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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十六章 不穏な異変

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第八百七十六話 旅行からの帰還 (翔)

 SSSランカーとして、SSSランクの魔物を討伐したのはいいがその後がすごかった。

 やはりリルの言う通りSSSランカーってのはすごい存在らしい。エルフやそのハーフ、クォーターから囲まれるわ囲まれるわ。

 地球でのテレビ撮影をした後の疲れを療すために来たようなものなのに、何故だか同じ待遇を受けた気がするぜ。


 リルだってイケメンエルフに囲まれてるくせに、俺が美少女達に言い寄られてるのが気に食わなかったのか……よく言えば嫉妬してくれているのか、夕飯を食べ終わる後まで、今まで数度しかみたことないくらい機嫌が悪かった。


 リルはほとんどのイケメンに一言二言しか言葉を返さなかったが、俺はいちいち丁寧に言葉をかけてたのがいけなかったのかもしれない。


 ちなみにその夜……まさかの驚異的、3日連続で裸で過ごすという快挙を成し遂げると同時に、機嫌は直してくれたが。


 そしてこのエルフの村滞在3日目。

 今度は村長が改めて訪ねてきて、SSSランク討伐の報酬を先延ばしにしてほしいと言ってきた。

 たしかにSSSランクの魔物一匹討伐するのに普通は日本円で数十億単位の報酬が発生する。


 もともと金を取るつもりがなかった俺は、あまり苦戦しなかったこともあり、リルと相談して報酬を受け取らないことにしたが、それじゃあ悪いからと、折れに折れてもらって、なんとエルフの村永久全店使用無料パスポートをもらった。


 別にいいんだけどな……一生のうちで何十回も来ることなんてないだろうし。でも俺らがいなかったら自分たちは死んでたと何回も言うので貰っておいた。

 有夢や美花、叶君達もこう言う経験あるのだろうか。多分あるんだろうな。


 んで3日目はおよそ半日滞在した後、村を発つことにした。馬車に乗りしばらく走るまで村人総出で見送ってくれた。そんで今、俺とリルはやっと馬車の中で二人っきりでゆっくりしているわけだ。



「……療養に来たはずなんだが」

「わふー、疲れちゃったよね?」

「SSSランクってすげーな、いろんな意味で」

「わふわふ、だからそう言っただろう?」



 リルはドヤ顔をする。

 しかしここまですごいと、ほかのSSSランカーがみんな顔を隠したり正体がバレないようにするのがわかるな。

 俺とリルもあんまり活躍しすぎると素顔で外に出れなくなるかもしれん。



「もう……これっきりにしたい」

「わかるよ。でもSSSランクの魔物に出会うなんて滅多にないからね。……それだけ今が異常なんだよ」

「そう考えたら……俺も有夢のアナズム中の監視ってやつ手伝おうかなー。大変そうだし」

「それも悪くないかもね」



 有夢はな……自分の持ってる力をいい方向に、アナズムを守るために使ったんだから立派だぜ。さすが俺の心からの大親友だ。

 俺じゃあ能力的に全て守るなんてこと無理だからな。

 今回はほんと……あの案内人と村の運が良かったんだ。

 うん、やっぱり有夢はすごい。



「すげーよなー……あいつ」

「アリちゃんのこと? たしかに凄いよね、いまSSSランクが増えている謎の自体ですら一人で全部解決できちゃいそうだよ」

「昔はただのRPG限定のゲーマーだったんだけどな」

「私はその時代しらないけれど、相当すごかったんでしょ? 美花ちゃんに聞いてるよ」



 ほんとに有夢はいい意味で覚醒した。

 俺も……やっぱりこの世界にきて、リルと付き合うようになってから……変わったと思う。リルっていう大切な人が出来てから、リルと俺でお互いに変わった。大人になったっていうか。責任感が強くなったっていか……。



「わふふーどうしたの、このタイミングで頭撫でて来るなんて」

「お? 撫でたたか」

「うん。無意識かい? なんにせよもっとお願いしたいよ」

「おう」



 無意識に撫でてしまっていたようだが、要望があったので、そのまま頭を撫でまわす。リルは尻尾を振りながら喜んでいる。旅行の帰りでシンミリしながらいちゃつくのもわるかねーな。

 しかし、ただ撫でていたら話題がなくなってしまった。しばらく黙って撫でられていたリルは、満足そうな顔をしながら空気を変えるためにこう言ってくる。



「帰ったらあと3日程度で地球に戻るけど、テレビに出たことをみんなにいじられる覚悟……出来てる? もしかしたら隕石の方が話題に上がる可能性もあるけどね」

「おわー、やなこというなよー」

「わふー、ごめん。でもこれから慣れていこうよ! そしたらもっと今回みたいな扱いされてもさ、慣れてしまうよきっと」



 有夢だけじゃなく……俺も目立つ存在になれってことか。できるかなー。もっとトークとか上手くならなきゃ。

 隕石は……まあ、もう二度もないだろ。

 


「さてと。ここまで撫でてくれありがとう、ショー」



 リルは唐突に俺の手元から離れお礼を言ってきた。なんだか変な感じがする。何かを企んでいるような……。さっきの言葉もこれの布石のような。



「おいおい、なんだ?」

「続きはまた夜にしてほしいよ」

「まあいいけど……」

「そして頭以外の場所も……えへへ、撫でてほしいんだよ」

「そういうことかよ!? 4日連続はきついぜ?」

「4日間ずっとすることによって……慣れていかない?」



 何でもかんでも計算づくだな。

 ちなみに結局、俺はリルの言いなりとなった。

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