝ごはんを食べ終わったらそれぞれ行くべきとこに行くために準備をし、外に出る。起きるのは一番遅いけど家を出るのは俺が一番最初。



「おはよう、あゆむぅ!」

「おはよう」

「だっこ」

「はいはい」



 ご近所の目とかはもはや気にせず、出会ってすぐにハグをして、軽くキスまで。。そのあと手を繋いで登校し始めるんだ。



「ねぇ、今朝のニュースみた?」

「みたよ」

「あのくらい小さなものだなんてね。やっぱり隕石って怖いね」

「隕石はお父さんの研究所に持ってかれて詳しく調査されるらしいよ」

「やっぱりねー」

「んで、お父さん、密かにアナズムの物質が含まらてないか鑑定してきてくれるって」



 そう言うと美花は目を一瞬だけ丸くしたけど、すぐに納得したように頷いた。



「まあ、これだけ連日色々あるもん。アナズムのものでした……なんて結末でもおかしくないわよね。アルティメタルとかミスリルとか含んでるのかな?」

「もしそうだとして……どう説明すればいんだろうね、それ。アナズム知らない人たちに」

「案外、アルティメタルは隕鉄、ミスリルは純度の高い銀で説明つくかもよ?」

「魔力とかが検知されないか心配だなー」



 そのあとはなんの変化もなく日常生活を送った……お昼休みが終わるまで。お父さんからメッセージが来た。

 どうやらお父さんの知ってるアナズム関係者全員に送られているのだとか。

 肝心の内容。

 鑑定した結果、隕石にアルティメタルが含まれていたらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ