表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十六章 不穏な異変

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

945/1308

第八百六十六話 帰ってきた叶達

「おー、おかえりー!」

「ただいま……」



 カナタとサクラちゃんが帰ってきた。なんだかまた関係が変わったように見える。旅行に行くたびにお互いの関係を見直さなきゃいけないのかこの二人は。


 それよりも気になることがひとつ。

 俺は自作の人工衛星をアナズム全体の把握ができるように浮かべたわけだけど、SSSランクの亜種が初めて引っかかった近場にこの二人と、ついでにラーマ国王だと思われる人が何故か居た。

 三人でそのSSSランク……機械の解析結果によればダーキニー亜種と呼ばれる魔物の討伐をしてたことがわかったんだよね。


 詳しくはわからないけど、叶の動きを止めるほどのスキルを持ったダーキニーがカナタとラーマ国王の動きを止め、サクラちゃんが……なにかをカナタに見せたのかな? そしたら術が解除されて叶がお得意の瞬間移動でトドメをさした。

 勝った後のことは、すぐに瞬間移動で移動したから全く知らない。



「あのさ、実はアナズムに最近よく高ランクの魔物が現れるから監視システム作ったんだけど、いやぁ、災難だったね」

「あっ……あゆにぃ見てたの!?」

「うん? うん。なにしてたかまではわからないけど、カナタを助けてくれてありがとね」

「ほっ……。だって大切な人だもん」

「だってさ、カナタ!」

「う、うんっ……」



 まー照れちゃって、我が弟ながら可愛い奴め。でも、どうやらそのあとなにか二人の関係が変わるようなことがあったっぽい。 

 兄である俺が深く踏み込むわけにもいかないよね。二人でなんとかできるはずだし、見る限りではサクラちゃんよりカナタの方に大きな変化があったとわかる。

 カナタが主に問題なら、カナタは自分でなんとかできるはずだし、俺が口を出すのは非常に無粋ってものだよ。



「なにかあったっぽいけど、仲がいいままならいいよ」

「あっ! 桜、叶君! おかえりー」

「ただいまお姉ちゃん!」

「……うん?」



 飲み物を飲んでいたミカが、二人が来ていたことにやっと気がついてやってきた。サクラちゃんを見るなり変化に気がついたのか、スススと高速でサクラちゃんにすり寄った。



「何かあったわね?」

「うん。……あれ、まさかお姉ちゃんも?」

「まあ、私も色々とあったのよ……ふふふ」



 あれ、なにか特殊なことってあったっけ? 一日だけすごい体力使うことをしたってぐらいで……ああ、たしか夜の行為の最長記録だったよ。そのことかな。



「じゃあ明日あたりにでもまた、リルちゃん交えて女子会しましょう……ふふふ」

「そ、そうしようか」



 一体女子会でなにを話してるんだろうか。ミカの様子を見てある限り、男の人が想像する女の人の会話とは全然違うものなんだろーなー。



「でもにいちゃんのいう通り……本当にSSSランクの魔物やSSランクの魔物という、町ひとつ滅ぼしかねない魔物がたくさん出現し始めてるみたいだね。……地球の異変とアナズムの異変が同時に起こるだなんてこと、普通はある?」

「やっぱり魔神的なにかが関係してるのかなぁ……めんどくさいなぁ……」



 魔神達の反応を見る限り、そういう存在もいなさそうだし関係もなさそうなんだけど。

 例えばデイスって人と直接あったわけじゃないし、その人が何かしていることもありえる。魔神達が庇ってはいるけど……可能性は捨てきれない。



「そういえば有夢。サマイエイルが出現し始めた頃もこんな感じじゃなかった? あの時はランクとか、魔物のスケールが一段階下だったけど」

「ああ、そうだね! やっぱり関係あるのかな」

「なんにせよ、1ミリも関係してないってことは考えにくいよ」



 何回も考えるけど、やっぱりどういう存在がやってくれちゃってるにせよ、対応できるのが俺たちくらいだから、どうにかしなくちゃなぁ。

 人工衛星を置いた時点でかなり大きい気はするけどね。



「そろそろ俺とサクラは部屋に戻るよ」

「旅行疲れから眠り込んだりするのかな? とりあえずおやすみ」

「うん、そのつもり。おやすみ」

「桜、ちゃんと叶君と添い寝してあげるのよ?」

「えへへ、そのつもり」

「と、とにかく寝るよ! じゃあね」



 少し額に汗を浮かべながら、サクラちゃんを連れてカナタは部屋に戻ってった。



「大丈夫かな、カナタ」

「あれはサクラになにかされたわね。叶君にとって許容範囲以上のこと」

「裸で迫られたとか? 流石にサクラちゃんでそれはないか」

「どうだろ、昔は無いって言えないけど、最近私みたいになって来てるからな……」



 サクラちゃんがミカみたいに性欲が強い存在になるのか。そういえば俺も昔はミカがすごいだなんて思いもしなかったから、やっぱり姉妹だし、そっちの方が可能性高いかも。

 カナタ大丈夫かな?

 同性だからわかるけど、あいつ、本当にエッチなものの類は一切持ってなくて耐性なんて皆無だからな。



「さ、さ、有夢! リビングに戻ってキスしよ! それとも……」

「うん、キスでいいよ」



 あの二人にとってこういうのが当たり前になる人も来るんだろうなぁ……やっぱ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ