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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十五章 情報社会

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第八百四十一話 筋肉美

「うおおおおおおおお! すっげぇぇぇぇ……」

「筋トレが趣味って話は伊達じゃないな」


 

 すごく感心されてるね。どうやら筋トレを始める前にその筋肉についてトークすることに決めたようだ。カンペを持ったスタッフがそう支持してる。



「なん……いや、予想以上にすごい肉体だね」

「ありがとうございます」

「ちょっとさ、力こぶ作ってみてよ」



 翔はリクエストに答え、ガッツポーズのように力こぶを作って見せた。相変わらず腕の筋肉もすごい。

 ステージの近くで待機しているリルちゃんはやっぱり翔に目線が釘付けだ。



「ぶら下がって見ていい?」

「んー、まあいいですよ」



 りゅーちゃんって人が翔の腕に捕まり、足を地面から話した。中年の男の人が一人、翔の腕にぶら下がったわけだけども、やはり微動だにしない。



「あ、もう一人誰か来ますか?」

「じゃあ俺いい?」

「どうぞ」



 自分の得意な話だからか、そんなことを言う余裕がある翔。もう一方の腕も同じように力こぶを作って見せ、そこにぶら下がられた。

 大人二人が高校生一人の両腕にぶら下がってる状態。しかし翔の顔は余裕そのものだ。

 会場もさらに湧き上がる。



「すっげ……ボディビルの大会とか参加したことは?」

「ありませんよ。あくまで筋トレは趣味ですし」

「すごいー、すごいよ! すごい安定感! まって……捕まってるこっちの腕がきつくなって来た」

「俺もや」



 翔にぶら下がっていた二人は降りる。

 MCの人はカンペを見て、話を次に進めた。



「じゃあこんなね、肉体美を待つ翔君の筋トレを見せてもらいましょうかね」

「わかりました。おい、手伝ってくれ」

「わふん!」



 翔はマットに手をつけ、腕立て伏せの態勢をとる。しかも左腕は背中に回し、片腕だけの腕立て伏せをするようだ。そこにさらにリルちゃんが翔の背中に座り込み、使わない方の手を握る。

 

 そして翔は肩腕立て伏せを始めた。リルちゃんなんてまるで上に乗っていないかのように、スラスラと。

 一見するとあのまま一生続けられるんじゃないかってくらいに。


 

「え、すごい! その腕がすごいのか彼女さんが軽いのか」

「20……21……あー、どっちもかもしれません……24……25……」

「どのくらいまでできるの?」

「疲れるまでです。いつもはだいたいこのままで片腕100回はやりますかね。両腕で200回です」

「なんだその数は!? ところで彼女さんはいつも手伝ってるの」

「はい! 大体は」



 今日はテレビ撮影だから翔の上に座ってるだけなんだろうけれど、いつもだったら抱きついてるんだろうな。

 メンバーの一人が口に人差し指を当て、周りに静かにするように注意しながら翔に近づいて来た。

 リルちゃんの近くまで来ると、ジェスチャーでその上を退くように伝える。


 リルちゃんがそこから退くと、その人は翔の上に座り込んだ。しかし翔は全く気にせずに片腕立て伏せを続けている。

 翔が全くへばらないことに驚きつつも、その人は他のメンバー二人に手招きをし自分と同じように翔の上に座らせることにした。呼ばれた二人は翔の背中の上に乗る。

 これで翔が腕輪を怪我したら大バッシングでしょうに、大丈夫なのかしらん。


 と思ってたけど大の大人3人が乗ったにもかかわらず、腕立て伏せのスピード以外全く変わらず翔はそれを続けた。しびれを切らしたMCの人は声を張り上げる。



「ストップ、ストップ、ストーーーップ! 降りろお前ら!」

「……ふー」



 3人が降りた後、翔は少し汗をかきながら立ち上がった。即座に(おそらく癖だと思うけど)リルちゃんはタオルを用意し、翔に手渡した。

 一旦体を拭いてあげようとしてたけど、カメラであることを再び思い出しそれはやめたみたい。



「いきなり乗るな、あぶねぇぞコラ!」

「いやでもね、すごいよこの子! なんでそのまま続けられたの? ……さすがに気がついてたよね?」

「まあ、はい。でもいけそうだったのでそのまま……」

「こりゃー、やばいわ」


 どうやら翔のヤバさは十二分にわかったようだ、そのあと、筋トレに関する……いつから始めただのって話もしていた。8人とも自分が座っていた席に戻り、MCさんが進める。次のパネルの話だ。

 リルちゃんもいつのまにかこちらに戻って来たし。



「はい、じゃあ次……!」

「あれ、カテゴリまで隠れてんじゃん」

「これも含めておこたえください。これは身体のとある数値です」



 体重が身長なんかじゃ隠したりしないでしょ。下ネタ的要素もありえない。一応ゴールデン番組だし。

 となると……。



「握力!」

「お、わかっちゃったか! はい正解、握力でーす。で、この数値を答えてもらいたいんですけども」

「え、え、ヒント! どのくらい?」

「ちょっとね、もしかしたら想像もできないんじゃないかな……。常人離れしてることは確かです」



 そういえば翔の握力って筋トレ関係なく生まれつき高いんだよね。たまに林檎を握りつぶす芸を見せてくれたっけ。

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