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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十五章 情報社会

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第八百四十話 まだまだ飛び火

「君、二人とも! 国営放送のドキュメンタリーでやってた目の見えない女の子とその幼馴染でしょ!? 最近突然変異か何かで視力が回復し、ついでに付き合い始めたっていう……!」



 大声でそう指摘され、桜ちゃんは頬を赤らめコクリと頷いた。流石にそれはこの場にいる全員が知っていたようですごい、温かい目で叶と桜ちゃんの方を向いている。



「それは俺も知ってるわ! え、まじで!」

「はいっ……!」

「へー、兄姉、弟妹でカップルなんだ…! まあそれは置いといて、俺もね、あのドキュメンタリー見てから伝えたかったことあるんだよ……! やっぱりあとでおじさんの楽屋にみんなでおいで、ね」

「はいっ」



 なんか行くことになってしまった。周りの様子からして、MCの人以外もその楽屋に集まりそうな予感がする。 

 


「なんか涙が出てきた……!」

「翔君の友人はあれだね、すごい人しかいないんだね。……そうだ、端っこの君は?」

「私ですか?」



 今度は佐奈田の番だ。

 マイクが渡される。



「私は中学からの同級生ですよ」

「……まさかさっきの情報、君からだったりする?」

「さー、どうでしょうねぇ?」

「君だろ!」



 妙に慣れた言い方で会場を笑わされる。言葉だけ聞いてたら普通の会話しかしてないけどね。

 佐奈田にはこういう才能もあったか。おそろしや。



「おっと、ここで同級生から情報がきているようです……君だろ!」

「さー、どうでしょうねぇ?」

「まあいいや。翔君は実際このように、彼女として付き合っているのは一人だけなのですが周りが美女だらけなので学校ではハーレム大魔王というあだ名がつけられています……だって、マジなの?」



 やっと翔に焦点が帰ってきた。翔はめちゃくちゃ不本意そうな顔をしながら頷く。

 本人はあまり気に入ってないもんね、このあだ名。



「まあ、わかるよ」

「そう言われても仕方ない仕方ない。イケメンだしね! 尚更だって」

「君自身はあまり気に入ってなさそうだね?」

「だってハーレムのつもりじゃないですし……男女比はちょうどいいくらいだし……」



 翔の言う通り男女比はトントンなんだ。ただ俺と叶が女の子に見られてしまうだけで。ちなみにそれを知られてもだいたい驚かれる。



「浮気とかしちゃダメだよ? いくら可愛い子が集まってるからって」

「それはしません。絶対です」

「だってぇ!」

「わふっ」



 リルちゃんが顔を赤らめた。翔も赤らめている。

 


「結構長いこと話しちゃったけど大丈夫か? あ、ちょっときつい? まあいいか。では次のコーナー参りましょう……ドン!」



 結構あっさり次のコーナーに進んだけど、なにかとっかかりとか違和感とかはない。長年MCやってきた人の手腕だろう。翔が柔道着をきて構えているところが形取られたパネルがステージ上にお姉さんによって運び込まれてくる。

 さっき教えてたプロフィール以外に、なんかシールっぽい剥がせるやつがついてることから、その中の内容を当てたりするためのパネルなんだろう。



「これは事前に翔君に聞いて得た情報によりパネルを作成したものです! 7人に答えさせながらどんどんめくっていきましょう。それじゃあまず……趣味から」

「はいはーい、はーい」

「はい、りゅーちゃん」

「可愛い女の子集め」

「せいか……いじゃねーよ。浮気しないって言ってただろうに」

「はいはーい、はーい」

「はい成田」

「ヨガ!」

「うん……あー、惜しい! そういう感じの路線でこう、もうちょっと考えて」



 それからプロレス、ホットエクササイズ、ダイエットなどの答えが出たが、正解者は出ず。

 MCの人はパネルをめくった。

 やっぱり筋トレだった。



「はー、筋トレ! 筋トレかぁ……いや、確かにすごい筋肉だもんね」

「ええ、まあ」

「普段はどんな筋トレしてるの?」

「まあ、ふつーに」

「えー、絶対なんか秘密があるって! 彼女さん彼女さん」



 りゅーちゃんと呼ばれてる人がリルちゃんのことを呼ぶ。一瞬だけ、短時間で何回も呼ばれてるリルちゃんは虚をつかれたようにビクッとしたけど、すぐに立て直して対応した。



「わふん!」

「なにか特別彼がしている筋トレとかないの?」

「わふん、どうだろう……私も手伝うことはあるますが」

「手伝うって、どうやって……ああ、この場で実践できる?」

「翔がよければ!」

「いいかい、翔君」

「ええ、マットさえあれば」

「こういうこともあろうかと、今回は大量にマット用意してますからね」



 スタッフさんがたくさん出てきて、どこに隠していたのか、マットをたくさん持ってきてステージに敷いた。



「じゃあ翔くん筋トレして、彼女さんもこっち来て手伝って」



 リルちゃんはスタッフさんに案内されながらステージへと向かう。その間に翔はMCの人に尋ねていた。



「あの、筋トレしやすい格好になってもいいですか?」

「ああ、もちろんいいよ。裸とかパンツ一丁とかじゃなきゃね」

「わかりました」



 そういうと翔は上に着ていたものを全て脱ぎ去り上半身裸になった。下半身はそのまま。

 その瞬間、うっとりとした悲鳴が会場に響き渡る。

 リルちゃんも立ち止まってうっとりとした顔を浮かべている。みんな、気持ちはわかるよ。とっても魅力的だもんね。

 

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