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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十六章 不穏な異変

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第八百五十一話 とりあえず作成中

「がんばれーがんばれー」

「うおおおおおお!」



 ミカが応援してくれている。

 ギルマーズさんと出会って帰ってきてからすぐ、俺は製作しなければならないものを必死に作りまくっていた。



「今何個目?」

「21個目だよ。……今更なんだけどさ、わざわざ手作りじゃなくてもダークマター使えばよくない?」

「在庫一掃も兼ねてるからね」



 モネさんから頼まれたマジックバックを整理するためのアイテム。とりあえずアナズムを監視するためのカメラより先にそっちを作っているんだ。

 数十個って言ってたから、50個は作ればいいと思う。というわけであと29個作らなきゃいけない。

 


「がんばれがんばれー」

「それはそうとして、これを渡して受け取った報酬は何に使えばいいんだろう」

「んー、私もわかんないや」



 そうなると報酬がお金ってのも考えものかもしれない。かと言って今俺たちに必要なものってあまりないし。

 時間も命も何もかもが自由自在なわけだからさ。



「それにしてもさ」

「んー?」

「いいなー、結婚して赤ちゃんできて」



 うっとりとした表情でミカはそう言っている。ミカが普段から言っている通りなら、俺とラブラブして結婚して子供ができるのが最高なんだろう。俺もそうだ。



「いつか、そう遠くない時期に俺たちもそうなるよ」

「だねっ! 男の子がいい? 女の子がいい? 何人兄弟にしようか」

「どうなるんだろうねぇ。ともかく男だと俺みたいなのが産まれそう」

「そっか、どうあがいても女の子か」

「ぷくー」



 でも俺とミカの子供だ。性別がどっちにしろ、すごく可愛い子が生まれるに違いない。

 それはそうと、手元にあった商売用アイテムの部品が全部なくなった。決めてた数が出来上がったみたいだ。



「できた」

「もう50個できたの?」

「うん」

「早いわね。さすがー」



 さっきから我慢してたんだろう、結婚とか子供の話をすると決まって甘えてくるくせに作業中は話しかけるだけにとどめてくれていた。

 終わった今、ミカはマジックバックにアイテムをしまってる俺の後ろからべったりと抱きついてくる。



「えへへー」

「さて、次だよ次」

「もう、監視するための機械にとりかかるの?」

「ううん、まずは機能と設計を考えないとね」

「私は……」

「このまま抱きついてていいよ」

「やった!」



 甘えてくるの超可愛い、それはいつものこと。俺の背中でミカが思いっきり甘えている。

 さてと、監視する機械はどうしてあげようか。

 アナズム全体にばらまくとして、何個作らなきゃいけないんだろ。機能は……。

 いや、まずは監視する機械の名前をつけてあげなくちゃね。呼びにくいもんね。


 うーん、とりあえずアリム製人工衛星でいいかなぁ。宇宙に浮かべるわけじゃないから正しくは人工衛星じゃないんだけど、それっぽい感じのものだし。


 

「アリム製人工衛星?」

「無難でしょ?」

「そうね」



 ミカも納得してくれたみたいだ。

 その時、コンコンと部屋の戸を叩く音がした。



「……誰だろ?」

「この感じ……なんとなくだけど、カナタじゃないかな。出てみるよ」

「そだね」



 俺とミカはこの部屋の玄関口まで行き戸を開ける。そこにはカナタが立っており、俺とミカの顔を交互に見つめた。



「相変わらずラブラブだね。まさかミカ姉がにいちゃんにおぶられたまま出てくるとは思わなかったよ」

「そーお? ところで要件はなにかな」

「明日からまた桜と旅行に行ってくるって報告をしに来た。この家の主はにいちゃんだしね」



 また旅行に行くのか。勉強ブームが来たと思ったら今度は旅行ブームなのかな? どちらにせよいいことだ。桜ちゃんと一緒に楽しんでくるといい。



「了解したよ」

「カナタくーん、またハプニング起きるといいねぇ……」



 ミカがおそるくニヤニヤしながらそう言っている。カナタは顔を少し赤くしてそっぽを向いた。前のハプニングが未だにこたえてると見える。可愛い奴め。



「と、とにかく……そういうことだから。は、ハプニングは期待してないよっ。……じゃあね!」



 カナタは走り去って行った。やっぱり可愛い奴め。



「あんまりいじめちゃダメだよ」

「からかいがいがあるネタなんだもん。つい」

「気持ちはわかるけど。……とりあえず、俺は製作の続きに取り掛かるよ」

「私は?」

「甘えてていいよ」

「やったっ」



 俺は机につき、再び案を練る。

 まず周りから見えないようにすることは必須だとして……。色々考えているところに俺の服がまくられ、背中に生暖かい人肌の感覚が現れた。



「え、なに?」

「あ、いま後ろ向いたらエッチなんだよ?」

「またやってるんだ、これ」

「うん」



 背中にグニグニと柔らかいものが生で押し付けられている。とりあえず頑張って案を練り終えてから、ゆっくりと仕返しをした。



 

 

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